【2024年版】外壁塗装のプロが解説|外壁塗料の種類・性能・価格を徹底比較!
外壁塗装を考える際、「どんな塗料を選ぶのか」が最重要ポイントになるはずです。塗料の色や価格はもちろんのこと、最新の塗料にはさまざまな塗料メーカーの最新の技術が追加されており、塗料の機能性にもさまざまな魅力があります。例えば、耐久性が高く、汚れにくい塗料や断熱効果のある塗料、サビやカビを防ぐような機能が備わった塗料など、機能性も塗料の数だけ豊富に存在します。それぞれの塗料によってメンテナンスサイクルや費用も異なるため、お客様にとって「どの塗料が自宅の外壁や屋根に最適な塗料なの?」という悩みは尽きないものです。このページでは、外壁塗装や屋根塗装における塗料の種類や選び方について詳しく解説しています。これから外壁塗装を検討している方にとって必見の内容ですので、ぜひご覧ください。
目次
- 1 外壁塗装で使用される塗料の種類とそれぞれの特徴
- 2 塗料の種類:水性塗料と油性塗料の違いとは何か?
- 3 塗料の種類:1液型と2液型とは?
- 4 外壁塗装の種類や色だけじゃなく「艶」選びも外壁の仕上がりの印象を左右する重要なポイント
- 5 機能性のある塗料とは?
- 6 目的や予算に合わせ自宅に適した塗料を選ぶコツ
- 7 まとめ
外壁塗装で使用される塗料の種類とそれぞれの特徴
アクリル塗料の特徴と価格帯
- 耐用年数:4〜7年
- 塗装単価:1,000〜1,600円/㎡
- 塗装可能な外壁:ALCパネル、モルタル、コンクリート、トタン
アクリル塗料は、1950年代に生まれた当時は画期的な塗料でした。アクリル自体は1930年代に当時、石油製品が新たな展開を迎え、塗料の世界も大きな変革を迎えようとしていました。しかし、まだまだ漆などの伝統的な塗料が主流でした。
そんな中、アクリル塗料が登場しました。鮮やかな発色が魅力的で、素早い希釈や撹拌(かくはん)のしやすさが、多くの人々に受け入れられ1970年代以降、アクリル塗料は主要な外壁塗装剤として広まっていきました。
そして現在、半世紀以上の時を経て、アクリル塗料は今も進化し続けています。数多くのメーカーから、さまざまな種類の塗料が発売されています。その中には、さらなる発色の良さや耐候性の向上を追求するものもあります。アクリル塗料以外に上位グレードの塗料も出ていますが、建物の外観を美しく彩り、保護力向上の開発は今も各メーカーで続けられています。
アクリル塗料のメリット
【アクリル塗料のメリット①】費用が安い
アクリル塗料のメリットで一番に挙げられることは、1,200~1,800円/㎡という手ごろな価格帯の塗料があることです。この低価格は、数年ごとに外壁リフレッシュを行いたい店舗オーナーや、急いで家を売却したい方にとって非常に魅力的な点です。
※なお、家を売る際には、まずは先に家の査定を受けてから塗装を検討することを推奨します。
【アクリル塗料のメリット②】多彩なカラーバリエーションと種類
アクリル塗料は素晴らしい発色を持ち、そのためにカラーバリエーションが広範囲に渡ります。また、歴史のある塗料なので、さまざまなメーカーから様々な種類の塗料が販売されています。
【アクリル塗料のメリット②】使い勝手の良さ
アクリル塗料は1液型(後述説明あり)がほとんどで、DIYにも初心者にも使いやすい塗料です。アクリル塗料をすでに塗っている場合、シーラーレスで新たに塗装することもでき、重ね塗りの手間がかかりません。(ただし、塗膜が劣化している場合は注意が必要です)
アクリル塗料のデメリット
最近では、新築時にも使用されることは稀なくらい、他の塗料と比較して耐久年数が短いというデメリットがあります。アクリル塗料は、建物の塗り替えが必要となった時も塗り替えサイクルが短くなるため、最近ではあまり使用されることも少なくなってきました。しかし、一時的な建物やある期間に限定されたプロジェクトの際には、アクリル塗料は費用に対して十分に効果を発揮してくれます。数年間持ちさえすれば十分で、長期的な耐久性を求める必要がない場合にはまだアクリル塗料が選ばれています。
ウレタン塗料の特徴と価格帯
- 耐用年数:6〜10年
- 塗装単価:1,800〜2,200円/㎡
- 塗装可能な外壁:窯業系サイディングボード、金属系サイディングボード、ALCパネル、モルタル、コンクリート、トタン
ウレタン塗料は、1970年代以降、外壁用塗料として広く使われるようになりました。この時期に同様に使用され始めたアクリル塗料と比べて、ウレタン塗料はより耐久性に優れており、さまざまな塗料メーカーから多様な特長を持った塗料が開発され、発売されました。
そのため、今でもウレタン塗料は多く塗料メーカーから出されてその種類も豊富にあります。長年外壁塗装の仕事をしてきた業者や職人の中にはいまだに、慣れ親しんだウレタン塗料の使用をおすすめする場合もあります。しかしながら、一般的には、今主流の新しい塗料であるシリコン塗料などと比べて耐久性が劣るとされており、外壁塗装や屋根塗装に関しては、一部の高機能ウレタン塗料を除いては使用が減ってきています。
