【全43問】外壁塗装、外壁リフォームでよくある質問集めました

公開日:2024.9.27 最終更新日:2024.9.27

外壁塗装は家の外壁を守るために必要なリフォーム工事です。しかし、1度の外壁塗装工事にどのくらいの費用がかかるのかや、塗料の種類などをよく知らない方も多いのではないでしょうか。

 

外壁塗装工事を依頼する場合、全て業者に任せずにある程度知識を学んでおくことをおすすめします。ここでは、外壁塗装、外壁リフォームでお客様からよく聞かれるよくある質問をまとめています。

 

目次

外壁塗装の費用系でよくある質問

まずは外壁塗装に関して、費用にまつわる質問を見ていきましょう。外壁塗装の塗り替えにどのくらいの費用がかかるのか、費用を安くする方法など、依頼する上で参考になる内容をまとめています。

外壁塗り替え費用はいくらかかる?

一戸建ての外壁を塗り替える場合、一般的にはおおよそ100万円前後の費用がかかります。

ただし、建物の大きさや塗料のグレード、補修工事があるかどうかによっては、100万円よりも多く費用がかかってくる場合もあります。

 

外壁塗装の金額は、塗装面積によって算出されるのはご存知でしょうか。塗装面積とは、建物全体の外壁面積を算出し、窓など塗装をしない部分の面積を差し引いたものです。正確に計測する場合、専用のCADソフトを使ったりしますが、簡易的に塗装面積を計算する方法もあります。

 

それは、延床面積に係数1.2をかけるだけです。

 

計算式:塗装面積(㎡)=延床面積(㎡)×係数1.2

※延床面積は以下の方法で算出

延床面積(㎡)=坪数×3.3㎡ (1坪=3.3㎡とする)

 

例えば、総2階建ての40坪の家の塗装面積を計算する場合、以下のような計算式になります。(1坪=3.3㎡とする)

 

延床面積:40坪×3.3=約132㎡

塗装面積:132㎡×1,2=158.4㎡

 

以上から、40坪の2階建ての家だと、塗装面積は約158.4㎡です。ここに、外壁塗装に使用する塗料の金額で掛けると、大体どのくらいの費用がかかるのかが算出されます。

外壁塗装の費用を安くする方法は?

外壁塗装工事は、おおよそ100万円前後の費用がかかるため、少しでも安く抑えたいと考える方が多いでしょう。

外壁塗装は、様々な方法を利用することで安く抑えられる可能性があります。外壁塗装工事を安くする方法をご紹介します。

 

  • 地元の塗装工事業者に依頼する
  • 在庫塗料や余った塗料を使う
  • 施工範囲を限定する
  • キャンペーンを利用する
  • 閑散期に依頼する
  • 塗料のグレードを見直す
  • 火災保険・助成金を活用する
  • 複数業者で相見積もりを取る
  • 屋根塗装と一緒に工事をする
  • 不要な工事を断る
  • 値引き交渉する

 

11の方法をみていきましょう。

地元の塗装工事業者に依頼する

外壁塗装は、大手ハウスメーカーやリフォーム会社でも依頼ができますが、地元の塗装工事業者の方が安く工事ができる可能性が高いです。ハウスメーカーやリフォーム会社に依頼した場合、現場の塗装作業は提携している下請けや孫請け業者が実際に行います。そのため、仲介手数料が発生し、塗装工事費用に上乗せされてしまうのです。

 

地元の塗装業者であれば、自社施工のところが多いのでハウスメーカーやリフォーム会社にお願いするよりも30〜40%安く済む可能性があります。

在庫塗料や余った塗料を使う

業者の中には、在庫塗料や余った塗料を保管している場合があります。これは、他のお客様が急な色変更をしたり、塗料の単価を安くするためにまとめ買いして結局使わなかったりした塗料などの在庫です。

 

塗料の消費期限内であれば問題なく使用できます。在庫塗料であれば塗装工事を安くしてもらえる可能性もあるので、業者に余っている塗料はないか相談してみるのも良いでしょう。

ただし、在庫の中からでなければ色を選べない、塗料メーカーの補償が受けられないという点がデメリットです。このデメリットを理解した上で、在庫塗料を利用しましょう。

施工範囲を限定する

外壁全面を塗装せずに、劣化が目立つ箇所だけを塗装するなど施工範囲を限定することで、外壁塗装の費用を大きく節約することができます。塗装面積が少なくなればなるほど費用を削減できるからです。例えば、日当たりの悪い北面だけ塗装する、人目につきやすい正面だけ塗装するなど、一部分のみ塗装するのも良いでしょう。

キャンペーンを利用する

塗装会社ではキャンペーンを行っている場合もあります。キャンペーンを利用すれば、通常価格よりも安く工事ができる可能性も高いです。

 

例えば、紹介制度やWEBでの申し込み限定割引など、利用できるキャンペーンがあるか調べてみましょう。外壁塗装のチラシにキャンペーンのお知らせが入っていることもあります。

閑散期に依頼する

外壁塗装は天候の安定する春・秋ごろが繁忙期です。反対に、雨の多い梅雨時期や夏、塗料が乾きにくい冬は閑散期です。

 

この時期に外壁塗装工事を依頼すると、通常よりも安く施工してくれる業者もいます。また、閑散期なので自分の希望の日時で工事を施工してもらいやすく、職人や担当の方とじっくり時間をかけて打ち合わせもしやすくなるなどのメリットもあります。

 

ただし、天候に左右されやすいため、雨や雪などで工期が伸びやすい点がデメリットです。工期が伸びたからといって追加費用を支払わなければならないということはありませんが、しばらくの間業者が出入りするため、近隣の方への配慮などが必要になってくるでしょう。

塗料のグレードを見直す

外壁塗装にはウレタン塗料やラジカル塗料など様々なグレードがあります。塗料はグレードによって金額が大きく異なり、安い塗料を選べばその分塗装費用も安くできます。ただし、安い塗料はその分耐久年数が短いです。

