防水工事
2019年6月17日(月)

こんにちは

梅雨に突入して雨の合間に塗装の作業をするのですが、なかなかダンドリどおり進めるのが難しい季節になりました。

そんな梅雨でも天気の日をねらって防水工事をやりました。

今回はベランダの防水工事について簡単に書いていきたいと思います。

防水工事をする前の状態です。

もとの防水はFRP防水です。新築時に行った工事ですが、FRPの浮きなどは無く比較的良好な状態です。

ただ、藻などが発生して緑色になっています。

あと細かいひび割れがあちこちに発生している状態でした。

汚れが溜まりやすいのがエアコンの室外機の後!ここはゴミ、落ち葉、藻などが発生しやすい場所です。

ドレン部分も汚れが付きやすい場所になります。

あとドレン廻りのごみがドレンにつまり、バルコニーの水がながれずプールの様な状態になっているときがあります

ドレンの状態はたまに確認して掃除をすることをお勧めします。

 

バルコニーのサイディングの小口も水が溜まりやすく、劣化しやすい場所になります。

塗装の際はしっかり塗ってもらいましょう。

あと、水の通り場所の溝の部分も藻など発生しやすいので綺麗に掃除すると良いと思います。

写真は、洗浄後に下地処理をした状態です。

汚れをしっかり取った後、表面を削って処理します。

すごくきれいになってますね。

 

掃除後はプライマーと呼ばれるものを塗ります。簡単に言うと接着剤です。

これを塗ることで、次に貼りつけるシートがしっかり密着するようになるのです。とっても大事な工程です。

次にシートを貼ります。

シートを張るのですが、先ほど話したプライマーが乾いてから貼ります。接着剤だからといって、乾いてないときには貼りません。

このシートには防水層を長持ちさせる秘訣が隠されています。それは接着剤の付いている場所と付いていない場所が交互にあるのです。

なぜかと言うと、接着剤の付いてない部分は少しだけ空間が出来ます。その空間を、空気が通るのです。

防水は中にはいった湿気が天敵で、浮き上がる原因になります。そこで浮き上がらないように湿気と一緒に空気を外に逃がす役目があるんです。

このシートを貼ったらあとはとにかく隙間ができないように、防水層を作っていきます。かなり分厚い層なので材料も大量に使います。

防水工事がお金がかかるのはそのせいでもあります。

最低5ミリの層を作ります。

こんなにテカテカになるまで流していきます。

しっかり厚みも確保して、丁寧に作業を行うとこんなに綺麗になります。

なかなかDIYではできない作業ですね。

今回は簡単ですが防水作業を紹介しました。

気になる点をもっと詳しく聞きたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
ご相談・現地調査・お見積もりは無料で行っております。

また、ショールームにお越し頂くと、専門知識を持ったスペシャリストに相談が可能です。