ウレタン塗料のメリット
【ウレタン塗料のメリット①】費用が安い
シリコン塗料などと比べて、若干ですがウレタン塗料は価格が安いというメリットがあります。シリコン塗料は2,000~3,000円程度に対して、ウレタン塗料の単価は1,800~2,200円程度と低価格です。コストを抑えたい場合は選択肢の1つかもしれません。
【ウレタン塗料のメリット②】弾性があり、柔取り扱いやすい
ウレタン塗料は弾性があり柔らかく、非常に取り扱いやすい塗料です。そのため、作業性も非常に高いです。また、硬化した後の塗膜も柔らかいため、建物に動きが生じてもヒビ割れしにくい塗膜となります。ヒビが入りやすい建物には、非常に適した塗料です。ウレタン塗料を使用することで、ヒビが発生しにくい理想的な外壁塗膜を作ることができます。
【ウレタン塗料のメリット③】耐薬品性にも優れている
ウレタン塗料は耐薬品性にも優れていますので、工場など汚染されやすい地域に適しています。
【ウレタン塗料のメリット④】豊富な種類
ウレタン塗料はかつて主流だった塗料であるため、多様な種類が存在します。日本だけでなく海外でも非常に多くの種類があります。水性塗料や弱溶剤、強溶剤、遮熱塗料など、塗布する場所や用途に合わせて幅広い選択肢があります。
【ウレタン塗料のメリット⑤】メンテナンスが楽
ウレタン塗料は外壁の表面を樹脂で覆うので、傷に強く下地が侵されにくい傾向があります。その為、次回の塗装時のメンテナンスの際も外壁の修繕作業が少なくて済み、とても楽に行う事ができます。
ウレタン塗料のデメリット
他の上位グレードの塗料と比較して、ウレタン塗料の耐久性は劣っているため、次の塗り替えのタイミングまで十分に建物を保護することは難しいです。塗料のコストが低めなので、その時の塗装費用は抑えられることが多いですが、一生涯のメンテナンスコストを考慮すると、塗装サイクルが早く来てしまうため、逆に費用がかかる可能性もあります。しかし、ウレタン塗料はその他の魅力的な特徴を備えてることは事実なので、費用対効果も検討しつつ、さまざまな要素を考慮し、最良の選択をすることをおすすめします。
シリコン塗料の特徴と価格帯
- 耐用年数:8〜12年
- 塗装単価:2,000〜3,000円/㎡
- 塗装可能な外壁:窯業系サイディングボード、金属系サイディングボード、木質系サイディングボード、樹脂系サイディング、ALCボード、モルタル、コンクリート、トタン
現状の外壁塗装業界ではシリコン塗料が一般的と言われています。シリコン塗料は、新築住宅の外壁材としてよく使われる窯業系サイディングボードなどとも相性が良いです。なんと言っても、耐久性が10年以上も持続するため、従来のアクリルやウレタン塗料と比べても長持ちすることが特徴です。さらに、大きな戸建ての場合でも、比較的低予算で塗装することができるため、コストパフォーマンスにも優れています。そして、塗装業者側にとっても、取り扱いが簡単なこともあり、全国都道府県の塗装会社に広く広まり、扱いやすく種類も豊富な塗料として人気が高まっています。
シリコン塗料のメリット
【シリコン塗料のメリット①】優れた耐久性、耐熱性
シリコン塗料は、非常に耐久性に優れた塗料です。まず、耐熱性が挙げられます。シリコン塗料は、600℃前後の高温環境でも耐えることができます。そのため、耐火性を必要とする塗り替え工事を行いたい場所に最適です。
【シリコン塗料のメリット②】耐候性に優れている
シリコン塗料は酸性雨や強風、紫外線にも強いため、長期間にわたって優れた耐候性を保ちます。さらに、耐水性もあります。塗膜が固く、撥水性があるため、水を通さず、湿気や雨による建材の劣化を抑えることができます。
【シリコン塗料のメリット③】光沢感があり、美観キープ
シリコン塗料は光沢・ツヤがあります。シリコン塗料は、光沢のある仕上がりになることが多く、汚れがつきにくくなります。これにより、外壁の劣化を最小限に抑え、美しい外観を長期間キープすることができます。
【シリコン塗料のメリット④】費用対効果の良さ
シリコン塗料は、耐久性が高く、再塗装のサイクルを減らすことができます。そのため、生涯メンテナンスコストを大幅に削減できます。さらに、シリコン塗料は非常に人気があり、メーカーも日々新しい耐久性のより高い塗料製品の開発に取り組んでいます。
【シリコン塗料のメリット⑤】塗料の種類の豊富さ
シリコン塗料は多くの塗料メーカーから開発、発売をされており、豊富な商品ラインナップが用意されています。豊富な種類から自分にぴったりの塗料を見つけることができる確率も高くなります。さまざまなカラーバリエーションや価格レンジ、性能などから選べるので、自分の好みに合った商品を選ぶことができるのも、シリコン塗料の魅力です。
シリコン塗料のデメリット
