屋根:カラーベスト 外壁:サイディング 紹介
2018年1月26日(金)
皆さんこんにちは。
今月ももう終盤になってきましたね。
しかしまだまだ寒いです。東京もかなり雪が降ったみたいですね。
道路も滑りやすくなっていますので気をつけなければいけませんね。
さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。
今回は屋根のカラーベストと外壁サイディングについて紹介したいと思います。
まず、カラーベストです。
カラーベストとは、薄型スレートと言われる屋根材です。主成分は85%がセメント15%がアスベスト等で構成されています。
厚さが4.5mmと薄く、軽い為地震対策としても人気の高い屋根材となります。欠点としましてはセメントが主成分の為、水に弱いのが特徴です。
なので施工時には工場から塗装された状態で運ばれて来ますがその耐久年数が5~7年と短く10年を経過するころには防水性が切れてしまいますので定期的なメンテナンスが必要となります。
2004年からアスベストは使用されなくなりました。2004年以降の屋根はアスベストが入っていないため耐久性が弱くなっているため登っただけで割れてしまったりするため塗替え時に塗装が難しく板金によるカバー工法を行うことがほとんどになっています。
欠点で書いたように水に弱いため寒冷地ではカラーベストは使用できません。なので、北海道には一棟もありません。
続いて、カラーベストを塗替えするときの注意について少し紹介します。
塗替えに際にとても重要なのが縁切りという非常に重要な工程があります。
縁切りとは塗装を行う際に瓦と瓦が重なった部分に溜まった塗料に対して、切り込みを入れることで雨水の排水口を作る作業のことです。
縁切りを怠ると、本来隙間がなければならない部分を塗装時に塗料で塞いでしまうので、雨水の逃げ道がなくなり、毛細管現状を起こし、野地板や天井裏などへ雨水が逆流し、雨漏りを誘発する原因になります。
そのため塗装時には縁切り作業が必ず必要となります。
縁切り作業状況です。
続いて、サイディングです。
サイディングとは、セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。
セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となります。
サイディングも水に弱いため水を吸ってしまうとこのように剥がれてきてしまうため、そうなる前に塗装を行うことをおすすめします。
目安としましては、外壁を手で触って白い粉がついたら塗装を行うことをおすすめします。
いかがだったでしょうか?
塗装はただ塗ればいいというわけではありません。
このように気をつけなければいけないことがたくさんあります。
わからないことがあればぜひお問い合わせください。