代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
中古住宅購入に補助金 改修費用に最大50万
2016年8月21日(日)

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中古住宅を購入する際に必要なリフォーム工事の費用を最大50万円補助金が出ると言う国の政策で24日に閣議決定される2016年度2次補正予算案の概要に、250億円の事業費を盛り込む予定とのこと。

 

条件(詳細については若干曖昧な点あり)

・申請者は自分が住むこと。最初から転売目的で一端自分の所有物にすればOKか!?

・申請者は40歳未満であること。この年齢層にだけ絞る理由は?より活性化するのであれば絞らなくても良いのでは?と思いますが・・・

40歳以上でも現在持ち家がなく購入を検討しているのであればOKとしても良いと思いますが・・・?

・申請はリフォーム業者が購入者に代わって行う。

・申請の際には専門家が行う住宅診断が必須。いわゆるホームインスペクターが行う、ホームインスペクション。費用に5万円かかる。

・最大50万としていますが、対象は耐震補強、省エネ改修などとしています。

外壁塗装のみ、キッチン入れ替えのみでは、50万は補助されないかも!?

 

っとこのような政策ですが、これで中古住宅の流通を活性化させることは出来るのでしょうか?果たしてその思惑通りになるのでしょうか?

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日本の中古住宅問題

日本の住宅の中で中古住宅が占める割合が15%程度に止まるが、欧米では70~90%。

日本人は新築志向が根強く、古い住宅をリフォームして住まう習慣が浸透していない。

そのため、スクラップアンドビルド(古くなったら壊す捨てる、新しく購入)が当たり前。

無資源国の日本としては当然ダメな方向。

 

平成28年現在全国で820万戸ある中古住宅。平成33年には2167万戸に増えると言われています。

空き家は犯罪の温床になったりし、治安悪化も招く。もちろん街の荒廃を進める。

 

但し現実問題、中古物件の多くはバブル期にコスト・納期優先で建てられた建物で、建物としての価値が低く購買の対象にはなりにくい。

欧米のそれとは全く違うものです。

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外壁はレンガ、石、コンクリート、また分厚い塗膜の仕上げがされている

日本の薄っぺらいサイディングとは訳が違います。

 

 

それでも都会では市場が大きいので大きな成果はあると思いますが、例えば関市周辺で言いますと、建て売り物件では70坪越の土地に延べ坪42坪で2100万から2300万で購入できます。

それに対しちょっと「らしい」中古物件だと、1500万以上する。

500万のお金を大きな差と感じるかはそれぞれですが、お値頃感が乏しい訳です。

また先だって友人の物件探しに協力していた時に感じたんですが、そもそも欲しいと思うような物件が関市周辺では流通してないんです。

 

以前から国が進めていることなんで注目はしていましたが、なかなか難しい問題と言えます。

そして中古市場を育てるという事は、新築市場が鈍化します。人口減少、所得減少等もあいまり、多くの工務店が淘汰され消えて無くなることにもなるでしょう。

大きな問題が複雑に絡み合っていく事になります。

 

 

(有)三輪塗装 プロタイムズ岐阜関店としての準備

この制度を活用するのに「ホームインスペクション」が必要と書きました。

それを実施するのがホームインスペクターであり、専門的な知識を有する資格となりますが、現在岐阜県に30名ほど見えますが、弊社には現在3名が在籍しております。

たぶん塗装屋としては最大人数と思います。

 

施工ではなんでもかんでも塗って持たせるリフォーム!ではなく、建築知識を総結集して挑みます。

ここ数年、塗装屋でありながら建築に傾倒して参りましたが、塗装知識、塗膜だけのリフォームでは限界があると言う事を、塗装屋の私が一番知っているからです。

目的は塗装で守る!ではなく、どんな手を使ってでも家を守る事です。

 

 

診断からリフォームまでノンストップで出来るのが売りでございます。

 

最近は中古物件を扱う不動産業の方々からも調査のご依頼が増えております。

岐阜県関市周辺の物件のみに対応とさせて頂きますがお気軽にご相談下さいませ。