足立 愛子
ガウディ紀行
2024年1月29日(月)

昨年末から、名古屋市美術館にて「ガウディとサグラダ・ファミリア展」が開催されているということで、

意気込んで見に行ってきました。

残念ながら私はスペインには行ったことがないので、サグラダ・ファミリアも、ガウディの遺した他の作品も実際に見たことはありません。

ですが、世界遺産となったガウディの作品はいつかは見に行きたいと思っている建物たちです。

展示はガウディという奇才の建築家が生まれた時代背景や環境から、徐々にサグラダ・ファミリアに焦点が絞られていきました。

(↑精巧な模型展示、写真撮影可でした)

サグラダ・ファミリアはご存じのように、塔を連ねたような外観ですが、

この塔の形を生み出すためにガウディは10年にも及ぶ実験を繰り返していたんだとか。

他にも、サグラダ・ファミリアの柱や、建物のアーチ形状も幾何学から法則を生み出されたもの。

この幾何学の説明展示がありましたが、ムムムむずかしぃー

サグラダ・ファミリアの事だけを考え、’こもりびと’となって幾何学を駆使し実験すること10年。

もう、いい意味で変態です。

ガウディの写真はほんの数枚しか残っておらず、非常にシャイな性格で写真を撮られることを嫌ったそうで、

そんなエピソードからもオタク気質がうかがえます。

 

サグラダ・ファミリアは初代の設計士の後を継いでガウディが2代目設計士であること、ご存じでした?

1926年にガウディが亡くなってから何人もの設計士が就任し、現在は9代目の設計士です。

ガウディの死後、スペイン内戦によりガウディの残した図面や模型などの多くが焼失し、困難を極め、

1882年の着工から300年かかると言われていましたが、大きく工期が短縮され、

ガウディの没後100年にあたる2026年に完成予定と発表されています。

これには3D技術の進化が大きく貢献しているのは間違いないですよね。

 

↑そんなわけで、3D×時間で4D体験を。

NHK名古屋放送センターでは「VRでよみがえるガウディ~サグラダ・ファミリアの秘密~」のイベントが行われています。

VRは初体験です。

15分ほどですが、ガウディの世界を立体的に体験できました。

ガウディよりも「VR!!スゲー!!」となってしまいましたが、良い体験ができました。

こちらは当日10時から配布される予約券が必要なので、注意ですよ。

 

ちなみに、私の時代ではアントニオ・ガウディと言っていましたし書籍にもそう書かれていましたが、

今はアントニ・ガウディだそうなので、同世代の方はお気を付けを。

完成まであと2年、楽しみですね!