大人の夏休み
2018年8月18日(土)
記録的猛暑、記録的豪雨、この夏はまだまだ何かが起こるんでしょうか?
このお盆休みに福井県へ行ってきました。
福井と言えばカニですが、冬までおあずけ。
今回は緑豊かな永平寺&平泉寺白山神社へ行ってきました。
以前からずっと行って見たかったんです。
道元禅師が1243年に開山、775年も続く曹洞宗のお寺。
巨木の中に立派な建物があり拝観料500円。
スケールがすごく、建物に入り階段を上る上る、上がった先には豪華絢爛格天井が。
その先は渡り廊下で各建物がつながれているので、一番奥の法堂を目指し歩く歩く、上る上る。
夏の暑い中、しかも階段の上り下りや長い渡り廊下の歩きがあったのに、巨木に囲まれて建っているため風が気持ちよく、涼しく感じました。
今年2月の豪雪の被害にあったにも関わらず、庭の隅々まで手入れが行き届き、美しいお寺です。
もう1つずっと行って見たかったところ、勝山市の平泉寺白山神社。
白山神社の歴史も古く、717年に開かれ1300年!
なぜ平泉寺白山神社?寺なのか神社なのか?と不思議に思っていたのですがその歴史の中に答えがありました。
かつては平安時代には比叡山延暦寺の末寺となっていた時期もあったそうで、全山焼失にあうも、復興。
江戸時代には一部・別山山頂を長滝白山神社の管理と決められ、寺管理・神社管理が両立していました。
明治時代に神仏分離令がしかれ、神社として生きていくことになったそうです。
なので現在は神社ですが、過去にはお寺であったということのようです。
別名苔寺と呼ばれるだけあって、木々の間を美しい緑の苔が覆い尽くしています。
外壁には天敵の苔も、この自然の中の苔にはなにやら神秘の香りを感じます。
ここも巨木の中の参道を歩き歩き、登る登る。
登った先の本社は、この広大な敷地の割にはこぢんまり、しかもアルミ柱で補強されやっと建っているようです。
1795年に再建され、築220年以上の建物ですから致し方ありませんね。
永平寺の太く立派なつくりと、白山神社の繊細で華奢なつくり。
対照的でしたが、どちらも自然の力、山の神様に守られているような、心洗われる空間でした。