外壁塗装で失敗しない!おすすめの塗料ランキング紹介

公開日:2023.9.9 最終更新日:2023.9.9

外壁塗装を考えている方々にとって、塗料選びは大変重要なポイントの一つです。外壁や屋根は家の中で一番外側に位置して、常に太陽の光、紫外線、雨、風、雪など厳しい天候などの外壁を劣化させる外部要因にさらされるため、塗料は外壁デザインなどの美観維持の観点だけではなく、塗り替え総合情報サイトなどで掲載されている塗料の耐久性や耐用年数なども確認して、長期的な外壁保護ができる塗料選びにこだわることも必要です。

しかし、いざ建物の塗り替え時期になり、我が家に適した塗料を選ぼうとしても、塗料メーカー別で豊富な種類があるため、選び方で迷ってしまう人もかなりの人数がいらっしゃると思います。塗料選びを身近に相談できる方がいない方のために、この記事では失敗しない塗料選びに必要なポイントを解説し、全国都道府県塗装会社の代表トップ営業マンなどのプロが選ぶ2023年現在でも販売されているおすすめの塗料ランキング※を紹介します。ご自宅の外壁の美観を維持しつつ、耐久性を保ち、自宅を守ることができる本当におすすめできる塗料を見つけましょう。

また三輪塗装では無料見積もり相談もしておりますので、お気軽にご相談ください。

 

※リフォーム産業新聞社2022年実施調査データから引用(362名のリフォーム営業マン、プランナーへのアンケート実施結果)

参考URL:https://www.reform-online.jp/news/manufacturer/21254.php

 

目次

外壁塗装におけるよくある失敗とその原因とは?

イメージしていたカラーと実際に塗装した時の色味が想像と違った

お客様と外壁塗装の色を決める時の注意点はイメージのすり合わせです。色決めの際はお客様へ塗料のカラーサンプルをお見せして、色の選定をしていきます。しかし、お客様が選ばれた色で実際に塗装してみると、両者で何度も確認したにもかかわらず、お客様のイメージした色味と異なってしまうケースがあります。

これは『面積効果』と言われる現象に起因しています。同じ色でも面積が広くなると明度や彩度が上がって見えるいう錯覚です。このため小さなカラーサンプルの面積の色が実際の大きな外壁の面積になった時に暗い色はより暗く、明るい色はより明るく見えてしまうのです。

カラーサンプルを見て選んでいるにもかかわらず、小さなカラーサンプルの色だけでは、大きな外壁の色を正確にイメージするのは慣れていないお客様には難しいです。

 

カラーサンプルだけを使用して外壁の色を選ぶ際には、この現象を考慮することが重要です。外壁の広がりや光の影響などを想像しながら、選択する色の検討を行うことが、より正確な色の選定に繋がるでしょう。

塗膜の剥がれや色ムラがある

外壁塗装の施工不良の一例として、塗装の剥がれ・色ムラがあげられます。

施工不良は一般的に塗装工事後、1年以内に発生してしまうものを言います。

原因として塗装作業中の手抜き(高圧洗浄の不足、乾燥不足、十分な下地処理の不備)や施工業者の技術力の低さが挙げられます。

いくらいい塗料を選んでも、剥がれや膨れが起こると雨水が浸入し、外壁材のダメージや劣化が進んでしまいますし、色ムラの場合も外観的にも良くないだけではなく、塗料の性能を十分に発揮できない状態を作ってしまいます。塗料選びと同じく腕の良い優良な工事業者の選択が大切です。

 

街並みに合わない色を選び周囲の景観を壊してしまった

「周囲の風景や近隣の住宅の外観を考慮すること」はとても重要です。自宅の外装の色を選ぶ際には、個人の好みも当然大切ですが、同時にその家が街の一部として調和することも考えた方が良いです。派手な色調で外壁を塗装してしまうと、その家だけが浮いてしまい、全体の景観にマッチしない場合があります。

 

さらに見た目が浮くだけではなく周囲を無視して鮮やかな色で外壁を塗装してしまうと、街並みが乱れたり近隣住民とのトラブルが発生することもあります。必ずしも他の家と同じ色にする必要はありませんが、今後何十年もその場所で過ごすことを考えると、近隣住民との関係性も考慮した「周囲の景観に調和した色」を選ぶことが賢明な選択と言えます。

 

