塗膜の不具合クレーム・・・痛恨の極み
2017年3月6日(月)
2017年3月6日(月)
塗装工事会社である三輪塗装
塗装会社は塗装をする会社
塗装会社は塗料メーカーが作った塗料を職人の技術を駆使して作り出す。
だから塗料メーカーと施工会社・職人は密接な関係と言えます。
共に協力して外壁や屋根を守ることを仕事としています。
塗装でのクレームには塗って早期に剥がれる、変色する、艶が消える等々あります。
剥がれるという症状は主に施工側の不備が多いと思われます。
乾燥不足、塗布量不足、硬化剤硬化不良、等
変色するというのは塗料メーカーが原因であることが多いと思います。
ここ10年で塗料の不具合を認めた塗料メーカーは4社
多くが早期の変色、艶ひけ(艶が消える)
4社の中にはあの誰もが知っている一流メーカーも含まれます
意外と塗料不具合があることがわかりますよね。
塗料は市場に出される前に様々な試験をクリヤーしているはずなので、不具合なんて起きっこないと思いがち。
使っている最中はその塗料がそうなるとは夢にも思っていない訳ですし・・・
「新商品がでました!前回の1.5倍の耐候性の塗料ですよ」
「新しい塗料が出ました。画期的に汚れが落ちますよ。あの設計士お墨付きです」
等々、様々なトークに乗せられて!ではありませんが、お客様に貢献が出来るぞ!とその気持ちで新しいものを採用することになります。
実際塗料の世界は日進月歩で次々高性能な素晴らしい塗料が市場に出されていくのは本当の話で、不具合が出る塗料は極々わずか・・・
しかも発売されて最初は良くてもある時期、期間のロットだけに出る場合もあります。
塗料を構成する一部、たとえば顔料のうちの赤の異常があったとかで不具合が発生してしまうこともあるわけです。
原因の究明に1,2年かかる場合もあります。
そのときの不具合は材料ではなく、施工方法として処理される場合もあります。
そうなると何度直しても同じ不具合を繰り返すことになる。
塗料は化学であり、その中身もクローズで到底私たちが詳細を知ることは出来ません。
自分たちで調べることができるとすれば、暴露試験10年間経過を見守るということでしょうか?しかし10年間見守ることは現実的ではありません。
お客様には全く関係のない話ですが、施工会社として自分の腕や施工方法が間違っていたことが原因ではない、塗料の不具合ほど悔しいことはありません。
正直あと数棟のやり直し施工が控えておりますが、ただただ私たちは再施工をして本来の塗装を提供するのみ。
申し訳ございませんがそれしかありません。
施工をお待ちのお客様 今しばらくお待ち下さいませ。