 

そのため、塗装して数年で再び外壁塗装によるメンテナンスが必要になってきます。価格が高い塗料は、その分耐久年数も長いため、トータルコストでみると安く抑えられる可能性も高いです。

 

ただし、1度の外壁塗装にかけられる予算も限られているので、どのくらいの費用をかけるのかや、今後のライフプランも考えた上で塗料のグレードを決めましょう。業者にも、どの塗料を使えば良いかを相談してみるのもおすすめです。

火災保険・助成金を活用する

火災保険や助成金を活用して外壁塗装を安くする方法もあります。台風などの自然災害によって外壁が損傷した場合、火災保険が適用される場合があります。

 

ただし、経年劣化による補修は適用されません。また、自分が加入している火災保険の内容によって補償される内容も異なります。火災保険を利用したい場合は、補償内容を確認してから利用しましょう。

 

お住まいの自治体によっては、助成金の活用も可能です。助成金があるかどうかや、内容は各自治体によって異なるため、問い合わせしてみましょう。うまく助成金を利用すれば、外壁塗装工事費用にかかる負担を減らせます。

複数業者で相見積もりを取る

外壁塗装工事をする場合、複数業者に相見積もりを取ることが重要です。初めから1社に絞ると、その業者の金額が本当に適正価格かどうかがわかりません。3〜4社ほど、候補の塗装業者に見積もりを依頼し、金額を比較することで、より安い業者を選べます。

 

また、複数業者の見積もりを比較検討することで、自分の家の外壁塗装にどのくらいの金額がかかるのか、大体の目安もわかってきます。また、他社の見積もりがあれば、値引き交渉の材料としても使えるでしょう。

屋根塗装と一緒に工事をする

屋根塗装と一緒に工事を行うと、その時かかる費用は高くなります。しかし、後々屋根塗装もする予定なら、外壁塗装と一緒に工事をする方がお得です。なぜなら、足場代が1回で済むからです。

 

外壁塗装でも、屋根塗装でも、足場を組みます。外壁塗装と屋根塗装を別々のスケジュールで行うと、足場代を2回分支払わなければなりません。しかし、同時に行えば足場代は1回分で済みます。後々屋根塗装工事もする予定なら、外壁塗装と一緒にすることをおすすめします。

不要な工事を断る

例えば、雨戸などの付帯部分の塗装はしないなど、不要な工事があれば断ることで費用を抑えられます。不要な工事なのかどうかを判断するためにも、業者が提示する見積もりの内容をしっかりと確認し、どのような工事なのかや金額の根拠などをしっかりと質問することも大切です。

 

そのためにも、「外壁塗装工事一式 〇〇円」など、全く内訳が書かれていない見積もりではなく、細かく作業内容や材料の数などがしっかりと書かれている業者を選ぶようにしましょう。

値引き交渉する

契約する業者を決めたら、値引き交渉するのも費用を安くする1つの方法です。「希望はこちらの業者ですが、金額で悩んでいる」など伝えることで、全体の5〜10%程度値引き対応してくれる場合もあります。ただし、無理な値引き交渉は、業者の心象を悪くする場合もあるため、強引に要求することは避けましょう。

外壁塗装の支払い方法は何がある?

外壁塗装工事での支払い方法は、現金払い・クレジットカード払い・リフォームローン利用・財形貯蓄の4種類があります。

現金払い

現金払いには、4種類の支払い方法があります。

 

  • 全額後払い
  • 施工前半分・施工後半分
  • 3回払い
  • 全額先払い

 

全額後払いは、最も一般的な支払い方法です。業者に施工費用の持ち逃げや施工を途中で放棄されるといった心配もなく、依頼主にリスクがありません。

 

施工前半分・施工後半分支払いは、現金払いの中でも2番目によく提示される支払い方法です。全額を前払いしているわけではないため、持ち逃げなどのリスクを被りにくく、業者も施工後にお金が回収できない場合でもリスクを軽減できます。

 

3回払いは、施工前に3割・施工中に3割、施工後に4割の3回に分けて支払う方法です。

建物の規模が大きく、施工費用が高い場合に使われる支払い方法なので、一戸建てでは滅多にこの方法は使いません。戸建てで3回払いを提案された場合、注意が必要です。悪徳業者だった場合、施工費用の大部分を支払っているため、施工をほったらかしにされたり、手抜き工事をされたりする可能性があります。

 

全額先払いは、施工前に料金を支払う方法です。この方法は、優良業者が用いることはほとんどありません。そのため、この方法を提案してくる業者は悪徳な業者である可能性があります。先に全額料金を受け取っているため、施工をせずに逃げたり、手抜き工事をされたりといったリスクがあります。先払いを言ってくる業者とは契約しない方が良いでしょう。

クレジットカード払い

クレジットカード払いに対応している業者もいます。ただ、対応していない場合も多いため、クレジットカードを希望される場合は、事前に業者に確認しておくようにしましょう。

 

クレジットカードを利用して支払うと、ポイントがついてお得です。ただし、業者独自の割引が適用されない可能性があります。これは、業者がカード会社へ支払額の3〜5%程度の手数料を支払う必要があるため、割引が難しくなるためです。

リフォームローン利用

リフォームローンを利用して外壁塗装工事費用を支払う方法もあります。リフォームローンは、自分で金融機関に相談して組んだり、施工業者の提携ローンを使って組んだりすることができます。

 

利息がかかるため支払い総額は現金払いよりも多くかかってしまいますが、外壁塗装工事の資金が用意できなくても工事ができるという点がメリットです。リフォームローンを利用する場合、審査や書類の手続きに手間と時間がかかるため、利用する場合は早めに準備を進めておきましょう。

 

また、今の住宅をローンで購入しているなら、契約した金融期間でリフォームローンを追加で組めるかどうか相談してみましょう。金利優遇制度が利用できる可能性もあります。

財形貯蓄

財形貯蓄とは、働いている会社が行っている給与から天引きされる積立預金のことです。この制度を導入している企業の従業員で、55歳未満ならこの貯蓄を使用して、外壁塗装工事費用の支払いができる可能性があります。ただし、財形貯蓄を利用する場合、条件が決められています。

 

  • 工事費用が75万円を超える
  • リフォーム後の住宅に勤労者本人が住居する
  • リフォーム後の床面積が50㎡以上ある
  • 居住用以外リフォームをする場合、居住部分の工事費用が全体の1/2以上である

 

この条件を満たしているかどうかで、財形貯蓄の利用を検討しましょう。

外壁塗装の支払いはローンって使える?