現在の塗装業界では、主流で広く人気のある塗料ですが、上級グレードの塗料と比べると、耐久性が劣る面があるので、長期的な美観維持を求める方には適していません。初期費用は比較的安価ですが、上位グレードの塗料と比べると、塗装サイクルが短いので、生涯メンテナンスコストが高くなる場合もあります。それでも、他の利点が多くあるため、現在の塗装業界においては多くのお客様に魅力的な選択肢と言えるでしょう。
ラジカル塗料の特徴と価格帯
- 耐用年数:12〜15年
- 塗装単価:2,500〜3,500円/㎡
- 塗装可能な外壁:ALCパネル、モルタル、コンクリート、トタン
ラジカル塗料と短縮して呼ばれることもありますが、正式にはラジカル制御形塗料と言われ、塗料の劣化を引き起こすラジカル反応を抑制する特殊な塗料です。通常、塗料の調色に使われる酸化チタン(白色顔料)は紫外線にさらされるとラジカル反応が起こります。この反応が進むと塗料の成分が変化し、剥がれや退色の原因となります。
しかし、特定の成分を混ぜることでこのラジカル反応を抑制する技術が開発され、それがラジカル制御形塗料として実現しました。この特殊な成分はハルス(Hindered Amine Light Stabilizer)と呼ばれ、ハルスハイブリット塗料やハイブリット塗料とも呼ばれています。
ラジカル制御形塗料は耐候性に優れているだけでなく、美しい光沢と低汚染性も持っています。これにより、塗料の外観を長期間にわたって保ち、美しい仕上がりを実現します。さらに、高性能な点も魅力の一つです。ただし、この新しい塗料はまだ発売されてから数年しか経っていないため、実績は限られています。しかし、多くの塗料メーカーがこの技術に力を入れており、今後ますます注目されることでしょう。
ラジカル塗料のメリット
【ラジカル塗料のメリット①】コスパが良い
ラジカル塗料はコストは他の上位塗料に比べて、安価でありながら高性能な塗料と言う点で人気が出ています。
通常シリコン塗料などと比べても、樹脂の品質にはほとんど差がありません。従来の塗料では、新しい機能が追加されると価格が上がるのが一般的でしたが、ラジカル塗料は高性能になっても価格が大きく変わらないのでコストパフォーマンスが非常に高い塗料の1つです。
【ラジカル塗料のメリット②】チョーキングなど劣化しにくい
ラジカル塗料は劣化の1つであるチョーキングが起きにくいという特徴を持っています。紫外線や雨風にさらされても耐久性が高いため、劣化が遅くなります。チョーキングが起きにくいということは、ひび割れや水漏れのリスクを抑えてくれるということを意味します。ラジカル塗料は外壁の劣化自体を防ぐことにも効果的な塗料と言えます。
【ラジカル塗料のメリット③】優れた低汚染性
ラジカル塗料は、優れた低汚染性も持っています。低汚染性があるため、汚れが付着しにくく、光沢があるので、色とツヤが長持ちします。もちろん、ツヤ消しも可能ですが、塗膜の寿命を延ばしたい場合は、ツヤのある仕上がりがおすすめです。
【ラジカル塗料のメリット④】作業性が高い
ラジカル塗料は外壁用の水性1液型と言われているすでに必要な成分が混ざった混ざった状態の塗料なので、作業性が非常に高く、手間なく簡単に施工できます。塗料の伸びが軽く、飛散しにくい特性を持っているため、金属サイディング、窯業系サイディング、モルタル、ALCパネル、木部、鋼板など、どんな外壁にも塗装が可能です。
手間をかけずに美しい仕上がりを求める方には、ぜひおすすめです。
ラジカル塗料のデメリット
最近開発が進んできた比較的新しい塗料の部類になるラジカル塗料は、まだ知名度が低いため、積極的に取り扱っている塗装会社や職人が限られているというデメリットがあります。現時点では、ラジカル塗料を使用したいと思っても、断られてしまうこともあるかもしれません。
しかし、ラジカル塗料はコストを抑えつつ、性能が高いため、将来的には取り扱う塗装業者もどんどん増える可能性は高いです。
ラジカル塗料の魅力と効果を理解する塗装施工会社や塗装職人が増えてくれば、ラジカル塗料は市場においてより一層、注目されることでしょう。
フッ素塗料の特徴と価格帯
- 耐用年数:15〜20年
- 塗装単価:3,000〜5,000円/㎡
- 塗装可能な外壁:窯業系サイディングボード、金属系サイディングボード、木質系サイディングボード、樹脂系サイディング、ALCボード、モルタル、コンクリート、トタン
フッ素塗料は蛍石を原料としたフッ素樹脂を使用しているため、酸性雨や紫外線に対しても強い耐性を持ち、さらに防汚性にも優れています。そのため、現在の主流であるシリコン塗料と比べても、ワンランク上の耐久性を誇る塗料として位置づけられています。
しかしその一方で、優れた性能にはコストがかかり、シリコン塗料と比べると、塗装単価はほぼ2倍近くなることもあります。
1回の塗装コストはかかっても、塗装サイクルの頻度を減らすことできるので、トータルコストを削減したい方にはおすすめの塗料です。特に狭小地や傾斜地、階数の高い建物などの塗装工事ごとに必要となる足場代がかさむ地域建物を保有している方にはフッ素塗料は非常におすすめです。