外壁塗装を実施するタイミングが遅く費用が膨らんでしまった

適切な時期に外壁塗装を行わなかったことで、無駄な費用がかかってしまい、費用が想定よりかかってしまう場合があります。

 

これは適切な外壁塗装の塗り替え時期に、メンテナンスを行わなかったために、外壁や屋根などの劣化が進んでしまい、塗装をしようと思った時に、塗装だけではなく、傷んでしまった箇所の修繕費用が余計にかかってしまう場合に起きることです。

外壁塗装に使われる塗料は、それぞれ種類によって耐用年数が異なります。塗料の劣化が始まると、外壁を保護する能力も低下していってしまい、結果的に外壁の様々な場所の劣化に繋がってしまいます。このような事態を防ぐためにも、塗料の寿命が過ぎる前の適切なタイミングで塗装を行うことが大切です。

 

自分の家の外壁材や環境に合わない塗料を選んでしまった

家はさまざまな素材や種類の部材でできています。例えば外壁材だけでも窯業系のサイディング、ALC、金属の外壁材、モルタル材、、、などと本当に多くの種類があります。

それぞれの外壁材には、それぞれ相性の良い塗料も存在します。外壁の素材との相性が良くない塗料を選んでしまうと、せっかく高耐久な塗料を選んだとしても本来の機能を最大限に発揮することはできません。

また家の建っている周辺の環境によっても、適切な塗料があります。日照時間が長く直射日光を多く受ける地域、寒冷地域、道路沿い、海沿い、周囲が田んぼなどで湿気が多い地域、など様々なシチュエーションがあると思います。暑かったり寒かったりする地域は遮熱・断熱塗料を使うと室内の温度維持に期待ができますし、海沿いの家には錆止めの塗料が効果的です。湿気の多い地域では防カビ塗料が有効だったりと適した塗料は存在します。

そう言った塗料の適性を知らずに自分の家に適していない塗料を選んでしまうと、せっかく塗装をしたにも関わらず、またすぐに外装メンテナンスをしないといけないと言った事態が発生してしまいます。

 

外壁塗装で失敗しないためには、どのような塗料を選ぶべきか?

外壁塗装の塗料選びの前に知っておきたいこと

外壁のメンテナンスをする目安は、10年〜15年周期が適切だと言われています。特に外壁塗装は、高額な費用が発生する一大イベントです。

失敗したくない・後悔したくないと考えるのは普通のことなので、外壁塗装の失敗を回避するためには、塗料選びだけではなく、自分の家の外壁の種類や周辺環境もしっかりと考慮することが大切になってきます。

 

外壁の種類を知っておく

外壁の種類(外壁材)には、モルタル・サイディング(窯業系サイディング、金属系サイディングなど)・コンクリートなどさまざまな種類があり、外壁材によって適切な塗料があります。

どんなに高機能の塗料を使ったとしても、自分の家の外壁材に合っていなければ、想定される耐久性や効果を発揮できないこともあります。

まずは、大切な家の外壁がどんな外壁材でできているのか確認しておきましょう。

 

自分の家の周辺環境も正しく知っておく

自宅が建っている周辺の環境も塗料選びに大事な要素となります。

 

「湿気が多い地域」「海が近く、潮風が当たる」「幹線道路沿いで車の排ガス多い」など天候やその地域独自の環境は、外壁塗装の保持に関係する重要な要素です。

家の周辺環境に適した塗料を選び、長く外壁塗装の効果を保てるようにしましょう。

 

全国の塗装業者が選ぶ外壁塗装の人気塗料ランキング

外壁塗装で失敗したくないから塗料選びも、業者選びも大切に行いたいですよね。しかし、そうは言っても、膨大にある外壁塗装の塗料で、どの塗料が自分の家に一番適切なのかは、正直一般の方はわからないですよね。

 

そこで、ここでは、全国都道府県のプロがおすすめする人気塗料をランキング形式で以下紹介していきます。

塗料は外壁に適しているもの、屋根に適しているものがあるので、それぞれに適している塗料をランキングで一覧紹介していきます。また一般的な塗料ランキングの後には三輪塗装が利用している塗料のランキングも下記でご紹介しますので、参考にしてください。

 

