スタンプラリーの旅
2023年7月27日(木)
2023年7月27日(木)
長めのお休みを頂いて友人と温泉旅行に行ってきました。
のんびり、ゆったりが目当てです。
初日はサービスエリアによりながら、戸隠神社へ。
神社周辺のお蕎麦屋さんでお蕎麦を頂きました。
甘めのそばつゆ、おまけのそば団子もおいしかったです。
ご存知の方も多いかもしれませんが、戸隠神社は岩戸伝説で有名な地です。
天照大神が岩戸の中に籠ってしまったので、岩戸の前で楽しく歌ったり踊ったりして天照大神を誘い出すというあのお話
戸隠神社は「奥社」「九頭竜社」「中社」「火之御子社」「宝光社」の5社ありますが、
踊りを踊った神様が祀られているのが火之御子社、二度と籠ってしまわないように岩戸を投げ捨てた神様は「奥社」に祀られています。
以前も来たことがあるのですが、3社しか回れず、今度こそは5社とも参拝しようと意気込んで、まずは中社から。
車で移動し、奥社と九頭竜社へ。
この駐車場から奥社へ向かう参道が素晴らしい!
立派な杉がズラリと並び、山門の屋根に草が生えていい雰囲気を醸し出しています。
が、この参道がなかなか長い坂道で、最後は大きな石段を登らなくてはならないので、結構息切れです。
おっと、旅館チェックインが迫ってきました。
急いでお参りを済ませて下山、車で移動、火之御子社を参り、また車で移動、最後に宝光社へ。
この宝光社への階段がこれ
時間がないので、運動部のトレーニングさながら体力の許す限り一気に登りました。
息を切らしてやっと念願の5社めぐりができました。
御朱印帳に5社そろったので、特製のしおりを頂戴しました。
達成感の余韻もないまま急いで戸隠から渋温泉へ向かいます。
1時間と少し。
なかなかレトロな温泉街「渋温泉」に到着。
私たちが宿泊するのは歴史の宿金具屋、一度この目で見てみたいと思っていた旅館です。
木造4階建ての建物は全国的にも珍しく、国の登録有形文化財の建物、建築好き魂がうずきます。
旅館の建物ガイドツアーに参加。
とにかく凄いです!!
通りに面した建物と、奥の山側に建てられた建物の地面の高低差があるため、2つの建物の間にエレベーター棟の役割を果たす建物でつないで一つの建物にしていてます。
玄関から奧の建物の大広間までは、8階建ての差があるうえに、増改築を繰り返してとても広い旅館です。
奥の建物の大広間は130畳(5×13間)中には柱が一本もなく天井裏がトラス構造になっているのだそう。
木造でこれだけの広さ、高さで作れるのがすごい!
そして、登録有形文化財の木造4階建て建物「斉月楼」は当時の温泉旅館の最先端かつ、最高級であったろうと想像されます。
廊下には屋外をイメージさせるように、窓台や庇などを出したり、富士山をかたどった窓を作ったり、床に石を敷いてみたり、遊び心と贅沢が満載。
迷路のような作りで、廊下ごとに異なる意匠は大人でもワクワクしてしまいます。
さらには、旅館内に共同浴場や貸切風呂が8ヶ所もあって、お風呂も探検できます
ツアー後は広間で食事をして、次は9つの外湯めぐりへ。
旅館から貸し出された専用の鍵でしか入れない外のお風呂を9つ回ります。
銭湯のように男女はわかれているものの、番台はなく、鍵で開けるとすぐ脱衣所です。
湯船も家庭用浴槽の2倍程度でこじんまりの様相。
源泉かけ流し、水で薄めていないのでとにかく熱いお湯で、自分達で好きに水を足して適温にしてお湯につかります。
それでも熱いので、長湯は禁物。
すぐにお湯から上がって、次のお風呂を目指します。
脱いでは着る、着ては脱ぐの繰り返し。
浴衣とはスバラシキカナ。
温泉街の街並みもレトロで素敵です。
さすがに昼間の戸隠の歩きと、お湯の熱さで疲れたので、4つだけめぐり、残りは翌日に持ち越しました。
翌朝、とろろご飯の朝食を食べて、また熱々のお風呂巡り。
なんとか全制覇です。
今回の旅は戸隠の5社、渋温泉の9湯、昔のスタンプラリーツアーでした。
のんびりゆったりのはずが、時間の都合で結構ハードな体育会系の旅になってしまいましたが、楽しめました。
帰路は安曇野経由で大王わさび農場によって、ワサビ丼を食べて帰りました。