遮熱塗料の真実をお伝えします！

公開日：2022.9.29　最終更新日：2023.5.25

この記事はYouTube動画『遮熱塗料の真実をお伝えします！』の内容と同じです。

1 遮熱塗料の本当の効果
2 まとめ

遮熱塗料の本当の効果

皆さんは「遮熱塗料」と聞くと、
どんなイメージをお持ちでしょうか?

「熱を遮ってくれる」
「暑さ対策に良い」
「エアコンの効きが良くなる」

いろんなイメージがありますが、
実は遮熱塗料を正しく理解している方は少ないです。

そこで今回の動画では、
「遮熱塗料」について、プロ目線の深掘りしたお話をさせていただきます。

知識その1　主に屋根に使うもの

今では外壁塗装にも使われるようになりましたが、
もともと「屋根」を塗って、室温を下げることを目的に誕生したのが始まりです。

なぜ、屋根用だったかと言えば、
屋根は、太陽光を一番浴びやすい場所だからです。

さらに「遮熱塗料」は、ほとんどが工場の屋根用に使われていました。
工場の屋根には断熱材がありません。

だから、何もしないと室内温度が上がるので、
「遮熱塗料」が必要だったということです。

知識その2　部材を守ることが目的

屋根の当たる熱を反射することで、室内温度の上昇を抑える。
それが一般的な「遮熱塗料」のうたい文句です。

それは間違いではありませんが、建物にはいろんなカタチや性能のものがあり、
塗れば確実に室温がさがるという話ばかりではありません。
あくまで、場合によります。

しかし私が考えます性能は、必ず成果があるものになります。
それは「部材を熱から守る」ためにあるという話です。

正直、最近の住宅は、建物の構造上、遮熱・断熱性能が最初から高いです。
それこそ室内の温度上昇は、それら性能によってかなり軽減されます。

むしろ大切なのは、外壁部材自体を守ることです。
「遮熱塗料」は、建物自体の温度上昇を抑え、
部材の劣化を軽減することに貢献するんですね。

日本で最も多く試用されている外壁材は窯業系サイディングというセメントが主成分のボードです。
めちゃくちゃ熱を吸収して熱くなります。

熱は建物の劣化因子である、紫外線、雨と合わせて３大劣化因子と言ってもよいものになります。
サイディングの温度上昇を遮る意味では遮熱塗装の効果があると言えます。

知識その3　白い方が効果あり

遮熱効果のお話をします。
実は白色と黒色を比べた時、熱の反射率は白色93％、黒色20％～30％です。
つまり、遮熱効果が高いのは「白色」なんです。

遮熱塗料の黒系と、普通の白い塗料ですと、遮熱効果は普通の白いペンキの方が高いです。

だから、とにかく「遮熱塗料」で塗れば熱が下げるって話ではなく、
どんな色で塗るかで考えると良いです。

最近では、外壁を濃い目で塗られる方も多くいらっしゃいます。
そうしたとき「遮熱塗料」も検討されると良いということですね。

「遮熱塗料」について、いかがでしたか?
ちなみに最近では、一般の住宅にも「遮熱塗料」が使われるようになりました。
例えば、アステックペイントのリファインシリーズですが、
三輪塗装塗装のおすすめ商品になりますが、
遮熱性能を有する外壁塗料になります。
合わせて汚れが付きにくい超低汚染効果、藻コケが生えない効果、
もちろん高耐久、長持ちする塗料です。

これから塗り替えされる方は是非外壁塗料の性能に遮熱効果があるものを選ばれる良いと思います。

ぜひご参考になさってください。