外壁塗装工事の支払いは、ローンを利用できます。ローン会社は公的融資と民間融資の2種類です。また、ローンには有担保ローンと無担保ローンの2種類があります。

 

公的融資とは、公共機関が貸し出す住宅ローンのことです。住宅金融支援機構や財形住宅融資、自治体住宅融資など公的な金融機関が取り扱っている融資です。低金利で長期融資ができますが、審査条件が厳しく、施工金額の8割までしか借りれません。

 

民間有融資は都市銀行や地方銀行、信用金庫などの民間機関が取り扱っているローンのことをいいます。公的融資よりも条件がゆるく、限度額内であれば施工料金を全額借りれますが、金利が高い点がデメリットです。

 

有担保ローンは、担保が必要なローンのことで低金利で高額融資が可能です。ただし、手続きが複雑で手数料などの費用が発生します。

 

対して無担保ローンは担保不要で、手続きが簡単ですが、高金利で融資可能額が少ないというデメリットがあります。

外壁塗装で火災保険って使えるの?

外壁塗装工事で火災保険を使うためには、以下の条件を満たしている必要があります。

 

  • 災害によって破損した
  • 損害から3年経過していない
  • 補修費用が免責金額よりも高い

 

それぞれの内容について詳しく説明していきます。

災害によって破損した

台風などの自然災害によって外壁が損害を受けた場合、火災保険が適用される可能性があります。加入時の補償内容によっては洪水や高潮、物体飛来や落下なども補償対象内です。

 

ただし、地震による損害は、地震保険でなければ適用されないため注意しましょう。

損害から3年経過していない

火災保険による補償を受けるためには、損害から3年するまでに申請を行う必要があります。例えば「5年前の台風による外壁の損傷を直したい」というケースは適用されないため注意してください。

 

ちなみに、すでに自費で外壁塗装を行っていても、3年以内であれば保険金の申請が可能です。ただしその場合は、工事の請求書などを提示する必要があります。

補修費用が免責金額よりも高い

免責金額とは、補償を受ける時に加入者が負担する金額のことです。工事費用が50万円で免責金額が20万円の場合、受け取れる保険金は30万円になります。免責金額は火災保険加入時に、契約者が決めます。火災保険加入時の免責金額や自己負担額はいくらになっているか確認してみましょう。

外壁塗装で補助金って使えるの?

お住まいの自治体によっては補助金や助成金の利用が可能です。例えば、断熱性能を高めるために外壁塗装をする場合、「省エネのための住宅改修補助」が受けられる可能性があります。

 

家の断熱性能が高まると、外気の影響を受けにくくなり、冷暖房効率を高めることができます。夏は涼しく、冬は暖かい家になり、省エネ性能も高まるということです。冷暖房効率が高まると、電気代の節約にもなります。

 

また、自治体によっては、耐震のための外壁塗装や景観整備のための外壁塗装、中古物件や空き家活用のための外壁塗装など様々な補助金・助成金制度が利用できる可能性があります。まずはお住まいの自治体に、利用できる補助金・助成金はあるか確認してみましょう。

外壁塗装の見積りはすぐ出せる?

外壁塗装の見積もりを出すためには、まず業者に外壁の状態を診断してもらう必要があります。外壁の劣化状態を診断するには1時間程度かかることが一般的です。その後、塗装業者は診断結果と計算した塗装面積を元に見積もりを作成するため、診断後すぐに見積もりが受け取れるというわけではありません。

 

むしろ診断後、その場で見積もりを作成する業者には要注意です。外壁塗装費用を出すためには、塗装面積を計算しなければなりません。塗装面積は目視で計算、図面を書いて手計算、CADを使って計算するなど様々な方法があります。

 

その場で一目見ただけでだいたいの金額を提示してくる場合、どんぶり勘定である可能性が非常に高いです。そのため、その場で100万円かかると言われても、実際に工事が始まると診断で見逃した部分の補修で追加費用がかかるなんてこともあります。

 

正確な金額を出してもらうためにも、時間がかかってでもCADなどのソフトを使って見積もりを出してもらうようにしましょう。外壁塗装の見積もりは最短で1日〜1週間程度かかりますので、現場での劣化診断後は少し待ってみるようにしてください。

外壁塗装は相見積もりしたほうがいいの?

外壁塗装では複数業者で相見積もりをとることをおすすめします。相見積もりすることで、より安い業者に塗装工事の依頼ができます。また、複数業者で金額を比較することで、自分の家の塗装工事にどのくらいの費用がかかるのか目安を知ることも可能です。

 

また1社に複数の見積もりパターンを提示してもらうのも良いでしょう。例えば、耐久性の高い塗料の見積もりと一般的な耐久性の塗料の見積もりなど、異なる条件での見積もりを確認したい場合、1社に複数パターンを用意してもらうのもおすすめです。

 

外壁塗装工事は、一括見積もりサイトもありますが、利用する場合には注意が必要な点があります。一括見積もりサイトに登録して、複数業者に見積もり依頼すると、しつこい営業を受ける可能性があるからです。また、全ての塗装業者がその一括査定サイトに登録しているわけではないため、自分に合った塗装業者が必ず見つかるわけでもありません。

 

一括見積もりサイトを利用する場合は、自分の電話番号を登録しなくても良いサイトを探すなどリスク回避できるサイトを使うことをおすすめします。

外壁塗装で見積りしたら契約しないといけない?

