瓦とカラーベストについて
2018年9月2日(日)
皆さんこんにちは。
まだまだ暑い日が続きますね。体調管理には気をつけていきたいですね。
台風も来てるみたいなのでしっかりと台風対策をしておきたいですね。何かあってからでは遅いですので、、、
さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。
今回は、瓦とカラーベストについて少し紹介します。
まずは、屋根について説明します。
屋根は瓦が使用されています。 耐候性が高く、耐熱性、断熱性などにも優れています。しかし、重量が重く、耐震性には配慮が必要となります。
瓦は塗装の必要はありませんが瓦の割れやズレ漆喰などはメンテナンスが必要となります。
漆喰が剥がれますと雨の時に葺き土が流れ棟が崩れてきて雨漏りの原因になったりしますので注意が必要となります。
現況です。
屋根の頂点の棟を固定している釘が浮いている場合があります。これは気温の影響により膨張や伸縮をするなかで釘を一緒に押し出してしまいます。放置しておくと台風の時などに棟が外れたり飛んでしまったりしますので注意が必要です。
雨漏りの原因にもなります。
釘浮き状況です。
浮いている釘の部分などから水が入り漆喰が剥がれたりコケが生えたりしています。
漆喰が剥がれますと雨の時に葺き土が流れ棟が崩れてきて雨漏りの原因になりますので注意が必要です。
漆喰状況です。
続いてカラーベストについてです。
カラーベストは薄型スレート瓦と呼ばれています。
主成分は85%がセメント15%が石綿等で構成されています。厚さが4.5mmと薄く、軽い為地震対策としても人気の高い屋根材となります。欠点としましてはセメントが主成分の為、水を吸いやすいのが特徴です。
水を吸いやすいため寒い地域では使用ができません。なので寒冷地の北海道にはこの屋根材は一棟もありません。
現況です。
このようなひび割れを放置しておくと水を吸ってしまい割れてしまい雨漏りの原因になりますので注意が必要です。
補修などをして塗装することが重要となります。
ひび割れ状況です。
瓦同様棟を固定している釘が浮いている場合があります。
こちらも放置しておくと台風の時などに棟が外れたり飛んでしまったりしますので注意が必要です。
釘浮き状況です。
カラーベストの塗替えの際に縁切りと言うとても重要な工程があります。
縁切りとは塗装を行う際に瓦と瓦が重なった部分に溜まった塗料に対して、切り込みを入れることで雨水の排水口を作る作業のことです。
縁切りを怠ると、本来隙間がなければならない部分を塗装時に塗料で塞いでしまうので、雨水の逃げ道がなくなり、毛細管現状を起こし、野地板や天井裏などへ雨水が逆流し、雨漏りを誘発する原因になりますので注意が必要です。
そのため塗装時には縁切り作業が必ず必要となります。
いかがだったでしょうか?
では、この辺で、、、。