塗り替え工事 安いはいいこと?悪い事?
2017年5月15日(月)
2017年5月15日(月)
最近信じられない価格で他社に発注される現場がありました。
塗装工事における価格について少しご説明したいと思います。
家は生涯にお付き合いするモノ
雨風をしのいでくれる
1日の疲れを癒してくれる
明日の鋭気を養ってくれる
生きて行く上でとても大切な場、空間
そんな家に生涯にわたり住まう為にはメンテナンスが欠かせません。
外壁、屋根
お風呂、キッチン、トイレ、洗面
床、壁、天井、窓廻り、配管・・・
ありとあらゆるところが対象となります。
外は15年過ぎたことから
内は20年くらいから様々な不具合が出るモノ。
放置せず、そこはやらなくてはならないモノと言う事でご検討願たいところです。
その大切な家のメンテナンスをどこの誰に任せますか?
建ててくれた工務店やハウスメーカー
街のリフォーム屋さん、
外回りならペンキやさんなどの専門店
ある日訪問して来た業社さん
いろいろありましょう
勿論価格もいろいろあると思います。
出来たら安く良い施工をしてくれる会社がいいですよね。
しかしどこよりも安く、どこよりもしっかり施工!なかなか両立は出来ないのが現状です。
そもそも安いって何と比べて安いのでしょうか?
A社と比べB社が安いってことでしょうか?
例えば外壁の塗り替え工事にも相場というのが存在します。
あるサイトで塗り替え工事の相場が出ていました。そのサイトでは2000棟以上のデータを分析したとのことなので、そこそこ信頼出来るのではと・・・。
延べ坪40~49坪の場合(岐阜では平均的なお宅です)
外壁サイディング 屋根カラーベストの家の場合で
例1)外壁シリコン+屋根フッソ=140万前後
例2)外壁シリコン+屋根無し=100万前後
ということですが、世の中には安値を武器に薄利多売の業社が沢山おります。薄利小売も(笑
例1)外壁シリコン+屋根フッソ=140万前後→98万
例2)外壁シリコン+屋根無し=100万前後→65万
みたいな!
馬鹿げた金額です。
塗装の価格は
1.材料代
2.施工代(職人の日当、足場代等)
3.粗利益(営業の日当、販促代、車両や社屋の維持費、儲け等)
で成り立っていますが、安く施工する為にはいろいろなテクニックが存在します。
安く施工する為に
1. 材料を規定量使わない、シンナーで薄くする、こすって塗る(結果、品質低下)
2. 施工代を浮かす為に1日に何度も塗り重ねる、又は工数を減らす
職人の日当を極限削減する(結果、品質低下)
細かいところ、見えないところは塗らない。
3. 儲けが少なく抑えると言う事は、基本アフターメンテナンスと言うものはありません。
安全は度外視です。
近隣様への配慮も出来ません。
もしもの損害(塗装飛散事故など)に対しての保証も怪しいモノ。
とまあ、塗装屋の安値を暴くとこんなことが行われているわけです。
野菜は安いほうが良いと思いますが、それでも中国産には抵抗あります(汗
安いには必ず安い理由があります。
塗装屋は安いなら安い成りに、それなりに儲ける方法を知っています。
安売り業社も慈善事業者ではありませんからね
適正な利益は社員やその家族、協力業社、お客様の家を見守って行く為に必要です。
安いではなく価格相応が正しいと思います。
三輪塗装ではお客様の立場に合わせたご提案をさせて頂いております。
中には価格重視の現場もございます。あと5年保てばいいから!という方に高級仕様は組みません。なるべく工程も簡略化します。
なるべく長く持たせたいというお客様には、しっかりと下地処理から何から手間を掛け、高耐久塗料をオススメ致します。
安いは悪いこともあれば、良いこともあります。
皆様 よくお考えの上、業社選びを行って頂けたらと思います。
業社選びのポイント
1. 地元業者で長年経営し施工実績が豊富な会社
2. 診断及びご提案にしっかり時間を掛ける会社
たったこの2つに注目するだけで安心が倍増しますよ!
良い業社に巡りあえることを祈念しております