業者に見積もりを取ったからといって必ずしも契約しなければならないわけではありません。複数業者に見積もりを依頼して、比較検討をする場合もあるからです。様々な業者の見積もりを比較検討し、見積もりしたけど契約しない業者には、お断りの連絡をして、自分に合った業者とのみ契約するようにしましょう。

外壁塗装では追加費用は発生する?

外壁塗装工事において、追加費用が発生することは基本的にはありません。優良業者であれば、工事中に追加費用が発生するような現場調査や見積もり提示をすることはないからです。

 

現場調査で劣化状態をしっかりと診断し、費用がかかる項目や塗装する箇所をしっかりとチェックし、塗装面積を割り出して計算しているので、それ以上の金額が必要になることはありません。ただし、次のケースでは追加費用がかかることがあります。

 

  • 契約後にお客様から追加工事を依頼した場合
  • 契約時点では発見できない箇所を修繕する場合
  • 足場設置後に発見した破損を修繕する場合
  • お客様都合で色や塗料を変更する場合

 

上記のような場合だと、契約後に追加費用がかかってきます。

外壁塗装で不良工事が起こった時の保証は何がある?

外壁塗装では、施工不良があった場合に受けられる保証が主に2つあります。

 

  • 自社保証
  • 団体または組合の保証

 

2つの保証について詳しく見ていきましょう。

自社保証

塗装業者が独自で保証するサービスのことを自社保証といいます。業者によって保証内容が異なるため、契約前にしっかりと確認する必要があります。

団体または組合の保証

団体または組合の保証とは、塗装業者が加入している団体や組合が保証するサービスのことです。これは、外壁塗装を行った業者が倒産してしまったり、何らかの理由で保証できなかったりする場合に利用できる保証になります。保証内容は加盟する団体や組合ごとに異なります。こちらも、契約前に確認しておきましょう。

 

外壁塗装の基礎系でよくある質問

外壁塗装工事の基本知識に関する質問を見ていきましょう。

外壁塗装はなんのためにやる?

外壁塗装の目的は主に2つあります。

 

  • 家の美観を保つため
  • 家を守るため

 

それぞれの目的について詳しく解説していきます。

家の美観を保つため

新築時は美しい外観も、年月が経過すると雨風や紫外線の影響で汚れたり、ひび割れたりします。外壁塗装工事を行うことで、新築時のような美しい外観を取り戻すことが可能です。

また、新築時とは違う色で塗り直せば家の雰囲気も変えられます。

家を守るため

外壁の防水機能を高めることで、家そのものを守ることにも繋がります。外壁の塗装の防水機能が失われた状態のままだと、外壁にヒビが入り、その隙間から雨水が建物内部に浸入してしまい、雨漏りが発生する可能性が高くなります。雨漏りは室内環境に影響が出るだけでなく、家の躯体を腐食させる可能性もあり非常に危険です。家そのものの寿命も縮めてしまいかねないため、外壁塗装を行って家を守る必要があります。

外壁塗装と張り替えはどっちがいい?

外壁塗装と外壁の張り替えを比較した時、費用を安く抑えられるのは外壁塗装です。しかし、外壁の劣化状況によっては外壁塗装だけでは補修できない場合もあります。外壁塗装にするか張り替え工事にするかは、外壁や家の状態に合わせて適切な工事を選ばなければなりません。

 

例えば、塗装の土台となる外壁材が大きくひび割れていたり欠けたりして、コーキングなどでは補修できない場合、外壁を張り替えなければなりません。また、外壁リフォームには、カバー工法もあります。カバー工法とは、既存外壁の上に新しい外壁材を施工する方法で、張り替えよりも安く費用を抑えられます。ただし、既存外壁が劣化している場合、下地の補修が必要になるのでカバー工法ができません。

また、カバー工法は外壁が二重になって重量が上がるため、耐震性が落ちます。耐震性を考慮するなら張り替え工事が良いでしょう。外壁塗装・張り替え・カバー工法と、様々な方法で外壁のメンテナンスができますが、定期的に外壁塗装によるメンテナンスをすることが最も費用を抑えられる方法です。

外壁塗装は何年に1回やるべき?

外壁塗装は10年に1回が目安です。外壁の表面の塗膜が劣化し始める時期でもあるので、10年を1つの目安とするとわかりやすいでしょう。ただし、前回の外壁塗装で使った塗料によっては、10年経過する前に塗装工事が必要な場合もあります。反対に耐久年数の高い塗料を使っていれば20年以上塗料が必要ないケースもあります。

どんな症状が出たら外壁塗装やるべき?

外壁塗装が必要な劣化症状には以下のようなものがあります。

 

  • ひび割れ
  • 色褪せ
  • チョーキング現象(外壁を手で触ると粉状のものが付着する状態)
  • 塗膜の剥がれ
  • さびの発生
  • カビ・藻・コケの発生

 

これらの症状は新築から10年程度経過した頃に出てきます。特にひび割れは放置すると、雨漏りの原因になるため、発見次第早めに業者に相談しましょう。

外壁塗装ではどんな工事をする?

