塗料勉強会(日本ペイント)
2018年2月26日(月)
みなさんこんにちは。
今回は日本ペイント(塗料)について書きたいと思います。
日本ペイントとは、
創業130年を超える歴史があり、国内屈指の総合塗料メーカーです。
国内で唯一、表面処理から塗料、そして塗装ラインまで一貫して提供できる総合塗料メーカーとして、揺るぎないポジションを誇っています。
アジアでは№1、世界では4位のグローバル企業です。
今では25の国と地域に127の関係会社を展開しています。
日本ペイントも建築用塗料に強みを持ち、売上高の約半分は建築用塗料を含む汎用塗料分野が占めています。
また、世界で最も需要が多く成長著しいアジア市場は、日本ペイントが強みを有する主戦場でもあります。
次に製品について説明します。
ファイン4Fセラミック
今までは3F(3フッ化フッ素樹脂)が主流で、一般のフッ素樹脂塗料は3フッ素化塩化エチレンを主成分とした重合体です。
しかし塩素原子による劣化の弱点が見られ、それを防ぐため塩素原子の代わりに、もう一つのフッ素原子とセラミック変成樹脂を加える
4フッ化エチレンを主成分としたフッ素樹脂をもつ塗料がファイン4Fセラミックです。
雨すじ汚れを徹底して防ぐ抜群の親水性(水濡れ性の高い状態)で、雨だれ汚染は塗膜表面を徹底的に親水性にすることで防げます。
ファイン4Fセラミックの塗膜は従来の塗料の塗膜に比べて高いレベルの親水性を示します。
水に濡れやすくすることで、カーボン等の親油性の物質が付着しにくくなるのと同時に、
雨水がかかった時に付着した汚れが雨水と一緒に取れると言うものです。
パーフェクトシリーズ
パーフェクトシリーズはラジカル制御技術により、紫外線に強いシリコン、強靭な塗膜となっています。
ラジカルとは、塗料の中にある酸化チタン(白色顔料)に太陽光の紫外線があたることで発生するエネルギーの事で
発生したラジカルは、塗料の樹脂や有機顔料にダメージを与えてしまい、劣化を促進させてしまいます。
これにより劣化症状のひとつにチョーキング現象を引き起こす原因となります。
こういった現象をなくすための塗料が、ラジカル制御型の酸化チタンと光安定剤を使ったラジカル制御型塗料です。
この二つを使うことでラジカルを閉じ込め、光安定剤を使い塗料の耐候性を延ばすことが出来ます。
ラジカル制御型技術によりできたものがパーフェクトシリーズです。
これら以外にも塗装・塗料の基礎的なことを学びました。
勉強会終了後に社長が作成したテストをやり、
基礎的な部分はわかりましたが、ちょっと専門的なことになると重要なキーワードが抜けていたりしました。
これからもこのような資料を見直して、わからなかったことを吸収していき、忘れないようにしたいです。