カラーベストの特徴とメンテナンス

2019年2月2日(土)

今回はカラーベストについて書いてみたいと思います。

カラーベストとは薄型スレート瓦と言われる屋根材料です。

主成分は85%がセメント15%がアスベストで構成されています。

厚みが4.5mmと薄く、軽いことから地震対策として人気の高い屋根材となります。

 特徴

瓦の半分ほどの重さの為屋根を軽くし、建物の重量を軽くすることが出来るため、耐震性にするれています。そして工期を短縮することができ、安価に施工できるというメリットがあります。色も豊富にあるので、どんなデザインの住宅にも合わせることが出来ます。

しかし表面を塗装により防水効果を出しているため、経年劣化をしやすく、定期的にメンテナンスをする必要があります。

カラーベストの主成分であるセメントには防水性はなく、塗料が塗られた状態でないと水が染み込んでしまいます。カラーベストの塗料は約10年で塗膜が劣化してしまうので再塗装する必要があります。

凍害には非常に弱いので気温の低い地域では使用されていません。

まとめると、とにかく安い!色が豊富で、好みのデザインにすることで出来る。軽いので耐震性を考え家の重量を軽くすることができる。

安くて、デザインが選べ、家を軽くしたい!メンテナンスは10年ぐらいでしっかりやる!という人にはぴったりの材料ということです。

ではメンテナンスについて書いていきます。

カラーベストの防水機能を回復させる方法には、塗り替え工事と葺き替え工事が考えられます。

葺き替え工事は新品になりイメージも変えることもできるので、最高ですが、費用がかかってしいます。

そこで今回は塗り替え方法の事を書いていきます

塗り替えをする際、まず足場が必要になってきます。

屋根は高い場所での作業になるので必ず足場を組んでから作業をします。

飛散防止ネットもしっかりしないと、屋根の汚れや、塗料の飛散でトラブルのもとに

なります。

それでは作業について書いていきます

まず屋根の高圧洗浄です。

屋根は何年も雨、紫外線などにさらられている事で、劣化した塗料、取材のセメント、飛んできたほこりなどで、想像以上によごれています。

高圧洗浄をするとその汚れなどをどんどん取れていきます。

その時に泥のようなものがかなり出てきます。屋根が綺麗になった証拠なのですが、取れた汚れはどんどん下にいきます。屋根を洗った後は下の壁などもかなり汚れてしまうので、下の壁も洗うことになります。

この時にでた汚れは足場の養生シートがないと、隣の家などに飛んで行って大変なことになるので気を付け作業をします。

屋根を高圧洗浄で洗うと大体半日ぐらいかかります。

綺麗になった屋根は少し白くなった状態になります。この状態から今度は塗装に入っていきます。

続きは次回、屋根塗装で書いていきたいと思います。

 

 

 

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