外壁塗装工事は以下の流れで行われます。

 

  1. 近隣住民の工事の挨拶をする
  2. 現場を確認する
  3. 足場を設置する
  4. 外壁表面を高圧洗浄する
  5. 下地の処理をする
  6. 塗装しない部分を養生する
  7. 下塗りをする
  8. 中塗り・上塗りをする
  9. 完了検査
  10. 足場を解体する

 

以上の流れで工事が行われます。

 

高圧洗浄は、塗装する面に付着したほこり汚れ、苔、剥がれかけた塗膜などを取り除く作業です。この作業をしっかりと行うことで、外壁塗装の仕上がりに違いが出てきます。汚れが残っていると塗料が付着しにくくなったり、剥がれてしまうため、丁寧に時間をかけて洗浄が行われます。

 

下地処理も重要な工程です。下地処理がしっかりと行われていないと、上から塗料を塗っても綺麗には仕上がらず、場合によっては早い段階で劣化症状が現れてしまうこともあります。劣化箇所が多い場合、下地処理に時間がかかることもあります。

 

塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの準備で塗料を塗り重ねていきます。下塗りは、下地と仕上げの中塗り・上塗りを密着させるために塗られる工程です。均一な厚みになるように丁寧に塗装が進められていきます。

外壁塗装工事は何日かかる?

外壁塗装工事にかかる日数はだいたい7〜14日前後です。それぞれの工程にかかる日数は以下の通りになります。

 

  1. 近隣住民の工事の挨拶をする
  2. 現場を確認する
  3. 足場を設置する 1日程度
  4. 外壁表面を高圧洗浄する 3日程度
  5. 下地の処理をする 1日程度(劣化状態がひどい場合は2〜3日程度かかる)
  6. 塗装しない部分を養生する 1日程度
  7. 下塗りをする 1日程度
  8. 中塗り・上塗りをする 2日程度
  9. 完了検査 1日程度
  10. 足場を解体する 1日程度

 

雨など天候不良が続くと、作業が中断されてしまうため、この日数よりも時間がかかる場合もあります。工事を少しでも短くしたい場合、以下の2つの手段をとることができます。

 

  • 作業員や職人の人数を増やす
  • 塗装が乾きやすい春や秋に塗装する

 

ただし、作業員や職人の人数を増やすとその分費用が高くなります。塗装業者が抱えている他の工事との兼ね合いもあり、簡単に職人の人数を増やせるわけでもありません。

 

また、塗装が乾きやすい春・秋は、繁忙期でもあるため、塗装工事の予約が埋まりやすく、費用も高くなりやすいです。そのため、なかなか希望の日程で塗装工事をしてもらえない可能性もあります。

外壁塗装はDIYでもできる?

外壁塗装はDIYすることも可能です。DIYすることで、費用を安く抑えられ、自分の好きなタイミングで塗装できます。

 

しかし、外壁塗装工事は高所作業が必要になるため危険が伴います。また、外壁の劣化状態によっては素人では処理できない場合もあるでしょう。塗装に失敗して、塗り直さなければならない可能性もあり、その分費用が余計にかかることもあります。

 

DIYをすることは可能ですが、道具の準備や高所作業の危険性など様々なリスクが伴うため、不安な場合は塗装業者に依頼する方が安心です。

外壁塗装やるなら季節はいつがいい?

外壁塗装をするなら、天候の安定する春・秋がおすすめです。塗料の乾きも早いので、短い工期で塗装工事をしてもらえます。ただし、この時期は塗装業者も繁忙期になるため、自分の希望のスケジュールで塗装工事をお願いできない可能性があります。

 

梅雨時期や夏・冬などは閑散期なので、希望のスケジュールで塗装工事ができる可能性が高いです。また、閑散期は外壁費用を通常よりも安くしてもらえる可能性があります。ただし、天候不良によって工事が中断されたり、塗装が乾きにくくて工期が長くなるなどのデメリットもあるため、それぞれのメリット・デメリットを考慮した上で塗装時期を決めましょう。

外壁の素材を変えることはできる?

例えば、モルタルからサイディングに変えたい場合、張り替え工事を利用して外壁の素材を変えることができます。また、サイディングやALCでも張り替え・カバー工法によって外壁の素材を変えられます。外壁をタイルに変更することも可能ですが、費用がかなり高額です。

外壁の素材を変えた場合にどのくらいの費用がかかるか、見積もりを出してもらって決めると良いでしょう。

既存の外壁塗料と同じものを塗らないといけない?

外壁塗装では、既存の外壁塗料と同じものを塗らないといけないわけではありません。既存の外壁からイメージチェンジをしたい場合、全く異なる色の塗料を使うこともあります。

 

元々は1色の外壁を、ツートンに変えることも可能です。自分が希望する外壁の色に変えられるので、外観を一新できます。

外壁塗装のケレン作業ってなに?

ケレン作業とは、トタンや屋根などの鉄部分の塗装をする前に汚れや錆を落とす作業のことです。塗料の密着度を高めるための作業として重要な作業になってきます。ケレン作業は、鉄部分以外に木部にも行われることがあります。塗料の密着性がよくなるように、表面にあえて凹凸の傷をつけることもあるのです。

外壁塗装は高圧洗浄って必要?

外壁塗装工事では、高圧洗浄は絶対に必要な作業です。高圧洗浄をせずに塗装すると、以下のような問題点が発生する可能性が高まります。

 

  • 塗料がうまく付着しない
  • 塗りムラができる
  • 外壁塗装が綺麗に仕上がらない など

 

塗装直後は綺麗に仕上がったように見えても、高圧洗浄をせずに塗装すると塗料と外壁材の密着が弱くなるため、塗装してから1年以内に塗膜が剥がれるなど施工不良が生じる可能性もあります。

 

塗料を長持ちさせるためにも、高圧洗浄は必ずすべきです。

 

外壁塗装の塗料系でよくある質問

外壁塗装の塗料についての質問を見ていきましょう。

塗料はどんな種類がある?

外壁塗料にはいくつか種類があります。

 

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • シリコン塗料
  • フッ素塗料
  • ラジカル塗料
  • セラミック塗料
  • 光触媒塗料
  • 無機塗料
  • ナノテク塗料

 

それぞれによって耐用年数や耐久性が異なります。

塗料それぞれどんな機能がある?

