2018年2月12日(月)
屋根塗装で一番重要な工程「ケレン」
屋根の塗装ってとりあえず広いので大変です!
夏は熱中症対策を万全にしないと命の危険もある苛酷な状態になります
だからと言って手を抜いてはいけません。
やる事は少しでも沢山でも同じです。
屋根は鋼板で出来ていますので、基本鉄部の塗装工程となります
でとても重要なのがケレン。
ケレン(研磨)作業とは
錆を落としたり、汚れを除去したり、古い塗膜を剥がしたり、
目粗し、足付けと言って細かいキズを付けたりする作業です。
公共工事では状況に応じてこのように分類されています
1種ケレン
主にショットブラスト工法により塗膜を完全に除去します。
建築構造物にはほとんど使用されません。橋梁、船舶で使用されます
2種ケレン
電動工具等を使って塗膜をほぼ除去しますが、一部残る部分(狭隘部)もあります。
3種ケレン
活膜(まだ十分な密着性がある塗膜)は残して、電動工具等を使用して錆や浮いている塗膜を除去します。
更に活膜の面積によりA~Cに分類されます
3種ケレンA 活膜はあるが部分的なさびや劣化が50%程度あるもの
3種ケレンB 活膜はあるが部分的なさびや劣化が30%程度あるもの
3種ケレンC 活膜はあるが部分的なさびや劣化が10%程度あるもの
4種ケレン
下地が良い状態の場合は、粉化物や汚れをサンドペーパー等をつかったりして除去します。
これらは塗料を密着をさせる、正常な塗膜にする為に
絶対に必要な手が抜けない重要な工程となります。
参考までに日本ペイントの屋根塗装の工程を見て見ましょう
↓
『膨れたり、割れたり、浮いている劣化塗膜は、周辺を含め念入りに除去する。
さびは電動工具やサンドペーパー、研磨布などを用いて清掃する。』
としています。
(因みに3種ケレンCレベルが多いですね)
しかし、高圧洗浄と称して、水で流すだけの業者が実に多い事・・・
高圧洗浄ってそもそもかなりじっくり洗わないとゴミは落ちませんし、ましてや足付けなんて出来ません
下記は三輪塗装の水洗いです。
電動工具で表面の錆び、汚れのほとんどを削り落としているので軽く流すだけです。
言い切ります!
ペーパー掛け又は電動工具によるケレン作業をしない工程は×!NGです!
本来の塗料の性能を発揮する事は出来ません。
作業中の動画です。10.000㎡あってもやる事は同じです。
多くの方は大変なのでこれをやらないのです。
実際に聞いてみて下さい。
「高圧洗浄で流すから大丈夫です」と言われると思いますよ
↓
屋根は外壁の倍以上、雨・紫外線の影響を受ける苛酷な環境下にあります。
確実なケレン作業こそ屋根の塗装の神髄!
といいますか、標準作業なんですが(笑)
大きな屋根塗装も絶対にを抜かない三輪塗装に是非お願い致します。
施工例01
http://www.f-miwa.com/jisseki/48971.html
施工例02
http://www.f-miwa.com/jisseki/49262.html
施工例03
http://www.f-miwa.com/jisseki/48491.html
工場倉庫の塗り替えはこちらです