外壁塗装ランキング

【1位】日本ペイント:パーフェクトシリーズ

  • 単価:2,200円~2,700円/㎡
  • 耐久年数:10~15年
  • 機能性:防カビ・防藻性、高耐候性
  • 適用下地:モルタル面、窯業系サイディングボード、コンクリート、ALCパネル、鉄部、FRP、木部、金属サイディングボード、亜鉛めっき、アルミ等の塗り替え
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

大手塗料メーカーの1つの日本ペイントから出された「パーフェクトシリーズ」は、耐久性と防汚性に優れ、色褪せが少ないため、美観が持続します。高いカバー力で効率的な塗装が可能で、外部の影響にも強く、長寿命です。低VOCの環境に優しい製品も提供され、様々な素材に適用可能。均一な塗り心地と美しい仕上がりが魅力で、一部の製品には長期保証が付いています。これにより、高品質な塗料として、美しい室内外の塗装プロジェクトに最適です。

【2位】エスケー化研:プレミアムシリコンシリーズ

  • 単価:2,200円~2,700円/㎡
  • 耐久年数:14~16年
  • 機能性:耐候性/耐久性、低汚染性、防カビ・防藻性
  • 適用下地:コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、窯業系サイディングボード、木部、各種旧塗膜(活膜)、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレス
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

エスケー化研の「プレミアムシリコンシリーズ」は、耐候性に優れ、外部の厳しい条件にも対応。高い防水性で、長期間の美観を保ちます。色の鮮やかさが持続し、耐久性が高いため、塗り替え頻度が低く、メンテナンスが簡単。防カビ・防藻効果もあり、外壁を清潔に保ちます。また、耐汚染性に優れ、汚れが付きにくく、美しい外観を長く維持できます。施工が比較的容易で、均一な仕上がりを実現できます。

環境にも配慮し、低VOCの製品も提供されています。プレミアムシリコンシリーズは、高品質な外壁塗料として、美観、耐久性、環境への配慮を求めるニーズに応える優れた選択肢です。

【3位】エスケー化研:クリーンマイルシリコン

  • 単価:2,200円~2,700円/㎡
  • 耐久年数:14~16年
  • 機能性:耐候性/耐久性、低汚染性、防かび・防藻性
  • 適用下地:コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、窯業系サイディングボード、木部、各種旧塗膜(活膜)、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレス
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

エスケー化研の「クリーンマイルドシリーズ」は、高い耐久性を誇っており、他の同グレードのシリコン塗料よりも耐用年数が長いです。

耐候性だけでなく、防かび・防藻性も備えており、さらに透湿性により結露防止も可能です。劣化につながる要因に耐性を持っているため、長持ちする高性能な塗料と言えます。

【4位】OK-DEPOT:スーパームキコート

  • 単価:3,700~4,200円/㎡
  • 耐久年数:20~30年
  • 機能性:高耐久性、低汚染性、防かび・防藻性、防水性、透湿性
  • 適用下地:ALCパネル、コンクリート、モルタル、スタッコ・リシン吹付仕上げ面
  • 施工方法:ローラー、刷毛

OK-DEPOTの「スーパームキコート」は、耐用年数は促進耐候試験によって20年~30年とされているほど耐久性がかなりがよいことが大きな特徴としてあげられます。また成分が石やガラスなどの無機物で構成されているので、紫外線で劣化しにくく、燃えにくい特徴があります。さらに臭いが気にならない、ひび割れにも強いなどのいくつものメリットがあります。

【同率5位】エスケー化研:セラミシリコンシリーズ

  • 単価:1,900円~2,250円/㎡
  • 耐久年数:12~15年
  • 機能性:耐候性/耐久性、防かび・防藻性
  • 適用下地:コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、各種サイディングボード、各種旧塗膜(活膜)
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

エスケー化研の「セラミシリコンシリーズ」は、価格と耐用年数とのコストパフォーマンスが良い点にあげられます。セラミシリコンではない一般的なシリコン系塗料の価格相場が2,300円~3,000円なのに対して水性セラミシリコンの価格は2,000円代前半と安く、なおかつ耐用年数が12~15年と耐久性も落ちていません。

【同率5位】日進産業:ガイナ

  • 単価:5,000~5,500円/㎡
  • 耐久年数:15年
  • 機能性:遮熱・断熱、遮音・防音、空気質の改善機能、結露の抑制機能
  • 適用下地:コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、サイディングボード、木部、各種旧塗膜(活膜)、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレス
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