機能とともに、それぞれの塗料の特徴や耐用年数、費用相場を見ていきましょう。

アクリル塗料

塗料の主成分がアクリル樹脂の塗料を、アクリル塗料といいます。軽量で重ね塗りがしやすく、調理家電や自動車の上塗りでよく使用されています。

 

最も安価な塗料で耐用年数が3〜8年程度です。そのためすぐに塗り直しをしなければならず、最近では外壁塗装で使われることがほとんどありません。費用相場は、1㎡あたり1,000〜1,800円程度で、最も低価格で設定されています。

ウレタン塗料

ウレタン樹脂が主成分のウレタン塗料は、柔らかい素材で密着性に優れています。モルタルや鉄、アルミ、コンクリートの外壁とも相性が良く、弾力がありゴムのように伸縮します。

剥がれにくくて硬度があり、耐用年数は5〜10年程度です。費用相場は1㎡あたり1,700〜2,500円程度になります。

シリコン塗料

シリコン樹脂でできているシリコン塗料は、耐久性・耐水性が高い塗料です。耐用年数も7〜15年と比較的長く、費用相場は1㎡あたり2,300〜3,500円程度と手頃な価格で使えるので人気の高い塗料の1つでもあります。

フッ素塗料

フッ素樹脂を使用したフッ素塗料は、耐熱性・耐寒性が高い塗料です。あらゆる気候に対応でき、耐用年数も12〜20年と長いです。1㎡あたり3,500〜5,000円とやや高額のため、施工面積の狭い屋根の塗装によく使われます。

 

酸性雨や紫外線に強く、汚れが付着しても雨で流れ落ちるので長い期間メンテナンスをしないで済みます。そのため、陸橋や鉄塔、高層ビルなどの塗装でよく使われているようです。

ラジカル塗料

ラジカル塗料は、チョーキング現象の発生を抑えるために開発された塗料です。主成分として使われている高耐候酸化チタンや光安定剤は、塗膜の劣化・変色を予防します。耐用年数は8〜16年程度で、費用相場は1㎡あたり2,200〜4,000円程度です。

セラミック塗料

セラミック塗料は、断熱・遮熱性が高く、低汚染性機能がある塗料です。陶磁器の材料に吹き付けると石材調のデザインにもできます。耐用年数はだいたい10〜20年で、費用相場は1㎡あたり2,300〜4,500円です。

 

セラミック塗料の代表格である商品「ガイナ」だと、3,500〜4,500円程度かかりますが、断熱・遮熱性に優れています。ただし、石材調にしたい場合、施工時に手間がかかるため、1㎡あたり5,000〜14,000円程度のコストが必要です。

光触媒塗料

太陽光から放出される紫外線によって化学反応を起こして、壁面についた汚れを分解する「光触媒塗料」は、雨水を利用して汚れを自然に洗い流してくれます。現在主流な塗料の中では最も高額で、1㎡3,500〜5,500円程度です。耐用年数は10〜20年程度と比較的長いです。

無機塗料

無機塗料は、成分に無機物を多く含むため劣化が遅く寿命が長いという特徴があります。耐用年数は25〜30年と長く、費用相場は1㎡3,500〜5,000円程度です。

ナノテク塗料

ナノテク塗料は、アクリルシリコン樹脂が配合された水性塗料の1種です。CO2削減による地球温暖化の抑制だけでなく、シックハウス対策にも有効です。燃えにくい素材なので、防火性・防カビ性が高いという特徴もあります。耐用年数は15〜10年程度で、1㎡あたり2,300〜4,500円程度の費用相場です。

塗装のメーカーはどれがいい?

おすすめの塗料メーカーを3つご紹介します。

 

  • 株式会社アステックペイント
  • 日本ペイント株式会社
  • エスケー化研株式会社
  • 関西ペイント株式会社

 

4つのメーカーについて見ていきましょう。

株式会社アステックペイント

三輪塗装では、アステックペイントジャパンの取り扱いが岐阜県でNo1の会社です。ほとんどの外壁塗装では、アステックペイントの塗料を使用しています。アステックペイントの塗料は、国産なので、高品質でありながらも、遮熱性や高耐候性が高く、低価格なので、一番おすすめできるメーカーです。

日本ペイント株式会社

日本ペイントは、塗料業界全体での国内売上高とシェア率が高い大手塗料メーカーです。代表商品には、遮熱性が高く、防カビ・防藻の効果、透湿性にも優れている「水性サーモアイウォールF」、世界で初めて開発されたラジカル塗料「パーフェクトトップ」などがあります。パーフェクトトップは、塗膜の劣化原因であるラジカルを制御しやすくなるため、耐久性が高くて人気です。

エスケー化研株式会社

エスケー化研は、建築仕上げ塗材に限ると国内シェアNo. 1の大手塗料メーカーです。代表商品にはシリコン樹脂系の水性塗料「エスケープレミアムシリコン」があります。耐久性・耐候性が高く、耐用年数が14〜16年程度と長めです。

関西ペイント株式会社

関西ペイントは、国内大手メーカーのひとつで、バイオ関連製品や電子材料関連製品の製造・販売も行っています。代表商品は「アレスダイナミックTOP」です。特定の添付剤を混ぜることで雨でも塗装が可能とされる画期的な塗料です。天候に左右されにくくなるため、工期の延長によって生活に支障が出ることも少なくなります。

塗料はペットや赤ちゃんに害はない?

ペットや赤ちゃんがいるからといって、塗装ができないというわけではありません。健康に害する問題はないので、安心しましょう。

 

ただ、工事中に発生するにおいや騒音などがペットや赤ちゃんにとってはストレスに感じてしまう場合があります。また、塗料を舐めてしまうと体調不良やアレルギーを引き起こしたり、最悪の場合だと命を落としてしまう可能性もあります。塗りたての外壁にペットや赤ちゃんが触ったり舐めたりしないように注意しましょう。

 

外壁塗装の色選び系でよくある質問

外壁塗装の色選びの際の選び方について見ていきましょう。

外壁はどんな色にすればいい?

