足立 愛子
責任は最後まで
2019年8月30日(金)

物事には始まりと終わりがあります。

人として最後まで責任を持ちたいというお話し。

 

ペットの遺棄問題

かわいいだけで手に入れてしまって飼えなくなったペット。

保健所で殺処分したり公園に遺棄したり。

また、避妊手術をしないために、どんどん増えてしまったり。

お金を出して手に入る”物”ではなく、ペットは”パートナー”であるという認識が低いあまり、こんなひどいことが起こってしまうんですよね。

「この子を飼おう!」と思ったら、寿命が何年で、その間自分が健康でお世話を続けられるかをまず考えて欲しい。

ペットを飼う責任能力を自分に問うて欲しい。

 

ちなみに私の大好きな鳥。

大型のオウムなどは50年以上生きる個体もあります。

いつかオウムと暮らしたいという夢はありますが、

そうなると自分が飼える体力がなくなった時に、子に引き継ぐとか、どこか預ける先を検討しておかないと飼えないなと思います。

だからまだまだ夢の夢です。

 

人間も産まれたら死に向かって行くわけですから、遺書を含め終活を行う方も増えてきました。

財産だけでなく、葬儀の事、お墓の事など、生前整理をして自分の人生に対して最後(最期)まで責任を持つという素晴らしい行動です。

 

では住宅はどうでしょう。

住宅はお金で買える”物”です。

物ではあるのですが、私たちは建物を人の体にたとえて、建物の劣化診断を「建物の健康診断」と言ったりします。

生き物に限りなく近いものだと思っています。

だからちゃんとメンテナンス、管理をすることは、やはり人の責任。

最近関市内でも空き家が結構あるように思います。

朽ちて屋根瓦の落下や窓ガラスの破損など、近隣の人々に危険もあります。

建物の最後(最期)に責任を持って欲しいと思います。

最期にせずとも、リノベーションして再生を図るのもいいかもしれません。

8月31日は空き家整理の日だそうです。

一度建物の最後(最期)につても考える機会にしてみてください。

切実な空家問題のある方は関市のホームページ http://www.city.seki.lg.jp/0000010433.html も参考にどうぞ。