フッ素塗料のメリット
【フッ素塗料のメリット①】耐用年数が長い
フッ素塗料の最大の魅力は、塗膜の寿命が驚くほど長いと言う点です。通常の塗料に比べて約2倍もの耐用年数を持ち、約15〜20年の耐用年数があります。
実際には、フッ素塗料で塗装した建物で30年以上も塗り替えを行っていない長持ちしている建物も存在する場合があります。
【フッ素塗料のメリット②】生涯メンテナンスコストの削減
一般的な塗料では寿命が約10年前後なので、20年の間に2回、30年の間に3回も塗り替えを行う必要があります。そう考えると断然フッ素塗料の方が経済的に優れていると言えます。
その時の塗装費用は比較的高くなりますが、耐用年数が非常に長いため、生涯のマイホームのメンテナンスコストを考えるとかなりお得です。
また、何度も外壁塗装工事を行うことによって、仮設工事の回数も増えますが、フッ素塗料を使用することで仮設工事の費用も削減することができるので、長期優良住宅が増えている現代の建物事情において非常に適した外壁塗料と言えます。生涯リフォーム回数を減らすことができるため、建物のメンテナンスにとっては大きな利点です。
【フッ素塗料のメリット③】新築のような光沢の綺麗さ
光沢のあるフッ素塗料は、まるで建てたばかりの新築のような輝きを長持ちさせてくれます。滑らかでピカピカな仕上がりとなり、新築時の美しい光沢になり、建物全体が豪華に見えるため、年月を経た建物でもまるで別物のように見違えます。
フッ素塗料のデメリット
フッ素塗料は他の塗料と比べてコストが高くなることがデメリットです。生涯コストを考えると選ぶ価値がありますが、塗装時の費用がかかるので、まとまった費用を出すことが難しい場合は、選択しにくい塗料と言えます。
そして、フッ素塗料を選ぶ際にはひび割れにも注意が必要です。なぜなら、耐久性が高い硬い塗膜であるが故に、柔軟性がなくひび割れしやすいというデメリットもあります。適切に管理すれば長期間美しさを維持することができますが、メンテナンス性でやや劣ると言えます。
無機塗料の特徴と価格帯
- 耐用年数:20〜25年
- 塗装単価:4,500〜5,850円/㎡
- 塗装可能な外壁:窯業系サイディングボード、金属系サイディングボード、樹脂系サイディング、ALCボード、モルタル、コンクリート、トタン
無機塗料は、ケイ素などの無機物を主成分とする塗料です。ケイ素とは、ガラスや陶器など、私たちの身の回りで広く使われている素材で、無機物です。無機物は有機物とは異なり、紫外線による劣化の心配がありません。そのため、無機塗料は太陽光に強く、他の塗料と比べて長期間の耐久性を誇っています。
無機塗料の費用は他の塗料に比べて高めですが、最長20年の耐用年数が期待できるため、長期的に見れば生涯メンテナンスコストは抑えられます。さらに、防汚性や耐候性などの機能面も他の塗料に比べて優れており、美しい外壁を長期間維持することができるのも魅力の一つです。
ただし、無機塗料の機能を最大限に引き出すためには、熟練した職人の技術が必要なので、無機塗料を扱う塗装業者職人の技術力も見極めることが重要です。
無機塗料のメリット
【無機塗料のメリット①】高い耐候性
無機塗料は耐候性が特に優れており、外壁の劣化因子である雨や紫外線の影響をほとんど受けないため、外壁や屋根を長期間美しく保ちます。高い耐久性を誇るフッ素塗料よりも高い耐久性を誇っていると言われています。
【無機塗料のメリット②】カビ、コケが発生しにくい
カビやコケの発生を抑えるため、有機物の含有量を極めて低くしています。そのため、湿気の多い地域や日の当たりにくい外壁でもカビやコケが生えにくく、長期間キレイな外壁を保つことができます。
【無機塗料のメリット③】低汚染性と防汚性に優れている
無機塗料は汚れに対する防御力もかなり高いと言えます。無機塗料の成分は親水性が高く、例え汚れ付着しても、雨水で簡単に洗い流されます。さらに、静電気も発生しにくいので、ホコリやゴミなども付きにくいメリットがあります。
【無機塗料のメリット④】燃えにくい・不燃性
無機塗装は主成分がケイ素など無機物なので、不燃性もあります。無機塗料は完全に燃えないわけではありませんが、有機塗料と比べて火事の際にも安心です。鉱物やレンガ、ガラスと同じように、炎に強い素材です。
無機塗料のデメリット
鉱物成分を含んでいるため、塗料の塗膜は非常に堅いメリットがありますが、その分、ひび割れしやすいものも多く存在すると言えます。
そのため、モルタル外壁のようなひび割れしやすい外壁には不向きな塗料と言えます。
さらに、無機塗料の性能や特徴を十分に発揮するためには、経験豊富な職人の技術が必須となります。逆に熟練度の低い職人では、無機塗料の性能を十分に発揮できない場合があります。
無機塗料を選ぶ際は、職人の技術力がある塗装会社などを見極めることが非常に重要です。素晴らしい仕上がりを実現するためには、経験豊富なプロの塗装職人の手による施工が必須です。
塗料の種類:水性塗料と油性塗料の違いとは何か?