日進産業の「ガイナ」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の高性能断熱塗材の技術を一般家庭用に改良した塗料で、ロケットの先端部(フェアリング)で使われている、断熱塗料です。夏に涼しく(遮熱性)冬に温かい(断熱性)塗料とも言われたりします。また水性塗料で発がん性物質でもあるホルムアルデヒドの発散量に関してもF☆☆☆☆(もっとも身体に安全とされるグループ)と最高の評価も得ています。塗装中の臭いの発生も最小限に抑えられているので、近隣にも優しい塗料と言えます。

【同率5位】関西ペイント:アレスダナミックTOP

  • 単価:2,600円~3,700円/㎡
  • 耐久年数:13~15年
  • 機能性:高耐候性、超低汚染性、防かび・防藻性、F☆☆☆☆
  • 適用下地:コンクリート・モルタル・窯業系サイディングボード・ALCパネル・各種旧塗膜
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

関西ペイントの「アレスダイナミックTOP」は高い付着力が特徴です。基本的な塗料は、雨や湿度の高い日は塗装作業ができませんが、アレスダイナミックTOPは、他の塗料より優れた高い付着力があるので壁が多少濡れていても問題ないのです。樹脂性能を最大限に引き出すラジカル制御技術を採用しているので、耐久性が優れているラジカル塗料の中でも、特に高い耐久性があります。

【同率8位】アステックペイント:超低汚染リファイン1000Si-IR

  • 単価:3,200円/㎡
  • 耐久年数:15~18年
  • 機能性:高耐久、高耐候性、超低汚染性、遮熱性
  • 適用下地:RC、ALCパネル、窯業系サイディング、金属サイディング、モルタル
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

アステックペイントの「超低汚染リファイン1000Si-IR」 は耐用年数が15〜18年といわれており、非常に長持ちし、さらにセルフクリーニング性能を持っているので、雨の力だけで外壁に付着した汚れを洗い流してくれ長期間外壁の美観を保ってくれます。

また遮熱性にも優れており、夏の室内の温度にお悩みの方に最適な外壁です。仕上がりは、きれいな美観となるため高い人気があります。

【同率8位】プレマテックス:ラジセラシリーズ

  • 単価:2300円/㎡~
  • 耐久年数:15~18年
  • 機能性:耐候性/耐久性、低汚染性、防かび・防藻性
  • 適用下地:コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、サイディングボード、木部、各種旧塗膜(活膜)、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレス
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

プレマテックスの「ラジセラ」は、紫外線などにより発生した劣化因子「ラジカル」を制御する、ラジカルコントロール形無機変性樹脂の塗料です。塗膜の劣化を抑える効果が高く外壁を長期的に守ります。また、仕上がりも美しく高い親水性の塗料なので、壁についた汚れも雨水が流し、超低汚染性にも優れています。

【同率8位】OK-DEPOT:ロハスコート

  • 単価:2,000円/㎡
  • 耐久年数:15年〜
  • 機能性:耐候性/耐久性、低汚染性、防かび・防藻性
  • 適用下地:コンクリート、セメントモルタル、ALCパネル、スレート板、サイディングボード、木部、各種旧塗膜(活膜)、鉄部、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム、ステンレス
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

OK-DEPOTの「ロハスコート」は、高断熱機能のハイブリッド断熱塗料です。

一般的な外壁塗料は5~7年、長くても10年程度でひび割れ(クラック)が発生してしまいますが、ロハスコートは15年以上の長寿命です。

塗料が劣化しておこるチョーキング現象によって、耐久性や防水性が損なわれてしまいますが、ロハスコートなら高い粘着性が長期間持続するため、塗替えの回数も軽減されます。

 

屋根塗装ランキング

【1位】エスケー化研:ヤネフレッシュシリーズ

  • 単価:2,500円~3,000円/㎡
  • 耐久年数ヤネフレッシュ(ウレタン):5~7年、ヤネフレッシュSi(シリコン):6~8年、水性ヤネフレッシュシリコン(シリコン):6~8年、ヤネフレッシュF(フッ素):8~10年、水性ヤネフレッシュフッソ(フッ素):8~10年
  • 機能性:耐候性/耐久性、隠蔽性、防かび・防藻性
  • 適用下地:化粧石綿スレート、化粧スレート、メッキ鋼板、アルミ合金メッキ、ガルバニウム鋼板、波形スレート、カラーベスト、コロニアル
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

