代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
芸術家の領域だね 特殊塗装を学びにTOM創屋さんへ
2024年10月25日(金)

 

塗装の仕事ってどんな仕事だと皆さんお思いでしょうか?

建物の外壁や屋根、室内の壁や床を塗ったりとペンキ屋さんの仕事ってそんな感じだと大方の方が思っているのではないでしょうか?

そこで今日は皆さんが思ってもみなかったような新しい塗装の世界をご紹介いたします。

それは特殊塗装と言う世界です。

 

 

 

ご紹介くださるのは三輪塗装も加盟する日本塗装工業会の仲間でもある

春日井市のTOM創屋 荒井社長です。

いつもお世話になります!

ショールームにお邪魔していろいろを教えて頂きました。

 

 

 

まず特殊塗装とはどんなものなのか?

1デコラティブ

2エイジング

3モルタル造形

4壁画

ざっと4種類ほどあります。

デコラティブペイントは

塗装の技術を活用して、石・岩、大理石、木目、様々な本物に似せてペンキで描く技術です。

この技術を使うと、例えば通常は貼ることができない丸柱に大理石を貼ったかのように見せたり、

複雑な形状に様々なものを描くことができます。

 

 

エイジングは

故意に物を古く見せたりする塗装です。

疑似的に錆びさせたり、劣化しているように見せたり、古いように見せる、

いわゆるアンティークな仕上げを言います。

 

 

モルタル造形は

本物のレンガを貼ったように見えますがそうではありません。

全てモルタルを一度塗り付けてから削っていきます。

さらにレンガが古く劣化した雰囲気を出すことができます。

モルタル造形の場合はエイジング塗装と複合して使われることが多いです。

 

 

壁画は

この天井がのように絵を描くこと、さらにトリックアートのよう絵を描くこともできます。

(池にかかった丸太を渡る絵)

 

 

 

これらは全て私たちが普段使っている一般的な塗料を、

これまたどこにでもある道具を使って描くことができます。

刷毛、ローラー、スポンジ・・・

それにはかなり高度な技術やセンス、絵心も必要かもしれませんので簡単にはできませんし、

いわゆる僕たちが普段行っている建築塗装の分野とは考え方が異なります。

 

 

 

建築塗装は発注者が要望する仕様、塗り方、色など正確に再現することが求められます。

塗料選びや仕上げ、特にムラがないようにとか、かなり緻密な発注者からの要望に応えるということが仕事になります。

特殊塗装の分野では、そこのところにこだわるわけではなく、

それよりも風愛を重視したり、Only Oneであり、作者の個性がすごく出ます。

一般的な建築塗装とは一線を画していると感じました。

 

この特殊塗装は、一般的には商業施設に使われることが多いです。

例えばディズニーランドやユニバーサルスタジオのようなアミューズメント施設ですね。

岩に見えるけど、実は発泡シロールだったとか、鉄に見えるけど木だったとか、

結局古く見える加工がしてあるということですね。

 

一般的な建築物にはあまり使われないとは思いますが、

この技術を使った仕上げとして、このような多彩仕上げというものがあります。

外壁塗り替えを行うときに部分的に使われると、見た目がワンランク2ランク上がるのではないでしょうか?

 

 


施工前

 

施工後

 

 

ちなみに、ここまでの特殊塗装を行う職人さんは、

いわゆるペンキ屋さんと言うよりかは少し違って、芸術家の色合いが出てくるみたいですよ

美術大学卒業の方も多く見えるそうです。

 

 

鉄の柱に大理石の模様が描かれている!

 

三輪塗装ではここまでの技術は正直ありません。

なぜないか?その1つはそもそも岐阜県関市にその需要がなく、勉強してこなかったということです。

ですので残念ですが、このようなご依頼に関してお応えできないわけですが

荒井さんをご紹介したり、三輪塗装の現場に入って一緒にやって頂くことは全然可能です!

 

 

そう 約束もしていただきました!

また興味がある方はご相談ください

今回は特殊塗装の世界をご紹介いたしました。

塗装って面白いですね。