次に水性塗料と油性塗料についてご説明します。皆さんもおそらく、塗装情報総合サイトなどで塗料の一覧やランキングを見ていると塗料ごとに「水性」と「油性」という言葉に出会っていて、一度は聞いたことがあることでしょう。実は、シリコン塗料の中でも「水性」と「油性」の種類があったりして、塗料の種類に限らず水性や油性がある塗料もあります。では、具体的に「水性」と「油性」の違いや特徴を以下で、詳しく紹介していきます。
塗料を形成する3つの成分
塗料を形成する成分には「合成樹脂」「顔料」「添加物」の3つの成分があります。
合成樹脂とは
「合成樹脂」とは、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など、塗料の主成分となるものです。この合成樹脂の成分によって、塗料の耐久性が大きく左右される重要な要素なのです。
顔料
「顔料」とは塗料の色を決めるための原料です。顔料の種類によって、塗料のカラーが決まるのです。色彩の魅力を引き出すためにも、顔料の選び方は非常に重要です。
添加物
「添加物」とは塗料の品質を安定させ、機能性を持たせるために使用される成分です。たとえば、塗料のたれ防止や気泡痕跡の発生を防ぐための機能を追加することができます。また、防カビや防腐などの特性も、添加物によって実現されるのです。
これらの成分で作られた塗料は、外壁塗装などに使用する際には希釈(薄めて伸ばす)する必要があります。そのため、塗料には「水」または「溶剤」のいずれかを混ぜることが必要です。
水を希釈剤として使用する塗料を「水性塗料」と呼びますし、シンナーなどの溶剤を使用する塗料を「油性塗料」と呼びます。適切な希釈剤を選ぶことで、塗料の性能を最大限に引き出すことができるのです。
水性塗料の特徴
現在、外壁塗装においてはほとんどの場合、水性塗料が使用されています。昔は水性塗料の耐久性に疑問がありましたが、技術の進歩により、現在では価格と耐久性に大きな差はありません。
ただし、外壁材や塗る場所によっては、油性塗料を使用する方が適している場合もあります。
また、水性塗料は油性塗料と比較して臭いが少ないのも特徴です。そのため、赤ちゃんや小さなお子様、ペットがいるご家庭での室内塗装でも安心して選ぶことができます。
さらに、水性塗料は環境にも貢献できるというメリットもあります。油性塗料と比較して大気汚染の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の排出量が少ないので環境に配慮した塗料と言えます。
最近では、持続可能な開発目標であるSDGsにおいて、自然保護が重要視されているため、塗料メーカーも社会の関心に合わせて、水性塗料の開発が進んできていると言えます。今後ますます水性塗料が、塗料の主役となっていくことが予想されます。
油性塗料の特徴
油性塗料とはシンナーなどの溶剤をして希釈する塗料で昔から使われてきました。溶剤を使うことで塗料の耐久性が増し、外壁塗装よりも耐久性が求められる屋根塗装には欠かせない塗料と言えます。
しかし、油性塗料を使用することで、水性塗料と比べて、「臭いが強い」というデメリットが発生することも事実です。
少々臭いがキツくなりますが、その分耐久性も上がり外壁の美しさを長期間にわたって保ち、屋根を雨から守り続けることができるのです。
また屋根だけでなく、鉄部やツルツルした材質にも油性塗料の方が向いています。水性塗料では塗料の性能を十分に発揮できない材質や外壁材があるので、塗料の効果を十分に得たい場合は油性塗料を選ぶ必要があります。
屋根や他の表面の美観を保持し、耐久性を最大限に引き出すために、油性塗料はまだまだ重要な存在です。そのため、臭いが気になるというデメリットもありますが、今の段階では効果を優先して油性塗料を選択することも必要となります。
塗料の種類:1液型と2液型とは?
塗料を塗装会社比較サイトや塗料ごとの機能や性能説明が記載されたどこかの塗装会社のホームページなどで調べているとおそらく、「1液型」と「2液型」という言葉が頻繁に出てくるのではないでしょうか?