エスケー化研の「ヤネフレッシュシリーズ」は、コロニアルやカラーベストなどの薄型塗装瓦や、トタン屋根(対象は弱溶剤形)の塗り替え用として開発された、耐久性の高い屋根用塗料です。優れた耐候性・付着性を示し、長期間安定した性能を発揮します。

このヤネフレッシュシリーズには、水性タイプと弱溶剤タイプがある他、主要構成成分としてふっ素樹脂系、アクリルシリコン樹脂系、ポリウレタン樹脂系があり、施工環境や要求される耐久性能によって使い分けることができます。

【2位】日本ペイント:サーモアイシリーズ

  • 単価:2,600円~3,000円/㎡
  • 耐久年数:14~16年
  • 機能性:耐候性/耐久性、低汚染性、防かび・防藻性
  • 適用下地:スレート・波形スレート屋根、金属屋根・トタン、住宅用化粧スレート屋根
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

日本ペイントの「サーモアイSi」は、屋根用に開発した遮熱塗料です。一般的な遮熱塗料は、中塗りや上塗りのみに遮熱塗料を使うものでしたが、サーモアイの場合は、下塗りにも遮熱機能を持ったサーモアイシーラーやサーモアイプライマーを使います。これが最大の特徴です。下塗りにも遮熱塗料を使用することにより、一般的な遮熱塗料よりも高い効果を発揮できます。

【3位】エスケー化研:クールタイトSi

  • 単価:2,400円~2,800円/㎡
  • 耐久年数:5~7年
  • 機能性:耐候性/耐久性、低汚染性、防かび・防藻性
  • 適用下地:薄型塗装瓦、トタン屋根、スレート屋根
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

エスケー化研のクールタイトSiは、屋根用遮熱塗料(高日射反射塗料)として日本でも実績のある塗料です。エスケー化研が行った実験によれば、屋根表面度が11.6°、内部温度は4.6°抑制できたとの発表があります。

価格的にも抑えられるのがメリットになりますが(1㎡あたり2,400円~2,800円)、そのぶん耐用年数は5年〜7年と短めです。カラーバリエーションも豊富で標準色が26色あり、外壁とも合わせやすいという特徴があります。

【同率4位】日進産業:ガイナ

  • 単価:5,000~5,500円/㎡
  • 耐久年数:15年
  • 機能性:遮熱・断熱、遮音・防音、空気質の改善機能、結露の抑制機能
  • 適用下地:化粧石綿スレート、化粧スレート、メッキ鋼板、アルミ合金メッキ、ガルバニウム鋼板、波形スレート、カラーベスト、コロニアル
  • 施工方法:ローラー、刷毛

日進産業の「ガイナ」は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の高性能断熱塗材の技術を一般家庭用に改良した塗料で、ロケットの先端部(フェアリング)で使われている、断熱塗料です。夏に涼しく(遮熱性)冬に温かい(断熱性)塗料とも言われたりします。また水性塗料で発がん性物質でもあるホルムアルデヒドの発散量に関してもF☆☆☆☆(もっとも身体に安全とされるグループ)と最高の評価も得ています。塗装中の臭いの発生も最小限に抑えられているので、近隣にも優しい塗料と言えます。

【同率4位】OK-DEPOT:スーパームキコートルーフ

  • 単価:2,200円~2,700円/㎡
  • 耐久年数:15〜20年
  • 機能性:耐候性/耐久性、防かび・防藻性
  • 適用下地:コロニアル屋根、折板・トタン屋根、セメント瓦
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

OK-DEPOTの「スーパームキコートルーフ」はフッ素樹脂塗料を凌ぐ超耐候性の無機塗料。そして防汚効果、耐クラック性、難燃性の塗料。無機塗料でありながら安価に塗装可能。できる限りのコストを抑えつつも、長持ちさせたい方におすすめの塗料です。

【5位】関西ペイント:アレスクールシリーズ

  • 単価:3,600円~3,700円/㎡
  • 耐久年数:12年
  • 機能性:耐候性/耐久性、低汚染性、防かび・防藻性
  • 適用下地:スレート、トタン、鋼板
  • 施工方法:吹付、ローラー、刷毛

