足立 愛子
岡山旅
2023年10月24日(火)

先日、お休みを頂いてハレの国・岡山へ行ってきました。

ここのところ旅行は車移動だったので、久しぶりの電車&新幹線移動にワクワクドキドキ。

名古屋から岡山へ新幹線で1時間40分ほど

レンタカーに乗り換えて吉備津神社を目指します。

岡山は車の運転が荒いと聞いていましたが、そうでもない感じ。

迷いながらも20分そこそこで到着しました。

2つ並んだ破風が立派な本殿は国宝です。

吉備津神社のホームページで確認すると

-建築学上では『比翼入母屋造』と云い全国で唯一の様式であるので単に『吉備津造り』とも云われます

らしいです。知らなかった(忘れてた!?)

今から600年前の室町時代・足利義光の時代に再建され現在に至るそうですが

その時代にこの大建築、素晴らしいです。

吉備津神社の一つの見どころ、長い長い一直線の回廊です

このトンネル感がたまらんです。

 

吉備津神社のあとは市内に戻り、日本三大名園の一つ後楽園でお散歩です。

観光客も多く見られましたが、とにかく広大なので人がごった返している感じがありません。

ほんのり吹く風にかすかに波打つ水面も美しく。

 

庭園を離れ岡山城も見てきました。

烏城(うじょう)と言われる黒い壁のどっしりと大きなお城です。

2022年に大改修を終えたばかりなようです。

そして松丸亮吾さんのリドラ制作の謎解きイベントが行われていました。

私たちもトライ!

お城の事を学びながら謎解き、楽しかったです。

 

岡山城から駅に戻り、レンタカーから電車に乗り換え倉敷へ。

一旦ホテルにチェックインして、予約していた懐石料理を。

マツタケ、柿、栗、これからおいしくなるというサワラなどなど、

備前焼の器や、紅葉をあしらった盛り付けを楽しみながらおいしくいただきました。

夕食後は夜の風情ある倉敷の街をお散歩。

 

翌日も倉敷の街を歩きます。

大原美術館は必須。

倉敷紡績で財を成した大原孫三郎氏が日本初の西洋美術館として昭和5年に設立した美術館です。

この美術館には小島虎次郎氏が欠かせない存在で、展示品の多くが小島氏が孫三郎氏の財力を借りて収集したものです。

モネやマティス、ゴーギャン、ルノワールなど美術史に名を残す巨匠の作品が見られるのは凄すぎです。

そしてこの美術館の目と鼻の先に黄色の瓦が異彩を放つ有隣荘があります。

有隣荘は孫三郎氏が病弱な妻を思い、家族がゆっくり暮らせるようにと建てた住宅で、普段は非公開ですが特別公開中で宅内も見ることができました。

畳・床の間・書院の和、テラス・暖炉の洋、中華風の格子の中、和洋中折衷の住宅です。

贅沢なしつらえはもちろん、天井が高いのが印象的でした。

 

倉敷のもう一つの顔アイビースクエアにも行ってきました。

明治の赤煉瓦の工場建物を今から50年前の再開発によりホテルや商業施設に再生された場所です。

ジーンズのお店や博物館、ホテルなどがありました。

いっぱい歩き、帰りの新幹線はぐっすり。

2日間で30915歩、よく歩きました。

歩けるうちにまだまだあちこち旅行したいです。