この「1液型」「2液型」と何度か見たり聞いたことがある方もいらっしゃると思います。実際、塗料を選ぶ時にお客様自身でその違いを理解して選ぶ方は稀だと思いますが、塗料の性質をさらに理解するためにも、この違いについてこのセクションでは紹介してみます。
前述のように、塗料は水性と油性の二つのタイプに分かれます。これらを塗装に使用する際には、水かシンナーのような溶剤で希釈する必要があります。さらに、塗装を行う際には、外壁表面にしっかりとした塗膜を形成するために「硬化剤」を塗料に混ぜます。その時に登場するのが「2液型」の塗料です。
2液型の塗料とは
2液型の塗料とは、塗料自体(主材)と硬化剤が別々になっていて、使用する際には2つの液体を混ぜて使います。「2液型」の場合は、硬化剤を主の塗料に混ぜる手間や、一度混ぜてしまったら使い切らなければならないというデメリットがあります。逆に1液型の塗料は最初から硬化剤が混ざった状態の塗料のことを言います。
しかし、1液型と比較しても手間がかかる分、塗装直前に硬化反応を引き出すことができるため、より強固な塗膜を作ることができます。また、塗装可能な素材の範囲も広いのも特徴です。
1液型の塗料とは
先ほども言ったように、1液型の塗料とは硬化剤が最初から主材に混ぜられているものを1液型と言います。
元々は、2液型の塗料しか世の中に存在しませんでしたが、混合・攪拌(かくはん)の手間を改善させるために、効率重視で開発されたのが1液型塗料となります。
特に2液型は攪拌(かくはん)時に希釈配分を間違えると塗料本来の性能を発揮できない場合がありますが、しかし、1液型は攪拌(かくはん)しないことで、その心配がなく施工品質を一定以上に保てるというメリットがあります。
硬化剤を都度、混ぜ合わせる必要がないため手間が掛からない上に、2液型のように即座に塗料を使い切らなくてはいけないといったことがないため、余ってしまった塗料を翌日でも使用することができるといったメリットがあります。
三輪塗装では水性塗料、油性塗料、1液型、2液型など難しい塗料の知識がないお客様にも、お客様のご希望をまずはお伺いした上で、塗料の持ちの長さやコストなどを考慮した上で最適な塗料を選択し、ご塗装をさせていただいておりますので、わからないことがある場合はいつでも三輪塗装のスタッフへご相談ください。
丁寧に塗料の説明をさせていただき、あなたに最適な塗料を選択させていただきます。
外壁塗装の種類や色だけじゃなく「艶」選びも外壁の仕上がりの印象を左右する重要なポイント
外壁塗装を考える時、耐久性や塗料の機能はもちろん重要ですが、見た目も気になりますよね?外壁塗装で選ぶ色や種類はもちろん大切ですが、同じくらい「艶」にもこだわってみると、外壁が一段と素敵になるんです。この章では、外壁塗装をより魅力的にさせる「艶」について、詳しく解説していきます。外壁のおしゃれさを引き立たせる重要な点をご紹介します。
塗料の艶あり、艶なしで外壁の印象が全く変わる!
外壁塗装において、塗料の艶は印象を大きく変える重要な要素です。艶のある塗料(艶あり)と艶を抑えた塗料(艶なし、艶消し)には、それぞれ異なる特徴があります。
通常、お客様から特に要望がない場合、塗装業者は「艶あり塗装」を選ぶことが多いです。これは、昔から塗装業界で一般的であり、塗りやすさを考慮して艶のある塗料がよく使用されてきたからです。
一方、艶なし塗料は、色ムラになりやすく、塗装の難易度が高くなったり、塗装の手間が増えるというリスクがあります。しかし、そのリスクを考慮しても最近では艶消しの塗装は人気が高くなっています。
外壁塗装においては、ピカピカの艶ありの塗料よりは、少し艶を抑えたマットな仕上がりになる艶なしの塗料がおしゃれさから近年は人気です。
プロの塗装業者と相談しながら、自分だけの魅力的な外観を実現してみましょう。
艶あり塗料と艶なし塗料の特徴
艶あり塗料とは
艶あり塗料は、ピカピカ、テカテカした光沢が特徴です。いかにも「塗装しました」という雰囲気が出ますが、その滑らかな表面は、汚れがつきにくく、長い間、外壁の美観を保ちます。しかし、一方で、ピカピカの外観は「塗ったばっかり」という印象を与えることもあります。おしゃれな外壁を求める方々には、逆に艶のない塗料が人気です。
艶なし塗料とは
マットな質感を持つ艶なし塗料は、落ち着いた雰囲気や高級感を演出でき、おしゃれな外壁を目指す方にとって魅力的な選択肢です。
ただし、注意が必要な点もあります。艶なし塗料には、表面に凹凸が少し見受けられる「艶消し剤」という成分が含まれています。この艶消し剤のせいで、塗装の表面の凹凸に微小な汚れが付きやすくなるというデメリットがあります。
しかし、近年の艶消しができる塗料の中には防汚性や低汚染性の塗料が出てきているので、艶消しを選びたい場合は、そういった機能性の塗料を選択することをおすすめします。
艶にも「3分艶」「5分艶」「7分艶」のレベルがある
外壁塗装の艶にもいくつかの度合いが存在します。一般的には「3分艶」「5分艶」「7分艶」などと表現されます。これらは塗料の光沢の度合いを示しており、3分艶は最も控えめな光沢を持ち、5分艶や7分艶になるにつれ艶感が増していきます。
もし外壁に落ち着いた雰囲気を求める場合は、光沢が強すぎる艶あり塗料ではなく、自分の好みに合った艶感を選ぶこともおすすめです。適切な艶のレベルを選ぶことで、外壁に色の違いだけではない、自分の好みの雰囲気を実現することができます。
ちなみに、三輪塗装では、アステックペイントジャパンの「超低汚染プラチナリファイン2000」を特におすすめしています。この塗料は3分艶という艶度合いで、かなり落ち着いたおしゃれな印象を外観に与えます。さらに、艶なし塗料の欠点である汚れやすさをカバーするための超低汚染性能を備えており、耐候性も高く、抗菌効果もあります。この塗料は本当に三輪塗装がおすすめする優れた塗料です。
機能性のある塗料とは?