外壁塗装では好きな色を選べますが、色選びを間違えてしまうと、最悪の場合塗り直しをしなければならなくなります。

 

色選びでは、次の手順で選ぶと良いでしょう。

 

  1. 近隣の家と調和させるか、自分の家を目立たせるかを決める
  2. 家族でどんな色にしたいかイメージする
  3. イメージに合う色を、大きめの色見本で色を確認する
  4. 室内だけでなく、太陽光の下で朝・昼・夜で色の見え方を確認する
  5. 人気の色や流行りの色もチェックする
  6. カラーシミュレーションをしたり、試し塗りをしてみる

 

特に色見本をみる際には、できるだけ大きめの見本を用意してもらいましょう。色は、面積によって見え方が違ってきます。小さい見本では気に入った色でも、外壁に塗って広い範囲で見たときに「思っていた色と違う」ということになりかねません。また、室内の蛍光灯で見る色の雰囲気と、太陽光の下で見る色の雰囲気は全く異なるため、必ず外に出て確認もしましょう。

外壁塗装でなんの色が人気?

最も人気の高い色は、ベージュ・白・ブラウン・グレー・クリーム・黒などのナチュラルカラーやダークカラーです。次に人気がある色は、グリーン・ブルー・ピンク・ネイビー・イエロー・赤などの鮮やかな色です。どんな雰囲気にしたいかによって選ぶ色は変わってきます。奇抜な色にすると近隣から浮いてしまうため、選ぶ際は慎重に考えるようにしましょう。

外壁の汚れが目立ちにくい色は?

汚れが目立ちにくい色は、薄いグレーやベージュ、アイボリー、ブラウンなどです。コケを目立たせたくないなら、薄いグリーンもおすすめします。外壁の汚れの原因となるカビ・コケ・砂ぼこりはグレーなどの中間色が多いため、これらの汚れと差が少ない淡い色や落ち着いた色だと汚れが目立ちにくくなります。

 

外壁塗装の困りごと系でよくある質問

外壁塗装の困りごとについての質問に回答していきます。

外壁塗装の工事中は不便になることある?

外壁塗装は、職人が家の周りで作業するため生活環境が普段と変わってしまうことがよくあります。だからといってお客様が住めないほど、生活しにくい環境というわけではありませんが、次のような注意点があります。

 

  • 足場を組まれて養生シートをつけるため室内に太陽の光が入りづらくなる
  • 塗装中は窓を閉めなければならず室内の換気がしづらくなる
  • 洗濯物が外で干せない日がある
  • 一時的にエアコンが使えなくなる可能性がある

 

様々な不便が発生するため、事前にどのように生活するかを考えておきましょう。

外壁塗装の工事中のニオイは?

外壁塗装中はどうしてもニオイが発生します。また、人によって感じるニオイの強さにも違いがあるでしょう。ニオイには、次のような対策を取りましょう。

 

  • 塗装中はマスクをする
  • 換気したり、外に向かって扇風機を回したりする
  • 塗装中は別のところに住む
  • ニオイに配慮した塗料を使う

 

ニオイに配慮した塗料には、次のような塗料があります。

 

  • F☆☆☆☆塗料

(エコフラット70、エコホルスF4、ガイナ、シリコンフレックスなど)

  • 匂い付き塗料

(ハナコレクション100水性など)

  • 自然塗料

(オスモカラー、リボス、バトン、ユーロなど)

 

塗料を選ぶ際に、ニオイ対策ができる塗料を選ぶのもおすすめです。

外壁塗装工事中植栽や駐車場の車が心配

工事中の作業は、職人が植栽や車に塗料が飛び散らないように配慮しながら行ってくれます。しかし、それでも心配な場合は植物や車を移動させたり、養生をするなどの対策を取りましょう。

 

また、足場の設置や洗浄、足場解体のタイミングは、自宅に車を駐車できない可能性が高いです。このとき、自宅に停めている車を他の場所に移動させないといけません。事前に駐車できる場所を確保しておくようにしましょう。

外壁塗装工事の前にご近所への挨拶は?

外壁塗装の際に、ご近所への挨拶は必要です。事前に塗装業者と一緒に挨拶回りをしましょう。依頼主も一緒に行くことで、相手に好印象を与えられます。もし挨拶回りをせずに工事を開始すると、トラブルになるケースもあります。

 

例えば、塗料のニオイや飛散、工事車両の出入りなどで近隣住民や通行人の迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。ご近所とのトラブルに発展すると、その後の生活もしづらいものになります。安心して暮らすためにも、近隣挨拶は必ず行ってください。

外壁塗装工事中は近所迷惑になる?

工事車両の出入り、足場の組み立て時の騒音、塗料のにおいなどでご近所に迷惑をかけてしまう恐れがあります。ご近所に配慮した工事をしなければトラブルが発生する恐れもあるでしょう。

 

トラブルにならないためにも、事前に業者と一緒に挨拶回りをして、工事によってご迷惑をおかけすることを伝えましょう。そして、業者には細心の注意を払って工事をしてもらうようにしてください。

外壁塗装工事中は家にいないけど大丈夫?

工事中は家を留守にしても問題ありません。ただし、次のタイミングの際は家にいる必要があります。

 

  • 足場設置前の現場確認
  • 完了検査

 

現場確認では、勝手に動かされたくないものや大事に扱って欲しいものがあれば、立ち会い時にそのことを伝える必要があります。また、完了検査時は塗り残しや汚れなどをチェックするために立ち会わなければなりません。

外壁塗装工事中は職人が家の中にはいることはある?