関西ペイントの「アレスクールSi」弱溶剤形2液アクリルシリコン樹脂屋根用高日射反射率(遮熱)塗料になります。日射反射率は70%以上と他の遮熱塗料と比較すると劣りますが、標準色が40色用意されていたり、価格もそれほど高くなかったりと使い勝手の良い塗料です。またアレスクールSiは当日に主材と硬化剤を撹拌機によって十分に混ぜ合わせて使うので、塗膜は非常に硬くて耐久性が期待できます。

 

三輪塗装が選ぶ外壁塗料のおすすめランキング

これまで、全国のプロが選ぶ外壁や屋根塗料を紹介してきましたが、この章では、実際に三輪塗装がご提案時にお客様へおすすめしている性能とコストのバランスが優れた外壁塗装や屋根塗装の塗料もご紹介します。塗料ランキングを外壁と屋根とで分けて一覧で案内いたします。ただし、お客様のお宅の状況によっては、ご提案する塗料が異なる場合もありますので、一般的な意見としてご参考にしてください。

外壁塗装向けおすすめ塗料TOP5

第1位:業界最高水準の「低汚染汚性」が最大の特徴の外壁塗料

超低汚染プラチナリファイン2000Si-IR

期待耐用年数約16~19年

超低汚染プラチナリファイン2000Si-IRは、建物の美観と保護を両立する革命的な塗料です。この塗料は、2液型シリコン塗料に無機成分を配合することで、業界最高水準の耐久性を実現しています。

 

この塗料の特徴は、低汚染性、つまり「汚れにくさ」です。塗膜の密度が高く、水に馴染みやすい親水性のため、汚れが付着しにくくなっています。さらに、付着した汚れも雨水で簡単に洗い流すことができます。これにより、建物の外観を美しく保ちながら、汚れの心配をすることなく生活できます。

 

さらに、この塗料は遮熱機能も備えています。シリコンの中でも最高ランクの塗料であり、熱を効果的に反射することで建物内部の温度上昇を抑えます。これにより、快適な居住空間を提供するだけでなく、エネルギー効率も向上させることができます。

 

超低汚染プラチナリファイン2000Si-IRは、その高耐久性、汚れにくさ、遮熱機能などの優れた特性から、建物塗装のパーフェクトな選択肢として、多くのお客様からも人気です。建物の美観を保ちながら、長期間にわたり優れた性能を発揮するこの塗料は、建築業界において真の革新となっています。

 

第2位:建物の「美観」と「長期の建物保護」を両立できる超革命的な外壁塗料

超低汚染プラチナリファイン2000MF-IR

期待耐用年数:約21~26年

超低汚染プラチナリファイン2000MF-IRは、外壁の汚れにくさにおいては、1位で選んだ2000Si-IRと同等以上の性能を誇ります。それに加え、耐久性が2000Si-IRよりも増し、期待耐用年数が約21~26年と超高耐久な塗料としてお住まいの美観と建物自体を長期に渡り守ります。

 

この優れた性能の秘密は、紫外線による劣化を抑える「完全交互結合型フッ素樹脂」の採用にあります。さらに、特殊強化剤(無機成分)をフッ素結合に固定することで、耐候性をさらに高めることに成功しました。

 

また、この塗料は非常に希少なため、市場に多く出回らず、認定を受けた塗装店でのみ取り扱われています。三輪塗装もその認定を受けているので、お取り扱いができます。

人気が高く、おすすめの塗料として多くの人々に支持されている塗料の1つです。

 

第3位:コストを抑えておしゃれで高耐久を実現できるコスパ最高の外壁塗料

スーパーラジカルシリコンGH

期待耐用年数約12~14年

スーパーラジカルシリコンGHは、三輪塗装が強くおすすめする、最も経済的な塗料です。ただの1液水性シリコンタイプではありますが、最新の技術であるラジカル制御型白色顔料を使用し、他の同レベルの材料よりも高い耐久性を実現しています。

 

この塗料の特長はまずは低汚染性です。一般的なシリコン塗料に使用されているアクリルシリコン樹脂は表層の柔軟性が高く、汚れが付着しやすいという課題があります。しかし、スーパーラジカルシリコンGHは、柔軟性のある層を強靭な層でコーティングした二重構造のアクリルシリコン樹脂を採用しています。そのため、塗膜表面に汚れが付着しにくく、建物の美観を長期間保つことができます。

 

さらに防カビ性、防藻性もあります。「JIS Z 2911 かび抵抗性試験方法」および「藻抵抗性試験」に合格しています。これにより、カビや藻の発生を抑え、カビや藻からも建物を守り、美観を維持してくれます。