近年、日本各地で、夏になると毎年のように記録的な暑さになったり、ゲリラ豪雨や災害レベルの台風など異常気象がよく見られます。
こういった過酷な環境下でも住まいの外壁を守るための外壁塗料や屋根塗料は、驚くべき進化を遂げてきました。各メーカーが塗料の技術革新に力を入れ、色や作業効率の改善だけでなく、遮熱や断熱、低汚染性、防水など、豊富な機能を備えた塗料が開発されて来ています。これらの塗料の性能の進化は、私たちの生活をより快適なものにしてくれます。
この章では、注目されている塗料の性能や技術などを、代表的なものを以下に一覧でご紹介します。
ナノコンポジット技術
ナノコンポジット技術とは、驚くべきナノテクノロジーによって、樹脂の成分を1メートルの10億分の1のサイズまで微細化することを可能にしました。そのおかげで、塗膜はこれまでにないほど、驚くほど密集し、均一になりその結果として、塗膜の強度が増し、耐用年数が長くなり、さらに汚れにくくなるという素晴らしい特性を持ちました。
耐候性塗料
耐候性塗料とは、塗料の劣化を引き起こす3大劣化因子の、太陽光(紫外線)、雨(酸性雨)や熱に耐久性のある塗料のことを指します。
日本産業規格では、「耐候性とは、材料を光、風、雨などの屋外条件下で、暴露した場合の耐久性のこと」と定義しています。
「耐候性」とは、さまざまな屋外条件に対してどれだけ強いかテストして数値化してある一定の数値を超えた塗料に対して使う用語です。
また、耐候性塗料は、ウレタン樹脂塗料以上の耐候性グレードの高い、屋外で使用される上塗り塗料のことを一般的にいいます。耐候性が高ければ高いほど、塗料の持続性と美観を保つことができると言われています。
低汚染性塗料
外壁や屋根は外気や雨風にさらされるので、特に汚れはつきものです。
しかし、低汚染塗料で塗装した外壁は、汚れよりも水分が外壁に強くくっつき、汚れは雨水などで外壁から浮き上がり、簡単に洗い流されることができます。
これは、ナノテクノロジーや光触媒などの最新技術を駆使し、外壁に親水性を与えた結果です。これにより、水分がより一層外壁に吸着しやすくなり、効果的な洗浄が可能になるのです。雨が降るたびに汚れが洗い流され、いつまでも美しい外壁が長く保たれます。
遮熱性塗料
遮熱塗料とは、太陽の光を効率的に反射し、赤外線を吸収しない特殊な仕組みを持った塗料のことを言います。
革新的な遮熱技術を駆使した結果、太陽熱から室温が上昇することを防ぎ、エアコンなどの稼働率を抑え、光熱費を節約することができます。
近年の記録的な暑さ対策にこの遮熱塗料はかなり有効な手段と言えます。
この遮熱塗料を利用すれば光熱費を節約しながら、エネルギー使用量も抑えられるので、二酸化炭素の排出量を減らすことができるため、地球にやさしい選択となります。
断熱塗料
断熱塗料は遮熱塗料と似ているため、同意義で使われる場合もありますが、厳密には違います。
断熱塗料とは屋外の暑さを室内へ伝えないだけではなく、室内の温度(暖かさ)を室外へ逃さない機能を持った塗料のことをいいます。つまり外壁を通した熱伝導を非常にゆっくりさせるイメージなので、「夏に涼しく、冬に暖かい」という状態を作ってくれます。
この技術は断熱塗料として有名なガイナが採用している、宇宙空間でのロケット内の気温を一定にする技術を用いて作られた優れた技術に代表されます。
防カビ・防藻性塗料
防カビ・防藻性塗料とは、カビや藻の発生を抑制する機能を持った塗料です。カビや藻は、水分や栄養分を与えると繁殖し、外壁や屋根、浴室、洗面所などの建物や家具などに発生すると、見た目が悪くなるだけでなく、健康被害や腐食を引き起こす可能性があります。
防カビ・防藻性塗料には、カビや藻の発生を抑制する薬剤が含まれています。この薬剤は、カビや藻の細胞膜を破壊したり、栄養分を奪ったりして、その繁殖を抑制します。また、カビや藻の付着を防ぐ薬剤も含まれているものがあり、カビや藻の付着を抑制することで、防カビ・防藻効果を長持ちさせることができます。
湿気の多い地域や、日当たりの悪い面の外壁に使用すると効果的です。
防水性・弾力性塗料
防水性・弾力性塗料とは水に強く、柔軟性のある塗料です。
この塗料の優れている点は、下地の外壁にひび割れが発生しても、その柔軟性を活かして、ひびに追従し、雨水の浸入を防止します。
この防水塗料のおかげで、建物を雨漏りから守り、建物の寿命を向上させてくれます。
