シーリングその2

2019年2月25日(月)

こんにちは。 

前回シーリングの特徴や、役目を書きました。 

今回はシーリングの施工などについて書いていきます。 

シーリングはサイディングの動きについて伸びたり縮んだりしていることは前回も書いたとおりです。 

伸び縮みする事で、サイディングの隙間をしっかりふさいで、漏水(雨漏り)から家を守っています。 

家を劣化させる要因には水、紫外線、温度変化があります。 

その中で1番の原因はやっぱり水なのです。 

その水が家の中に入らないように守っているシーリングがどれだけ大切かイメージできると思います。 

そんな過酷な環境で、長時間働いているわけですから、耐久力のあるシーリングでも劣化してしまうのです。 

このシーリングですが、 塗り替えをする時、サイディングの目地のシーリングは必ずと行って良いほど打ち替えをします。 

シーリングの方法としては、増し打ちというのがありますが、この方法は簡単で安価な分、耐久力がありません。せっかく高いお金を払って塗り替えをするのですから、しっかり施工したいものです。

 

打ち替えをする時に、とっても大事なのが撤去作業です。 

この撤去作業は力も必要になるし、道具も要ります。なかなか大変な作業なのです。 

シーリングはサイディングの小口(端っこ)にしっかり密着しているものですが、このサイディングとの境目が凄く大事で、この部分がしっかり密着していないと、サイディングからシーリングが剥がれてしまいます。 

なのでサイディングの古口についたシーリングをしっかり取り除いて、新しいシーリングとサイディングを密着させたいのです。 

もしシーリングが残っているとサイディングとの境目が古いままという事なのです。 

しっかり取り除いた後、接着剤(プライマー)をしっかり塗ってシーリングを打ち増す。

もう一つ大切なのが、ボンドブレイカーといわれる目地の奥のテープのようなものです。これはサイディングと下地とシーリングが2点接触で施工でいるように使っているのですが、これが無いとシーリングが下地とくっついてしまい3点接触になってしまいます。 

3点接触はしっかり隙間がふさがれて、良い感じもしますが、実はシーリングの動く!という効果が、ほとんど無くなってしまうのです。 

シーリングは動かない!しかしサイディングは動くので、シーリングがあっという間に割れてしまいます。 

そこでボンドブレイカーというシールでシーリング剤が下地にくっつかないようにするのです。 

こういった事を考慮しながらシーリング職人さんがシーリングを施工してくれるので、安心して塗装を行うことができます。

塗り替えをするときには少し気にしてみてみてください。

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