 

スーパーラジカルシリコンGHは、コストは低いながら高い耐久性と美観維持の能力を持つ塗料です。コスパと建物の美観維持を両立したい方にはおすすめの外壁塗料です。

 

第4位:アクリルシリコン樹脂や顔料にこだわり抜いた外壁塗料

シリコンREVO1000

期待耐用年数約13~16年

シリコンREVO1000は、通常の水性シリコン塗料の3倍のシリコン樹脂を含んでおり、耐久性が向上しています。通常よりも3倍多くシリコン成分が含んでいるため、紫外線などの劣化要因からの建物の破壊、劣化を防ぎ、より長持ちする耐久性が期待できます。

 

さらに、高い日射反射率をもっているため室内の温度上昇を抑え、快適な室内の温度管理に貢献してくれます。さらに、汚れの付着を抑制してくれる低汚染性を兼ね備えているので、長期間の建物美観維持も期待できます。

 

シリコンREVO1000は、通常の水性シリコン塗料よりも優れた性能を持ち、建物の耐久性と美観を保護するためのバランスの取れた1液水性シリコン塗料といえ、この外壁塗料も三輪塗装ではおすすめです。

 

第5位:雨漏りなどから建物を守る「防水性」とフッ素塗料を超える「高耐候性」が期待できる外壁塗料

プラチナECコート5000EX

期待耐用年数約12~15年

プラチナECコート5000EXは、驚異的な600%の伸縮率を持つ、強力な弾性を誇る外壁塗料です。

通常、外壁がひび割れると塗膜も一緒にひび割れてしまい、雨水が建物内に浸水してしまいます。しかしこの塗料の場合は塗料自体がゴムのように伸びるため、外壁がたとえひび割れを起こしても、しっかり塗料が伸びてひびの隙間を追従して覆ってくれるので、雨水の浸入を防いでくれます。

特に、ひび割れが多いモルタル外壁には最適な塗料としておすすめしております。モルタル外壁のお客様はこのプラチナECコート5000EXが最適解の1つと言えます。

 

さらに、雨だけではなく、「雨・紫外線・熱」といった建物を劣化させる「3大因子」すべてからも外壁を強力に保護してくれます。

期待耐用年数は18年相当といわれ、フッ素塗料をも凌ぐ高い耐候性を持っており、雨以外の紫外線からも建物を長期間保護します。

また塗料の中のナノセラミックが、温度上昇の要因となる近赤外線が反射・放射し、遮熱性も高い塗料なので、屋根塗料として使えば、屋根の蓄熱を防ぎ、夏の暑い時期に室内を快適に守ってくれます。

 

防水性も高く、耐久性も高い優れた外壁塗料の1つです。

 

屋根塗装向けおすすめ塗料TOP2

第1位:夏の暑さ対策におすすめ!屋根に塗って室内温度を快適に保つ遮熱塗料

スーパーシャネツサーモF

期待耐用年数約16~20年

スーパーシャネツサーモFは、2液弱溶剤型の遮熱フッ素樹脂塗料です。この塗料は、特殊な無機顔料である遮熱無機顔料(チタン複合特殊無機顔料)を配合しており、一般的に熱を溜めやすい黒や紺色などの濃い色でも優れた遮熱性能を発揮してくれます。さらに、この塗料は「完全交互結合型フッ素樹脂」という性能の高いフッ素樹脂を採用しており、長期間にわたって輝きを保ち、変色や退色も起こしません。

 

この塗料の特徴を説明するとまず、高い耐候性があげられます。従来のフッ素やシリコン塗料をも凌ぐ耐候性を実現しています。

屋根は紫外線や雨など、家の中で最も過酷な環境にさらされる場所なので、外壁よりも劣化しやすい傾向です。そのため、屋根の長期的な保護を目的とする場合は、紫外線や熱、雨の劣化3大因子に強い、高耐候性グレードの塗料を使用することが非常に重要です。

 

また、変色しにくい特徴もあります。一般的な遮熱顔料は有機顔料を混色して色を作り出していますが、この有機顔料は紫外線によって破壊されるため、屋根の色が「変色」または「退色」してしまうことがあります。しかし、スーパーシャネツサーモシリーズは、紫外線の影響を受けにくい特殊な無機顔料を使用しているため、屋根の色の変化がほとんど起こりません。その結果、塗り替え後の美しい色彩を長期間にわたって維持することができます。