高い弾力性により、下地のひび割れ自体も防いでくれ、建物の外観も長期間に渡り美しく保ちます。
目的や予算に合わせ自宅に適した塗料を選ぶコツ
生涯メンテナンスのコストや家計にあったパフォーマンスで選ぶ
塗装工事の費用について考えてみましょう。低価格をウリにしているアクリル系塗料やウレタン系塗料を選ぶと、初期費用を抑えることができます。費用重視の方にはオススメですが、注意が必要です。
なぜなら、耐用年数が短い塗料を選ぶと、すぐに塗り替えが必要になり、その結果、短期間での外装メンテナンス費用が増えてしまうからです。生涯コストで考えるとコストパフォーマンスが悪くなる可能性があります。
一方、特殊な特性を持つハイスペック塗料(例えばフッ素塗料や無機塗料など)を選ぶと、一回あたりの費用は高くなりますが、生涯の外装メンテナンス回数を抑えることができます。結果として、全体的にお得になることもあります。
ただし、塗装工事後の生活に支障をきたすほどの費用がかかる超高級塗料を選ぶのも考えものです。ご自身が支払える限度内での塗料を選ぶことで、日常生活が安定します。
また塗装工事ではリフォームローンなども活用できるので、ご自身の生活や家計に合った費用感で適切な塗料を選ぶことが重要です。
要するに、費用だけを重視すると将来的にコストがかかる可能性があるので、適切な塗料を選ぶことで全体的なコストパフォーマンスを向上させることができます。
外壁塗装のプロの意見はしっかり聞いて活用する
「塗装の専門家の意見や知恵を活用する」ということです。
塗料選びにおいて、お客様自身の知識や感覚だけでは、思わぬトラブルに直面するかもしれません。そんな時こそ、塗装のプロであり、実績のある塗装のプロたちのアドバイスをしっかりと聞くことが大切です。塗料市場には、価格や性能が異なる多種多様な塗料が存在し、自宅に最適な選択をするのは素人には非常に困難な選択です。そんなときは、迷わず信頼のおける塗装のプロの提案するいくつかの塗料から選べば、失敗するリスクをかなり減らすことができます。
信頼のおける塗装業者選びは超重要
どんなに優れた塗料でも、腕が良くない業者によって施工されてしまうと、その塗料の効果を十分発揮することはできません。
塗料の性能だけでなく、下地処理なども丁寧に行われることが、塗料の能力を引き出す上で重要な要素です。さらに、業者によって得意な塗料や提案内容も異なるため、適切なアドバイスを受けられる業者の選択も重要です。
他のコラムや動画でもお伝えしているかもしれませんが、業者選びにおいては「地元で評判の良い塗装業者」を選ぶことを三輪塗装ではおすすめします。
地元で評判の良い塗装業者や工事業者は、地元の気候や街並みに詳しいため、きっとお客様のお住まいに適切な塗料を提案してくれるでしょう。
相見積もりする場合は、2〜3社くらいの塗料会社や建築会社からプランやサービスを提案してもらいましょう。その提案結果を比較することで、プロが認める塗料やおおよその費用相場、良質な業者が提供する診断や対応の質を見極めやすくなります。
将来の住宅のメンテナンス周期なども考慮しながら、塗装事例実績や経験が豊富な業者と協力して、最適な塗料を選び、満足のいく外壁塗装を実現してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事ではさまざまな種類やグレード、特殊性能を持つ塗料を2023年最新版として紹介してきましたが、建物の外壁材に合ったおすすめの塗料や自分の家の壁に合う塗料の確認方法もお伝えしました。この記事を参考に皆さんの理想にぴったりの塗料を知って見つけてくださると嬉しいです。
我が家の外壁を補修・メンテナンスするタイミングは一度と言われています。
外壁のメンテナンスは10年〜長くて25年に一度行うものでそんなに頻繁に見積りを取って塗装するようなものではありません。だからこそ、ご自身の自宅に合ってない塗料を使って塗り替えてしまう前に、納得のいく塗料選びが大切です。当社は皆さんが満足できる塗料を選べるように願っています。三輪塗装では無料見積もり、無料相談も実施しておりますので、お気軽にスタッフへお問い合わせください。
塗料の選択と同様に、「色選び」にも悩んでいる方も多いです。そんな方はぜひ、こちらの記事もご一読ください。色選びも大切なポイントですので、お役立ていただける情報が満載です。