酒井 康成
屋根 薄型スレート瓦って?
2021年9月23日(木)

皆さん

こんにちは!

営業・施工管理の酒井です。

 

今回は屋根に使われている材料についてお話していきたいと思います。

屋根材の種類って実はたくさんあるんです(+_+)

瓦屋根、金属屋根、薄型スレート瓦、セメント瓦、モニエル瓦、アスファルトシングル

細かく説明すると2時間ぐらい話せちゃうぐらいですかね。

今回はその中の一つ薄型スレート瓦の塗装について説明させていただきます。

薄型スレート瓦って?

カラーベスト、コロニアルと呼ばれ戸建て住宅の屋根材でスレート瓦のシェアは26%と言われています。

薄型スレート瓦の主成分はセメントで約85%を占めています。

メリットは重量が軽く耐震性に優れていること、また工期が短く安価であることが挙げられます。

デメリットはコケや藻が発生しやすく、割れやすいことが挙げられます。

新築時は塗膜による防水がされていますが月日を経つにつれ

紫外線、雨、熱により塗膜も劣化し防水性もなくなってしまいます。

そうなると・・・

主成分のセメントは非常に水を吸う特徴があります。

吸水乾燥吸水乾燥・・・・を繰り返すと

割れます(´;ω;`)ウゥゥ

そのままにしておくと雨漏りってことも・・・

そうならない為に

メンテナンスが必要になってきます。

新築から10年程度で塗装を行う必要があります。

弊社では20~25年経過したものでは状態によりガルバニウム鋼板によるカバー工法をお勧めさせていただいております。

また2004年にアスベスト(石綿)の使用が禁止されたことにより、屋根材の成分を変えざるを得ず脆弱なスレート瓦が作られた時期があります。

商品名で言うとニチハ製のパミール、セキスイのかわらUなどがあります。

これらに関しては塗装が全くできません。

塗装できないスレート瓦の詳しい話は違うブログにて書かせていただきます。

 

 

 

薄型スレート瓦(カラーベスト、コロニアル)の塗装ポイント

実は薄型スレート瓦を塗装する際に注意するポイントがあります。

塗装工事において、塗料で小口部分を埋めてしまうと、突き付け部から侵入した雨水が出口を失い、屋根裏への雨漏りを引き起こします。

このため小口に隙間を設ける縁切り工事が重要になります。

この工事では皮スキやカッターを使い縁切りをする。タスペーサーを小口に挿入し雨水を排出できるようにするやり方があります。

弊社ではタスペーサーを使用しています。

 

塗装前

コケ、汚れが見られます。

 

 

高圧洗浄

高圧洗浄によりコケ、藻を取り除き塗料の密着をよくする工程になります。

 

 

高圧洗浄後

コケもなくなり真っ白な状態になります。

 

 

下塗り

スレート瓦との下地調整、上塗り塗料の密着させるために使います。

また弊社ではすべて遮熱塗料を使用しています。下塗り塗料も遮熱効果のあるものとなります。

 

 

タスペーサー設置

屋根の大きさにもよりますが何百個と取り付けていきます。

 

 

 

上塗り

上塗は2回塗りになります。

塗り残しに注意し、メーカー塗布量、乾燥時間を守り塗装していきます。

 

 

 

完成

 

 

 

 

今回は薄型スレート瓦(カラーベスト、コロニアル)の特徴、塗装方法について説明させていただきました。

詳しい説明が聞きたい方

家の屋根どうなっているんだろう?

外壁屋根がきになっているけどよくわからないなど・・・

 

という方は現場調査、書面にて劣化診断報告、見積りまで無料でさせていただいております。

お気軽に三輪塗装までお問い合わせください( ^)o(^ )

気になる点をもっと詳しく聞きたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
ご相談・現地調査・お見積もりは無料で行っております。

また、ショールームにお越し頂くと、専門知識を持ったスペシャリストに相談が可能です。