岐阜県関市 外装リフォーム工事 Y様邸
2018年6月20日(水)
皆さんこんにちは。
梅雨に入り晴れも多かったですが今週は天気が悪そうです。雨が降ると作業ができないためなかなか大変です。
早く梅雨終わって欲しいですね、、、。
さて、余談はこの辺にして本題に入っていきたいと思います。
今回はY様邸の工事紹介をしたいと思います。
まず、屋根・外壁の素材説明をします。
屋根は薄型スレートと言われる屋根材です。
主成分は85%がセメント15%がアスベスト等で構成されています。厚さが4.5mmと薄く、軽い為地震対策としても人気の高い屋根材となります。
欠点としましてはセメントが主成分の為、水を吸いやすいのが特徴となります。なので寒冷地の北海道には一棟もありません。
屋根現況です。
外壁は窯業系サイディングボードと言われる外壁材です。
セメントが80%、繊維質や増量剤が20%で作られた外壁材となります。
屋根同様セメントが主成分のため、板自体に防水性はなく塗装によって防水されている外壁材となります。
外壁現況です。
続いて、作業です。まず、高圧洗浄です。
屋根や外壁の汚れやコケ・チョーキングなどを洗い流していきます。この作業をいい加減にやってしまうと塗装後の耐久性に大きく影響してきます。
高圧洗浄の際に樋の中や土間なども洗浄していきます。
屋根高圧洗浄作業状況です。
外壁高圧洗浄作業状況です。
続いて、シーリング工事です。
繋ぎ目やサッシ廻りに打設していきます。他にも外壁のひび割れの補修もシーリングで行っていきます。
シーリングは紫外線に弱くまたシーリングに含まれる可塑剤(柔軟性を与えるために加える材料)と呼ばれる揮発性の薬品の寿命によりひび割れや硬化などを起こし外壁の小口から水を吸ってしまい外壁を腐食させるため注意が必要となります。
腐食が進むと外壁の張替えをしないといけなくなったりもします。
シーリング撤去作業状況です。
プライマー塗布作業状況です。
シーリング打設作業状況です。
続いて、軒天塗装です。
軒天は上塗り2回行います。
色が透けないよう塗装していきます。繋ぎ目なども出ないよう均一に均しながら塗装していきます。
軒天塗装作業状況です。
続いて、付帯部塗装です。
鋼鈑部はケレンして錆びや汚れを取り傷をつけ密着性を良くしてから錆び止めを行います。
錆び止め乾燥後上塗り1回目を行います。
塗り残しが無いよう塗っていきます。
外壁の塗装が完了後付帯部の仕上げを行っていきます。
付帯部上塗り1回目作業状況です。
続いて、屋根塗装です。
まず、下塗りです。上塗りとの密着性を良くしたりと重要な作業となります。
そして、スレート瓦のひび割れ部はタスマジックと言う補修材を使い接着させていきます。
タスマジックにて補修作業状況です。
続いて、下塗り乾燥後上塗り1回目です。
たっぷりと塗っていきます。
屋根上塗り1回目作業状況です。
続いて、縁切り工事をしていきます。
スレート瓦の塗装工程の中で非常に重要な工程となります。
縁切りとは塗装を行う際に瓦と瓦が重なった部分に溜まった塗料に対して、切り込みを入れることで雨水の排水口を作る作業のことです。
縁切りを怠ると、本来隙間がなければならない部分を塗装時に塗料で塞いでしまうので、雨水の逃げ道がなくなり、毛細管現状を起こし、野地板や天井裏などへ雨水が逆流し、雨漏りを誘発する原因になります。
そのため塗装時には縁切り作業が必ず必要となります。
縁切り作業状況です。
続いて、上塗り2回目です。
塗り残しやムラが出ないよう均一に均しながら仕上げていきます。
屋根上塗り2回目作業状況です。
続いて、外壁塗装です。
まず、下塗りです。下塗りは塗装後の耐久性に大きく影響するためしっかりと塗装していきます。
外壁下塗り作業状況です。
続いて、上塗り1回目です。
下塗りがしっかりと乾燥後に行います。しっかりと乾燥していないと不具合の原因になりますので乾燥時間は重要となります。
外壁上塗り1回目作業状況です。
続いて、上塗り2回目です。
付帯部や屋根同様ムラが出ないよう仕上げていきます。
外壁上塗り2回目作業状況です。
いかがだったでしょうか?
今回はこの辺で、、、。