瓦とカラーベストについて紹介します。
2018年4月9日(月)
皆さんこんにちは。
今年は例年より暖かくもうすでに桜が散ってしまいましたね。
しかし、週末は寒さが戻ってきて寒いですね。気温の差がありますので体調を崩さないようしっかりと体調管理をしたいですね。
さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。
今回は、瓦とカラーベストについて紹介していきたいと思います。
まず、瓦です。瓦とは粘土を一定の形に作り、瓦窯で焼いたものを言います。
屋根葺き(屋根の表面を覆うこと)に用いられている建材の中でも代表的なものとなっています。
メンテナンスとしては塗装の必要はありませんが瓦の割れやズレなどが見られる場合は瓦の交換などの修繕が必要となります。
良く見られる劣化としまして、瓦の棟と呼ばれる場所の劣化です。
釘を使用して棟を固定している場合釘が下地の気温による伸縮により浮いてきたりします。そこから水が入り漆喰が剥がれたりコケが発生してきたりします。ほかに本来棟の繋ぎ部分を伝って外に水が排出されますが強風の雨が降った際に棟の中に水が入ってしまい水が溜まることによって漆喰が剥がれたりコケが発生したりします。
漆喰が剥がれますと雨の時に葺き土が流れ棟が崩れてきて雨漏りの原因になりますので注意が必要となります。
漆喰剥がれ状況です。
続いて、カラーベストについてです。
カラーベストとは、主成分は85%がセメント15%がアスベスト等で構成されています。しかし、2004年からはアスベストは使用されなくなりました。
厚さが4.5mmと薄く軽い為地震対策としても人気の高い屋根材となります。
欠点としましてはセメントが主成分の為、水を吸いやすいのが特徴です。寒い地域の北海道にはカラーベスト屋根が一棟もありません。
ですので施工時には工場から塗装された状態で運ばれて来ますがその耐久年数が5~7年と短く10年を経過するころには防水性が切れてしまいますので定期的なメンテナンスが必要となります。
メンテナンスとしては、塗装による保護を行います。しかし、劣化がかなり進行していますと塗装による保護ができないため板金によるカバー工法による保護が必要となります。
良く見られる劣化としまして、屋根材のコケの発生やひび割れや割れそして、瓦同様棟と呼ばれる場所(カラーベストの棟は鋼鈑)の劣化です。
塗膜の防水性が切れることでコケが発生したり水を吸ってしまい冬に凍害を起こし爆裂しひび割れや割れなどを起こします。
カラーベストの棟は、鋼鈑が使用されています。こちらも瓦同様棟を固定している釘が浮いてきたりします。
放置しておくと台風のときに棟が飛んでしまったり雨漏りの原因になるため早急な処置が必要となります。
いかがだったでしょうか?
それぞれ特徴や欠点があります。しっかりと理解してうえでメンテナンスをすることが重要となります。