見落としがちな外装工事
2019年8月8日(木)
2019年8月8日(木)
まさに「酷暑」の今日この頃です。
室内でも熱中症にはご注意を。
さて、私たちはよく外部の塗装のご依頼を受けて、調査にお伺いしますが、
みなさん「色があせてきたから」とか「ご近所さんがやってて・・・」といった理由で調査をご希望されます。
でも外壁だけじゃ済まないお宅もちらほら。
というのも外壁塗装工事で足場を建てたら、屋根や樋も直しておきたいですよね。
だって、足場を建てるなんてなかなかない機会ですし、足場もタダでは建ちませんから。
なので、調査の時にはたとえ塗装の必要のない瓦屋根でも漆喰が傷んでいないか、瓦がズレたり割れたりしていないかも確認します。
また、樋も割れたり、垂れたり、勾配がくるっていないかも確認していきます。
そしてもう一つ、ベランダ防水も見落としてはいけません。
特にFRP防水と言われる防水層は、パッと見傷んでいないようですが、
10年以上経った防水層だと、細かなひび割れが発生していることがあります。
このひび割れから水が入り、防水層を形成している構造材などに影響が及ぶ前に防水層の改修工事をしておかないと、大変なことになります。
意外に重要なベランダなのですが、普段ベランダにはめったに立ち入らないので傷んでいることに気付かない方も見えます。
建物も人間も同じ、年に1回の健康診断と同じで、お家の点検もしてあげてくださいね。