今朝の折込チラシをご覧になられましたか?
2017年7月15日(土)
昨日はすごい豪雨でしたね。
7年前の今日は可児市での豪雨災害のあった日です。
トラックや乗用車が流され、死亡者や行方不明者を出す災害となりました。
私は当時可児に住んでおり、この災害を身をもって経験しました。
川は橋のすぐ下まで増水、道路は川のようになり、いたるところで冠水、側溝やマンホールの蓋からは水が噴水のように出て、町は廃墟のように真っ暗で停電していました。
ちょうど、トラックの流されたエリアを数時間前に通行したので、あと少し遅れていたらと思いぞっとしました。
昨日の豪雨は7年前を彷彿とさせましたが、被災者も出ていないようでほっとしました。
さて、暗い話から始まってしまいすみません。
みなさん、今朝の新聞折込チラシをご覧になられましたでしょうか?
関市のみなさんは7日に一度目にしていらっしゃるかもしれませんが、「遮熱の家」特集のチラシです。
先週のブログでは、この「遮熱の家」特集チラシにからめて、遮熱フィルムについて書かせてもらいました。
今週は遮熱塗装について書きたいと思います。
夏は2階の部屋が暑い!というお家は多いと思います。
温度の高い空気は上へ上るので、致しかたないない部分はありますが、
屋根が鋼鈑(いわゆる瓦棒とか波トタンと言われる鉄製の板)の屋根の住まいは特に室温上昇が激しいのではと思います。
というのも、鉄は熱伝導率が高く、外の熱を中へ伝えやすい性質があるからです。
屋根は太陽光をまともに受けるので、塗り替えの際には遮熱塗料が良いのです。
遮熱塗料は赤外線を反射し、屋根材まで透過しにくい(完全に反射するわけではありません)ので、室内への熱も伝えにくくなります。
要注意は選択する色です。
昔、理科の実験で黒い紙に虫眼鏡で太陽光を集めて発火させる実験やりましたよね?
原理は同じで、やはり濃い色は薄い色に比べて温度上昇しやすのです。
塗料のカタログにも反射率が書いてあるものがありますが、白ほど反射率が高く、黒ほど反射率が低い。
つまり、遮熱塗料の効果をより高めたいのであれば薄い色を選ぶのが一番です。
建物の外観を気にする必要のない倉庫や車庫、屋根が見えない造りになっている建物であれば、絶対に白をお薦めします。
では、遮熱塗料を塗ったら、2階の室温はどうなるのか?
答えとしては「下がる」ですが、建物や環境によって異なるので、〇℃下がるとは断言できません。あしからず。
過度な期待は禁物ですが、少しは過ごしやすくなるのは確かです。
先週のブログでご紹介した、遮熱フィルムとの合わせ技ならもっと過ごしやすくなると思います。