外塗装壁の訪問販売に潜む危険性と対策について-強盗の下見の可能性も?!
2024年10月22日(火)
最近、連続強盗事件が世間を騒がせていますね。
なんとこの怖い強盗事件、工事業者を装った下見が行われているのではないか?という注意喚起も耳にします。
外壁塗装を考えているタイミングで訪問販売の業者が来ると、「ちょうどいい」と思うかもしれません。
しかし、この訪問販売には注意が必要です。
中には悪質な業者も存在し、場合によっては安全面にまで影響を考慮するリスクがあることを覚悟してください。
この記事では、外壁塗装の訪問販売に潜む危険性と、その対策について詳しくご紹介します。
目次
1. 訪問販売が増えている背景
外壁塗装業界では、訪問販売を行う業者が増えています。外壁塗装は定期的にメンテナンスが必要なため、家を見て塗装が必要そうな住宅をターゲットに営業をかけるケースが増えているのです。家主にとっては、業者が直接来てくれるという利便性が感じられるかもしれませんが、すべての業者が信頼できるわけではありません。
2. 悪質な業者の存在
訪問販売には、信頼できる業者もいますが、一方で悪質な業者も少なくありません。悪質業者は、一般的には以下のような手口を使います:
- 高額な工事費を請求: 本来の相場よりもはるかに高い価格を提示し、素人の消費者に過剰な費用を払わせようとします。
- 質の低い施工: 施工内容が十分でなく、塗料の質が悪かったり、作業自体が雑だったりすることがあります。その結果、短期間で再塗装が必要になるケースもあります。
- 不要な工事を提案: 家主に不安を抱かせ、実際には必要のない追加工事を提案してくることも多いです。
3. 訪問販売と押し込み強盗の関連性
さらに注意が必要なのは、訪問販売を装った「下見行為」が行われる可能性です。外壁塗装の営業を装って家の状況を詳しく調べ、後日押し込み強盗に繋がるケースが報告されています。具体的には、家主がどの時間帯にいないのか、家の防犯設備がどの程度整っているかなどをチェックされることがあります。
4. 外壁塗装業者を選ぶ際のポイント
外壁塗装の訪問販売における危険性を理解したうえで、ではどのように業者を選べば良いのでしょうか?いくつかのポイントを押さえておくことで、悪質業者に騙されるリスクを大幅に減らすことができます。
① 複数の業者に見積もりを依頼する
最初に心がけるべきは複数の業者に見積もりを依頼することです。たった一社の見積もりだけで決めてしまうと、価格が適正かどうかの判断がつきません。複数の見積もりを比較することで、相場を把握し、不必要に高額な費用を請求されていないかを確認できます。
② 業者の実績や評判を調べる
次に大切なのは、業者の実績や評判を調べることです。インターネットでの口コミや、知人の紹介など、実際にその業者で施工した経験がある人の声を参考にするのは非常に有効です。
③ 契約内容をしっかり確認する
訪問販売で一番多いトラブルは、契約内容に関するものです。契約書にしっかりと目を通し、特に工事内容、費用、支払い方法、保証期間などを細かく確認することが重要です。不明点があればその場で質問し、納得できない部分があれば契約を延期する勇気も必要です。
④ 消費者センターに相談する
不安な場合は、消費者センターに相談するのも一つの手です。消費者センターでは、悪質な業者とのトラブルについての相談に乗ってくれたり、アドバイスをしてくれたりします。
5. 訪問販売を避けて安全な取引を
外壁塗装の訪問販売には確かに便利な一面もあります。しかし、悪質業者や安全面でのリスクを考慮すると、訪問販売だけに頼るのは避ける方が賢明です。自分から複数の業者に連絡を取り、見積もりを取るなどのプロセスを踏むことで、より安全で適正なサービスを受けられるでしょう。
6. まとめ
外壁塗装は、住宅の美観だけでなく、耐久性や安全性にも大きく影響する重要な工事です。だからこそ、業者選びは慎重に行い、訪問販売に頼る際には特に注意が必要です。この記事でご紹介したポイントを参考にして、悪質業者やトラブルに巻き込まれないよう、賢く業者を選びましょう。