建設業の社会保険未加入を急げ
2017年3月28日(火)
2017年3月28日(火)
政府はこの4月から建設工事の元請会社に対し、社会保険加入の徹底に動くと。
建設業には一人親方というカタチで従事する作業員が多い。
中小企業の主に民間現場をわたり歩くスタイルで、そこに社会保険加入の義務がないことも大きく未加入に影響している。
しかし現状、未加入業社には経営が不安定な企業が多い。
給与の約15%の負担は決して楽に支払える費用ではないのはわかる。
1次下請けならともかく、2次の請負価格は常用に毛が生えたようなもの。
都市圏では3万、4万の日当もあると聞くが、地方では1.8万から2万が相場。
とてもそれでは支払えるような金額ではない。
よく業界の地位向上を!という発信している方が見える。
内容は正しい施工をしてお客様に喜んで頂く、貢献する!と言った心意気に関わるところが多いように思える。
しかし本質は自分が豊かになってこその貢献。
(儲からないから貢献出来ない!という論議ではない)
いずれにせよ豊かに成れないような業界であれば若い人が入って来る訳がない。
雇用保険、厚生年金に未加入業社ではそもそもスタート地点にも絶っていないと同じ。
親さんも許してくれないだろう!
ここ都市部を中心に慢性的な人手不足と言われているが、社会保険加入が発注の条件になるとより一層の人手不足を招くことにもなりかねないでしょう。
それでも社会保険加入は若い人材の安定雇用には欠かせない。
因みに(有)三輪塗装はこの7年で売上が6倍になりましたが、深刻な職人不足を感じた事はありません。(営業・施工管理者不足はありますが・・・)
「業務多忙につき急募」と発信する求人チラシを見かけることがありますが、正直来てくれる人なんている訳ありません。
急募は無計画そのもの。
あと(有)三輪塗装ではお客様満足度同様に協力業社満足度を高めるという方針を掲げています。今お付き合いを頂いている業社さんを大事にするということです
・協力業社は大切なパートナー
・安定的な工事量の発注
・明日の仕事を今日やっているか?事前段取りの徹底
情報や知識の提供も行っています。
技能士試験に向けてのフォローも行っています。
現在自社研修場の建設にも着手しました。
(有)三輪塗装は協力業社さんに選んで頂ける会社、認めて頂ける会社にして行きたいと思っています。