代表 三輪雄彦ブログ 不易流行

三輪 雄彦
働き方改革 進めてます!
2018年12月25日(火)

hatarakikata

先だって同級生といっぱいやってまして、
働き方改革について話してました。
そもそも働き方改革ってなんぞやって話ですが、
①労働の効率化:残業して長時間働くのではなく、労働生産性を上げる
②労働の多様化:ITやクラウドツール等を利用しオフィス以外で仕事ができる環境をつくる
③労働の一般化:高齢者の雇用、育児中の女性の労働参加促進
という3つの視点で働き方が見直されていると言う事です。

端的に言うと「休日増、残業減」なのかなと

同級生の勤める会社は年商100億の岐阜のアパレル業界の大手、
もう一人は誰もが知るNTT
共に休日数は約130日の法定休日プラス20日の有給。
NTTでは有給20日は完璧に消化することが義務なんだとか。
よって年間休日150日といことです。
2.43日に1日休み、40%が休みという計算です。

ちなみに三輪塗装の年間休日は一般社員で90日ほど
幹部社員は出退勤管理をしていないので何日休んでいるのかわかりませんが、あまり休んでいないのは確かですが、出勤時間調整、日中の休憩などかなり自由にやってもらってます。

出来る人に仕事が集中するのが常!

特に働き盛りの弟の佳彦と、従兄弟の泰也、建築を一手に引き受けてくれる石原は三輪塗装の宝!
人望厚く、ひっきりなしに仕事が舞い込んで来る。
忙しい忙しいと、グチも出るところですが、君らじゃ無きゃダメなんだ!というお客様がドンドンお仕事をもって来て下さる。
出来る人になってしまったんだからしょうがないところです。

社長である私も、もちろん少ないです。
年間全く仕事をしない日が30日あるでしょうか・・・?
ただどこまでが仕事で、どこからがプライベートで・・・?
小さな会社でありがちな社長のスタイルです。

因みにこの同級生が勤める会社には社員になるためにはやはり学歴も必要です。
私も含め、建設業の職人さんはどうしてもそのような方と一緒にはなりません。

ただしそこは悲観するところではなく、
私達建設に関わるものにはそれなりにプライドや生きがい、やり甲斐があります。こだわりもあります。

私達の仕事は
人が安心して暮らせる、建物を守る仕事です。
建物を守ると言う事は街を守っていると言う事であり
全国の街を守ると言う事は、日本を守っていると言う事になります。

安心して夜寝られるのも、橋を渡れるのも、電車通勤するのも
デパートで買い物するのも、休日に遊園地に行くのも
全て建築・建設に関わる人たちが汗水垂らして、守っているからと言えます。
製造業で働く人が工場で安心して働けるのも
私達が休日出勤して屋根や壁や床を塗ってメンテナンスしているからです。
私達のプライドはそこにあると思っています。

じゃぁプライドがあるから、やり甲斐があるから休日は少なくて良いのか?と言う訳ではもちろんありません。
建設業においても働き方改革が必要でしょう。

建設業の中でも末端の専門業種である我々の休日は
原則日曜日のみ!祝祭日も仕事。
場合によってはGW、お盆も仕事。
(休日しか出来ない工場のメンテナンスなどかなりの確率で入る)
年末年始は長めにとって10日ほど!
残業は比較的少ないと思いますが、土日連休がはじまって30年近く経っても今は浸透せず・・・

その理由の一つは労働集約型の業種で有る事。
「労働力に対する依存度が高い職種。」
労働時間、出勤日数が生産量、売上を上げる要素として割合が高いのが特徴で、効率化による生産性向上がし難い業種。
塗装屋はまさにそう。

一戸建て住宅で外壁塗装を行う場合、概ね1日1回がルール(気温によります)、効率化を図って(また手を早く動かして)、夕方4時に終わっても、他にやる事がなかったりすれば効率化に意味を持たない。
工場では同じ製品を同じ場所で作るので効率化は必須ですが、現場の場所が違う建設業ではなかなか効率化が進まない。
夜は必ず訪れるので残業して遅くまで行う事も基本は無理。
お客様はしっかり塗って欲しいと思っているので、極端な効率化を望まない。
月曜が雨とわかっていて、日曜に休めない。
などなど・・・難題ばかりです。

しかし3年以内の休日100日を達成目指しています
それに向けて第1ステップ、日曜出勤を禁止としました。
隔週の連休も義務化です。
年末年始は10連休、GW4日、お盆5日です。

専門工事業者としてはかなり良いところに来ていると思うのですが!
休みは確かに少ない、
しかし身体を動かして作業する事の楽しさ
人に街に国に貢献しているというやり甲斐

楽しい仕事ですよ
建築業 塗装工事業界は!

今の人手不足は、構造的な人口減少が問題であるので、今後何十年も改善されることは無いだろうと思います。

もちろんAIに取って代わるところもあるでしょうが、現地1品受注生産の建築工事においては相変わらず人の手が必要なんだろうと想像します。

今後益々減少する職人は年々付加価値が上がり、必ずや職人であることに素晴らしい価値が見いだされる時代が来ると思います。(もう来てるかも)

今こそ職人ですよ!今こそ建築施工管理者ですよ!