防水塗料 プラチナECコート5000EX
2016年7月9日(土)
こんばんわ。
名古屋にて開催されたプロタイムズの研修へ行ってまいりました。
他店舗さんとの情報交換や、今後の方針など各種会議の中で、新製品の発表がありました。
遮熱防水塗料 プラチナECコート5000EX です。
この塗料、伸縮性に優れており、600%の伸長率を持ちます。
そのため、ひび割れに強く、建物全体を水から守る、素晴らしい塗料です。
ただ素晴らしい塗料にも欠点があります。施工の難易度です。
伸縮するという性能を発揮するためには、塗布量の厳守が基本となります。
その塗布量が通常の塗料に比べ2倍ほどあるため、普通に塗っていては基準量を塗ることができません。
標準の塗布量で、0.5kg~0.67kg/㎡。
この板材は、900mm×450mm。0.4㎡の板材です。
つまり、この板を仕上げるには、0.2kg~0.26kg の量を塗る必要があります。
2回塗りで仕上げていく場合、その半分が1回分の量となります。
0.1kg~0.13kgが1回分の塗布量です。
たっぷりつけて、均一に塗り広げていきます。
粘度が高いため、表面がつるつるにならず、波模様がついてしまいます。
ローラーマークといいます。
時間の経過で緩くなり、乾燥すると引き締まるので波模様はゆるくなりますが、
どうしても独特の仕上がりになります。
1回塗り終わって、-120g = 0.12kg 使用しました。基準量をこえてます。バッチリです。
塗布量が守られていなくとも、色はしっかりとついてしまうため、施主様にとっても確認しにくい部分となります。
しっかりと長持ちする塗装工事においては、塗り缶数が非常に重要なポイントとなります。