カラーベストとサイディングについて
2019年1月25日(金)
みなさんこんにちは。
もう今月も終わりですね。一か月が早いですね。
週末や来週は寒いみたいなので防寒対策をしないと体調をくずしてしまいますね。しっかりと体調管理します、、、。
さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。
今回は住宅によく使われているカラーベスト(薄型スレート瓦)と窯業系サイディングについて紹介していきたいと思います。
まず、カラーベスト(薄型スレート瓦)から紹介します。
主成分は85%がセメント15%がアスベスト等で構成されています。
厚さが4.5mmと薄く、軽い為地震対策としても人気の高い屋根材となります。
欠点としましてはセメントが主成分の為、水を吸いやすいのが特徴です。ですのでしっかりと定期的にメンテナンスを行うことが重要となります。
ちなみに寒い地域では使用ができませんので寒冷地の北海道には一棟もカラーベストがありません。
2004年7月からアスベストは使用されなくなりました。
カラーベストの塗装工程の中で縁切りという非常に重要な工程があります。
縁切りとは塗装を行う際に瓦と瓦が重なった部分に溜まった塗料に対して、切り込みを入れることで雨水の排水口を作る作業のことです。
縁切りを怠ると、本来隙間がなければならない部分を塗装時に塗料で塞いでしまうので、雨水の逃げ道がなくなり、毛細管現象を起こし、野地板や天井裏などへ雨水が逆流し、雨漏りを誘発する原因になります。
そのため塗装時には縁切り作業が必ず必要となります。
続いて、窯業系サイディングについてです。
セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。
こちらもカラーベスト同様セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となりますので定期的なメンテナンスが必要となります。
水を吸ってしまうとこのように腐ってしまいます。
このまま放置しておくとどんどん酷くなりますので早急な処置が必要となります。
風呂場のサッシの下の外壁など湿気や結露が生じやすい場所も腐りやすいため注意が必要となります。
外壁を切った断面部分は新築時に塗装が行われていないため水が吸いやすい状態となっています。
このように外壁を切った断面部分から水を吸ってしまい外壁が腐ってきてしまいます。
いかがだったでしょうか?
塗装を定期的に行わないと塗装だけで済まず張替えなどの費用もかかってきますので定期的なメンテナンスが重要となります。