薄型スレート瓦 最強ひび割れ補修材 タスマジック
2018年2月10日(土)
こんにちは。
春らしさの片鱗を感じることがある今日このごろです。
まだまだ寒いため、屋根の塗装工事は3月以降からスタートとなります。
そんな春の屋根塗装に向けて、素晴らしい補修材のサンプルを頂きました。
屋根の縁切り工事に必須である、「タスペーサー」を開発させたセイムさんの新商品です。
その名も「タスマジック」
ひび割れた薄型スレート瓦のひび割れを、両面から直し本来の強度よりパワーアップするとのことです。スゴイ。
劣化の進んでしまった薄型スレート瓦では、屋根材自体のひび割れが起ってしまいます。
10年を過ぎてくるとこういった感じになってきます。
ひび割れ部はシーリング等による補修と塗装を行っても、なかなか長持ちしません。
ひび割れが進行し、割れてしまう箇所も出てきます。
あまりに欠損が多いと、ガルバリウム鋼板で部分的にカバーをするという方法で修繕をすることもあります。
問題点としては、薄型スレート瓦と板金材の表面に差が出てしまうため、
このようにツヤ感がまるで違ってしまいます。
そこでこのタスマジックの登場です。
ひびわれをピンポイントで強固に直せる優れものです。
サンプル品の薄型スレート瓦はキレイに割れすぎていたため、
接合面を削って実際の劣化に近い状態にしてみました。
まずは使用方法のチェックです。
袋内部でA液とB液を混合し、使用するようです。
折り曲げで力を入れると、仕切り部分の接着が外れ、2部屋が1部屋になりました。
均一になるまでごねごねしました。
意外と粘度があり、水あめのような固い感じの液体です。
屋根材のひび割れ部分に上から垂らしていきます。
ヘラで少し均して、一旦完了です。
浸透して両面から接着するとありますが、
混合し、垂らした感じからすると、ホントに浸透するのかな?と半信半疑です。
しかし、作業は完了なので待つだけです。
室内なので、冬場の晴れ設定くらいでしょうか。
硬貨までおよそ180分とします。
硬化完了です。
材料のヤセも少なく、いい感じの仕上がりです。
裏を見てみると、バッチリ浸透していました!
疑ってしまいまして、申し訳ございません。
高粘度かつこの浸透力、素晴らしい商品です。
あとは強度試験です。
マンパワーで計測します。
意外とパワー型の柴崎くんにお願いしました。
「ほんとにやっていいんですか?」と半信半疑です。
「あ、あれ!?めっちゃ固い!」
「負けてたまるか! 100%中の100%だッッ!!」
「割れました…!めっちゃ手いたいっす…」
柴崎君のおかげで見事割れましたが、接着面はびくともしていません。
すばらしい強度です。
本来の薄型スレート瓦以上の強度が出ている という、カタログ通りの仕上がりです。
素晴らしいです!
多少の水分が残っていても使用可能とのことで、実践投入が楽しみです。