1962年に創業して以来、地元・関市における塗装工事専門店として、戸建て住宅から工場、公共施設まで多くのご相談をいただき、幅広い塗装を手掛けてまいりました。この60年もの企業活動の中、信頼を重ねることができましたのも、「自分に嘘のない仕事をせよ」の精神を貫き通したことにあると実感しております。
またここ数年、職人の「質」を高めるため、60回を超える勉強会を実施。
おかげさまで施工品質・技術が向上するとともに、信頼が揺るぎないものに変わろうとしています。
さて当社では現在、つぎなるステップに踏み出そうとしています。それは塗装業者として「長持ちさせる塗装」を提供するだけでなく、塗装を通じて「家を守り続ける」会社にシフトチェンジすることです。そのための基盤づくりとして、「100年続く企業」を目指す取り組みを始めました。
世代を超え、信頼でつながる「100年企業」を目指して。
この根底にあるものは、親から子へ世代を超え、
施主様のご依頼ご要望に応えていきたいという願いです。
さらに確かな職人による、確かな施工ができる塗装会社となり、
地域の一つひとつの家を守っていく。
そんな存在になりたいとの想いもあります。
同時に施主様をはじめ、会社や社員、協力業者、
地域の皆様が「五方良し」となれる企業を目指していく所存です。
01
今も変わらない
「自分に嘘のない仕事をせよ」の精神。
1962年、初代が個人で創業して以来、当社は地元・関市を中心に事業展開をしてきた塗装工事専門会社です。企業として60年もの歴史を重ねることができましたのも、これまで支えていただいた地域の皆さまのおかげです。改めて、心より御礼申し上げます。
さて創業当初より、当社には「自分に嘘のない仕事をせよ」という精神が受け継がれています。これは確かな知識とスキルをもとに、正しい施工を「実直かつ誠実」に行うことに他なりません。塗装は一旦塗ってしまえば、不良か否かの判別がつきにくいものです。意図的に手を抜いたり、低価格の塗装を使用したり、知識不足による施工不良があっても気づかれないケースが多々見られます。だからこそ当社は誠意ある会社として、当たり前の施工を実直に行ってきた次第です。
「上手く、綺麗に、早く塗る」
これは塗装業界で、よく言われることです。そこに求められるのは、高い技術力と言うことになります。しかし、どんなに高い技術力を持ってしても施工するのは、結局、「人」が行うことを忘れてはなりません。
02
勉強会を続けたことで、
見えてきたもの。
当社もご多分にもれず、技術重視の施工を進めてきました。それに伴い、社員に参加させたのが、技術向上を目的とした勉強会やセミナーです。 しかし、著しい変化が起きることはありませんでした。正直、技術至上主義に傾倒する社員教育に疑問を感じていたこともあり、ちょっとした試みとして「人材育成」に重きを置いた勉強会を実施することにしました。それが4年前のことです。
人材育成といっても、「現場であいさつをする」といった、社会人としてのモラルやマナーが中心。そんな基本中の基本のことを、17歳から58歳の職人たちに向けて繰り返し学んでいただきました。同時に、現場での失敗例を各人からあげてもらい共有。こうした内容の社内勉強会を毎月欠かすことなく続けて、もう60回以上にもなります。
さらに勉強会も回を重ねるごとに、その内容の少しずつ改善していきました。こうした地道な活動により、確実に「人としてのモラル」が向上。現場からのクレームが減少するだけでなく、お客様からお褒めの言葉をいただくことが多くなりました。さらに驚くべきことに、売上向上にもつながっていったのです。
03
技術やマナーについて、
正しく学ぶ場がない
塗装業界で働く職人たちは、技術はもちろん、仕事のなんたるかを正式に学ぶ場がありません。ほとんどが現場にて先輩の背中を見ながら育ってきました。そんな環境で育ってきた職人が、施工をすればどうなるでしょうか。現場レベルで受け継いだ古い知識、間違った知識で施工する可能性が大きくなります。極端な話、トラブルを招くことにつながりかねないのです。
同時にモラルやマナーに関しても、かなり低いものといえましょう。それくらい塗装業界というのは、まだ全体的にレベルが低いのが現状です。
ちまたで耳にする、悪徳業者による塗装トラブル。実はこれ以外にも、上記のように「知識不足、認識不足」による施工不良もあることは知られていません。こうした側面からも、品質を高めるうえで塗装職人に必要なのは、技術力と行動規範を含めた「教育」なのです。これは「人材育成」を中心とした勉強会を継続してきたからこそ、実感したことでもあります。
04
これから先、
塗装会社が担うものとは何か
塗装会社の役目とは何だろうか。そう考えたとき、単に外壁を塗り替えることだと思われがちです。これは施主様だけでなく、私たち塗装業界の中でも同じレベルの認識でしょう。一方で、日本人にとって「家」は、特別な意味があります。単に資産を所有する意味だけに留まらず、生涯の大きな夢や目標となる存在。そして新築、既存住宅に限らず、すべての家に言えることは、大切な家族の暮らしを支えるための土台であるという事実です。
そうなれば塗装会社は見栄えを良くしたり、家を長持ちさせるために「塗装するだけ」で満足していいでしょうか。少し大げさに言えば、外壁塗装とは「家という資産を守る」ために必要な作業。さらに塗装を通じて、親から子へ住み継ぐための家を「見守り続ける」重要な役割があるのではないか。そんな答えにたどりついたのです。
当社では、これまでは街の塗装会社として、試行錯誤しながらも施工品質を高めてきました。「自分に嘘のない仕事」を実直に行いながら、「人材教育」も欠かさず実施。50余年で培った地域の信頼が揺るぎないものに変わろうとしています。こうして企業としての基盤が整ったことで、「家を守り続ける」塗装会社に向けて、次の一歩を踏み出すタイミングがやってきました。
05
「100年企業」となり、
ご縁や信頼をつなげる。
「長持ちさせる塗装」という狭義の視点ではなく、塗装を通じて「家を守り続ける」会社へシフトチェンジをすること。さらに、施主様との関係を一過性のもので終わらせるのではなく、親から子へと世代を超えたお付き合いができる会社になること。これが三輪塗装として描く、これからの未来像です。
そのためにも勉強会の質を高めながら、職人をはじめとした社員の意識改革を推進。さらに、社員とともに成長しながら経営基盤をより確かなものにすること。そのうえで施主様から見て、永続的にお付き合いしていただける「100年企業」に成長させていきます。また、いたずらに施工エリアを広げず、関市という地域にこだわり、これまで以上に深く、濃いお付き合いをしていきたいと考えています。
確かな人材による、確かな施工ができる塗装会社として、街の一つひとつの家を見守っていく。最終的にはそんな存在になれることが当社の目標でもあります。そして、施主様から得たご縁や信頼を100年先につなげられるよう、全力を尽くしていきます。今後ともどうぞお引き立てのほど、よろしくお願いいたします。