川と暮らす

2018年7月6日(金)

こんにちは。
よく降りますね。
このところの雨で長良川の水位が随分上がっていて、
私の住んでいる地域は昨夜、真夜中に避難勧告が出されました。

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鵜飼の時期にはこんな美しい光景を見せてくれる川ですが、
こんな大雨の時ばかりは脅威になります。
幸い、住宅までは水がくることはなく朝を迎えることができ、
ひと安心しましたが、まだまだ続きそうな雨、油断は禁物ですね。

10年以上前に、近くまで浸水した覚えがあり、
詳細を調べてみました。

1番最近では平成16年10月、台風23号がきた時に浸水があり、
岐阜県公式HPの「過去の主な浸水実績について」のページによると、
地区内の床上浸水戸数が81件、床下浸水戸数が21件、とあります。
当時の地区内世帯数が254世帯、と関市の記録にあるので、
地区内約3割の住宅が床上浸水した、という恐ろしい事実が明らかに。
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【国土交通省「岐阜県 過去の主な水害」の資料より】

規模としては戦後最大の洪水だったようで、
こんなことには滅多にならない、と思いたいです。

調べているうちに他にも気になる資料を見つけました。
「岐阜県 県土整備課 河川課」による
「伝統的防災施設」というパンフレットです。
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表紙に『「霞堤(かすみてい)」や「輪中堤(わじゅうてい)」を残し、
地域を洪水から守ろう』とあります。
耳なじみのない言葉ですが「霞堤」とは上流部で切れ目を入れてある堤防のことで、
切れ目からあふれた水を遊水区域に貯め、
その下流で起こる大きな水害を避けるための仕組みのようです。
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「遊水区域」と説明されていますが、
そのすぐそば、ほぼ同じ高さに見える場所にも住宅があります。
「霞堤」からつながる「遊水区域」ならば、はっきりとそう決めて、
居住地域としてはいけないのでは?
などと思ってしまいますが、
滅多にない大洪水の時だけだから・・・ということなのでしょうか?

戸数で言ったら、もちろん下流の街に比べたらうんと少ないですが、
でも暮らしがあるのです。
それも承知で住んでいるなら仕方がないと言われてしまうかもしれませんが、
何も知らずに家を買ってしまい、浸水になりびっくりした、
という方のお話も聞いたことがあります。
うーん、なんだか複雑な気分になります。

複雑な気分と言えば、
昨夜の避難勧告で避難場所として指定された場所は、
私たちの区域からは橋を渡った先にある小学校、、、無理!
橋とは反対の方向に集会所もありますので、いざと言う時はそちらですね。
なんなら始めからそちらを案内して欲しい・・・

今回いろいろと調べて思ったこと、
自分達の地域について、自分達が1番知っていなければいけない、
そして自分の身は自分で守る、
その2点が大切、ということですね。

普段はとってもきれいな川です、仲良く暮らして生きたいものです。