外壁塗装工事は、通常外で行う工事のため、家に入る必要はありません。ただし、一部特殊な作業をする場合、家に入ることもあるでしょう。例えば、外壁に接している窓枠や外壁の一部を保護するためにシートを貼る場合もあります。

 

作業の状況によって家の中に職人が入るかどうかは変わってくるので、事前に打ち合わせで確認しておきましょう。

外壁塗装でよくトラブルになることはある?

外壁塗装はときにトラブルに発展することもあります。例えば、次のようなトラブルがあります。

 

  • 完成した外壁の色がイメージと違った
  • すぐに塗装面が剥がれてしまった
  • 植栽や車に塗料がついている
  • 洗浄の際に室内に水が入ってきた 
  • 近隣から騒音のクレームが来た など

 

また、塗装業者の中には悪質な業者もいるため、そのような業者と契約してしまうと次のようなトラブルになることもあります。

 

  • 見積もりの内容を説明してくれない
  • 不安を煽られて契約してしまった
  • 工事後に追加費用を請求された
  • 業者が倒産してしまった など

 

もし契約してしまった業者が悪徳な業者の場合、速やかに契約解除をするなど対処しましょう。訪問販売であれば契約書を受けとってから8日以内であればクーリング・オフも使えます。他にも国民生活センターなどに相談し、適切な対処をしてください。

 

それでも対処ができない場合は、弁護士に相談する手もありますが、費用がかかってくるためこれは最終手段としましょう。

外壁塗装で工事中に職人へのお菓子やお茶出しは必要?

外壁塗装中は特に職人へのお菓子やお茶出しは必要ありません。もしお茶出しをするなら、休憩時間帯を狙って出すようにしましょう。よくある休憩時間は午前10時、正午、15時頃ですが、その日の作業内容や天候によって時間が変わることもあります。職人が休憩しているのを確認してからお茶出しをするようにしてください。

 

「休憩いかがでしょうか?」とお客様から声をかけるのはやめるようにしましょう。途中で止められない作業をしている場合もあります。気遣いが職人の作業の邪魔になってしまう可能性もあるので、職人のタイミングに合わせるようにしてください。

 

外壁塗装の業者選び系でよくある質問

最後に外壁塗装業者の選び方に関する質問に答えていきます。

三輪塗装の施工エリア対象はどこ?

三輪塗装は、岐阜県関市を中心に各務原市、美濃加茂市、美濃市、富加市、坂祝市、岐阜市などが施工対象エリアになります。その他、愛知県犬山市や岐阜県加茂郡などでの施工実績もあるので、対象エリア外でも一度ご相談いただけましたら幸いです。

外壁塗装で信頼できる会社をどうやって見つける?

信頼できる会社を選ぶためには、次のポイントを意識しましょう。

 

  • 複数業者で相見積もりを取って相場を知る
  • ホームページで施工実績を確認する
  • 営業マンの対応をチェックする
  • 質問をたくさんして具体的に答えてくれるか確認する
  • 資格や許可を持っているかホームページでチェックする
  • アフターフォローや保証内容を確かめる

 

業者の中には、悪質な業者もいるのでホームページを確認したり、口コミを見るなどしてその会社の評判を確かめてみましょう。施工実績の多い会社はその分経験も豊富なので、信頼できるといえます。また、見積もりや工事に対して詳しく説明してくれる業者も信頼できるといえるでしょう。しっかりと見極めてください。

外壁塗装の見積りはどこを見ればいい?

見積もりで見るべきポイントは次の6つです。

 

  • 塗装面積や塗料の数量が明確に書かれているか
  • 塗料の種類が名前が書かれているか
  • 屋根や外壁は3回塗りになっているか
  • 工程に合わせて項目が全て書かれているか
  • 足場仮設の項目があるか
  • 付帯工事の内容は書かれているか

 

外壁塗装工事で必要なすべての工程が見積もりに書かれているか確かめましょう。「外壁塗装工事一式 〇〇円」だと、何が含まれているのかわからないため、後から追加費用を請求される恐れもあります。

 

塗装面積や塗料の数量など、見積もりの根拠となる数字がすべて書かれているのかを確かめ、含まれていない場合や不明点があれば契約前にすべて質問しましょう。

 

見積もり内容をしっかりと確認することで、必要のない工事を項目から外したり、塗料のグレードを下げたりして、費用を抑えることもできます。業者に任せきりにせずに、しっかりと自分でも内容を確かめることは、費用の節約にもつながるということです。

外壁塗装の一括見積りサイトやポータルサイト使っても大丈夫?

一括見積もりやポータルサイトを使えば、一度に複数の業者に見積もり依頼ができるのでとても便利です。ただし、サイトによっては電話番号などを記載しなければならず、見積もり依頼後にしつこく営業電話がかかってくる恐れがあります。また、見積もり金額に紹介手数料を上乗せされることもあるため、通常よりも外壁塗装工事が高くなってしまうということもあるようです。

 

一括見積もりサイトやポータルサイトも、質の良いサイトを選ばなければなりません。なぜなら、業者間でのお客様の取り合いをするシステムなので、安い見積もりで契約して質の悪い工事をされる可能性もあるからです。デメリットを踏まえた上で、一括見積もりサイトやポータルサイトの利用を検討しましょう。

 

まとめ

外壁塗装に関するよくある質問に回答しました。これまでの質問を参考に、外壁塗装工事を検討してみてください。

 

三輪塗装では、工事の質はもちろんのこと、厳しい社員教育を受け身だしなみやマナーを徹底、現場の整理整頓など工事以外のことも徹底的に品質を高めた岐阜県関市の塗装会社です。確かな実績もあり、地域のお客様に長年愛されています。

 

お客様の声や施工事例などをホームページでご紹介しているので、合わせてみてみてください。岐阜県関市周辺で外壁塗装工事を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。無料相談も実施中です。

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