代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
内装塗装の市場規模を予測して見ました。関市の市場は・・・
2016年6月29日(水)

今日は少しマニアックなネタです。

塗り替えに興味がおありの方がご覧頂いて見えると思いますが、

全く意味のない記事となりますことお許し下さい。

 

 

我々の塗装工事には内装工事と外装工事がございま。

中と外という事です。

中の塗装、内装工事の市場について自分流(自分解釈)に分析をして見ました。

内装塗装とは、建物内の天井、壁が主立った部位となります。

EP仕上げ、多彩模様仕上げ、珪藻土・・・いろいろあります。

 

昔は塗装屋の仕事としてかなりの仕事量がありましたが、今ではビニールクロスにその市場を奪われてしまいほぼ存在しません。

 

クロスは意匠性(デザイン性にすぐれ)もよく、工期が短く、結果的に安価で、一戸建て住宅や公共施設、企業のオフィスも含め最も普及し一般的な素材です。

 

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↑ これもクロス

これもクロス ↓

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技術的にも塗装に比べ簡単でもあります。

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一方塗装は工期が長く、手間が掛かるため高価であり、昨今では高級仕上げとなっています。

高い技術も必要で、出来る職人さんも減っています

 

大阪の内装塗装職人 大先輩の佐藤さん この方は一流です!!

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業界としてはクロスに取って代わられた市場を奪還しようと、塗料メーカー、塗装会社が躍起になっていると言う今の流れです。

 

しかし、易いモノから高級なモノへはそうそう変わるモノではありません。

ズバリ! その市場を奪還する事は出来ない!と言うのが私の考えです。

 

厳密に言うと都市部はなんとかなる!行ける!

田舎では商売にならない!

一部の方々には塗装の良さを理解して頂き、高級仕上げを選んで下さることもあると思いますが、あくまでも確率論の問題!

田舎でそんなお客様が存在し、自社に発注下さる確率は限りなく低い・・・

 

 

以下が私の考え方です。

先ず内装塗装市場について、某一流メーカーに聞いて見ましたところ

内装塗料出荷ベースの市場は180億円

 

(外装市場は調べて下りませんが、参考までに内装メーカー「サンゲツ」の年商は1130億円。カーテン、カーペットもあるかもしれませんが、やはりクロスがメイン商材とすると、1メーカーのみで1000億円の市場が有る事からすると、全体では3000億いや5000億円規模で有る事が想像出来ます)

 

180億円の内、100億円がオフィスの壁天井という、内装仕上げでも最も安価で且つ大面積な市場分。

正直田舎ではそんな仕事はほぼありません。

 

残りの80億円が高級な内装仕上げはと言う事になります。

 

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都市部は行ける!田舎では商売にならない!

という点を数字的に追って見ます。

 

 

人口の32.2%が政令指定都市+東京23国の町に集中し、多くの経済活動はこの町に集中している事が予想されます。

 

そしてその経済活動の規模は人口の2倍と予測すると!?

32.2%の2倍=約70%!

 

80億円の約70%の56億円は「政令指定都市+東京23区」なんで

それを残りの24億円が全国の地方、我々田舎と言う事になります。

 

24億円を②-①(地方の人口)で、割ってやると、1人あたりの値が出ます。

計算では27.8円となります。

 

岐阜県の人口が206万9000人 × 27.8円 = 5.751万円

2郡7町1村で構成されている、中濃地方では40万人 × 27.8 =1.112万円

関市の人口が8万9000人 × 27.8円 = 247万円

 

247万円という市場でシェア50%取ったとしても、123.5万・・・

限りなく市場がないと言う話です。

 

わかった事

・いくら付加価値の高い商品であっても、人口の少ない地方では商売として成り立たない。

 

・デフレ社会において安価なクロスには勝てない・・・

 

・但し、塗装の良さを伝えて行くのは私達の仕事。
PRはこれからも続けて行きます。

 

以上 マニアックな話でスミマセンでした。

ひょっとメーカーの人が見てくれたいいなぁと思います。