外壁の色のお話し
2017年3月4日(土)
外壁塗装を決められて一番の楽しみは仕上がりだと思います。
悩んで決めた色が、実際にどのように仕上がるか、足場を解体する時は
ネット注文した商品が届いて箱を開ける時のようなドキドキ感に似ています。
でもいざ色を決めるときには迷ってしまってわからないという方が多いので、
色選びのポイントをまとめようと思います。
ポイント1
色見本帳の色は外壁に塗ってみた色とは違う!
色見本帳は小さく、外壁は大きい。
このため実際の仕上がりを見ると、思っていたより薄く感じます。
また、外壁の東西南北面によって、朝昼夕によって、晴れ曇りによってなど、
天気や環境による外的要因の影響をうけて同じ色でも違って見えます。
大まかな色の方向性(茶系、グレー系、パステル系など)を見本帳で見極めて、
最終決定はA4サイズの見本帳や塗り板見本で、外壁に立てかけて行うと良いと思います。
ちなみに、インターネットで見たり、雑誌などの印刷物で見る色は加工されていたり、発色が違うので、
同じ色を塗っても思った仕上がりにならないことが多いので注意です。
ポイント2
塗り替えにあたり、2色以上の塗料を使って塗り分けされる方も見えます。
上下で塗り分けの場合は下が濃色、上が淡色といった組み合わせが一般的です。
どっしりと落ち着いた印象で飽きのこない仕上がりになります。
この上下の濃淡を逆にして、今までと雰囲気を変えたり、
縦にラインが取れるお宅は縦に色分けをするのも新鮮です。
いずれにせよ、2色の組み合わせをどうしたら良いのかわからない方が多く見えます。
まずは基本となる色を決めて、その色の同系色で2色目を決めましょう。
例えば濃グレーとオフホワイト、こげ茶とクリーム色などの組み合わせです。
濃淡の差を大きくすると力強い印象、濃淡の差を小さくすると優しい印象に仕上がります。
また、2色を使用する場合には
組み合わせを見るためにカラーシミュレーションでイメージを掴むと良いですよ。
このポイントを知っても、やっぱりコレ!と決めるまでに、他の家を参考にしたり、
インターネットで調べたり、悩んでしまうものです。
そういった手間も楽しみながら、担当者も大いに巻き込んで、色決めしましょう!