 

屋根を長期間守るならこの塗料は本当におすすめです。

 

第2位:業界最高水準の「超低汚染塗料」でキレイな屋根を保つことに最適な屋根塗料

超低汚染リファイン500MF-IR

期待耐用年数約20~24年

超低汚染リファイン500MF-IRは、フッ素樹脂をも超える耐光性を持つ、革新的な塗料です。白色系の屋根は遮熱性能に優れていますが、一般的なデメリットとして汚れが目立つことがあります。しかし、この塗料は超低汚染塗料なので、白色系の屋根でも長く美観が保てるメリットを持ちながら、長期間にわたって美しい屋根を保護することができます。

 

この塗料の特徴は、無機成分の配合により緻密で強靭な塗膜を形成しているということです。そのため、微細な汚染物質でさえも付着しにくく、美観を長期間維持することができます。

一般的なフッ素樹脂は交互性が低く、劣化しやすい結合箇所がありますが、この塗料は劣化しにくい「完全交互結合型フッ素樹脂」という樹脂を採用しているので、紫外線に対して優れた耐候性を発揮します。

 

また、特殊無機顔料を使用することで、太陽光の波長のうち温度上昇の原因となる近赤外線を効果的に反射する塗膜を形成します。これにより、外部からの熱による室内温度上昇を防ぎ、快適な室内環境をつくることができます。

一般の遮熱塗料は経年とともに付着した汚れが熱を吸収し、遮熱効果が低下してしまいますが、超低汚染リファインシリーズは美しさが持続するため、汚れによる熱の吸収を防ぎ、より長い期間にわたって遮熱性を発揮します。

 

超低汚染リファイン500MF-IRは、屋根の美観と遮熱性を両立させるだけでなく、耐光性や耐候性にも優れており、あなたの屋根を美しく保ちながら、快適な生活環境を長期間提供します。

 

外壁塗装で失敗しないためのアドバイスとおすすめの業者の選び方

高性能な塗料であっても、技術力の乏しい塗装業者では塗料の性能を十分に引き出せないことがあります。外壁塗装では適切な塗料の選定だけでなく、丁寧な下地処理なども大切で、これにより塗料の潜在能力を最大限に引き出すことが可能です。業者の技術や施工の質も長寿命と美観の維持に関わる要素となります。

 

また、塗装業者ごとに得意な塗料や提案が異なるため、業者選びも注意が必要です。当社の動画やブログでも良く言っていることですが、良い塗装業者選びは「地域で評判の良い塗装業者」から選ぶことがとても有効です。

長年地元で評判の良い塗装業者とは腕もよく地域の気候や景観に適した塗料を提案してくれる信頼できる業者と言えるでしょう。

 

複数の業者から提案を受けることで、専門家が認める塗料や費用相場、サービスの違いなどを判断できるので、相見積もりも推奨しています。ただし、見積もりを過剰に取ると混乱を招くことがあるため、地元の信頼できる塗装業者を含めた2~3社から見積もりを取ることをおすすめします。

 

将来の住宅メンテナンスサイクルを考慮しつつ、経験豊富な業者と共に最適な塗料を選び、満足のいく外壁塗装を実現してください。

外壁塗装は美観を保つだけでなく、建物の寿命を延ばすためにも重要です。適切な塗料と熟練した業者を選ぶことで、選んだ塗料の耐久性や性能を最大限に引き出すことができるでしょう。信頼性のある業者と協力して、安心で快適な住まいを保ちましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事では、外壁塗装で失敗しないために必要なポイントや、おすすめの塗料ランキングについて解説してきました。外壁塗装は、見た目の美観だけでなく、長期的な維持にもこだわる必要があります。そこで、選び方に迷う方のために、デザイン性や種類、耐久性やコストパフォーマンスなど、多角的な観点からおすすめの塗料をランキング形式で紹介してきました。

失敗しない塗料選びをするには、自分の選ぶポイントを明確にすることが大切です。適切な塗料を選ぶことで、維持費用や塗り替えの頻度も減少するため、長期的な視野で的確に選択することが必要です。この記事ではおすすめの塗料をランキング形式で紹介したので、お住まいの塗装のタイミングで塗料選びの参考にしてみてください。

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