外壁塗装の防水工事が重要な理由を解説!工事の種類もお伝えします
「なぜ外壁塗装の防水工事が重要なの?」
「防水工事をするタイミングを知りたい!」
「防水工事の相場がわからない…」
あなたは上記のような疑問や不安をお持ちではないでしょうか。外壁や屋根は常に雨風や紫外線にさらされているため、劣化が進みやすい場所です。防水機能が低下すると、外壁にひび割れや塗装の色褪せが発生し、最悪の場合は塗装の剥がれや雨漏りを引き起こします。外壁塗装の防水工事は、住宅の見た目を綺麗に保つだけでなく、外壁の劣化を防ぐ重要な役割を持っています。
しかし、防水工事の必要なタイミングや費用の相場がわからず、工事を行うか迷っている方もいると思います。そこで本記事では、外壁塗装の防水工事を考えているあなたに向けて、防水工事の重要性や工事の種類、費用の相場について詳しく解説していきます。
目次
外壁塗装の防水工事が重要な理由
外壁塗装の防水工事は、雨水の浸入を防いだり、住宅の耐久性を向上させたりするために必要です。
なぜなら、外壁は雨風や紫外線にさらされているからです。外壁の防水機能が低下すると、外壁からの雨漏りやカビ・コケの発生など、様々な問題を引き起こします。
そのため、防水工事は外壁の劣化を防ぐために必要な工事と言えます。ここでは、外壁塗装における防水工事が重要な理由を3つに分けて解説していきます。
雨水の浸入を防ぐ
外壁塗装の防水工事の最も重要な役割は、雨水の浸入を防ぐことです。外壁は常に雨風や紫外線にさらされているため、経年劣化による防水機能の低下は避けられません。
防水機能が低下した外壁は水分を吸収しやすくなり、カビやコケが発生しやすい環境となります。ひび割れがある状態だと、雨水が内部に浸入しやすくなり、建物内部が腐食するリスクも高まります。
防水工事によって、外壁の防水機能を回復させ、雨水の浸入を防げます。建物内部の劣化も食い止められるので、住宅の寿命を延ばすことができます。
住宅の耐久性を向上させる
防水工事は、外壁のひび割れや色褪せといった劣化を防ぐために欠かせません。適切な防水処理を施すことで、外壁材の劣化を抑え、住宅全体の耐久性を高められます。
これにより、住宅の寿命を延ばすだけでなく、資産価値の維持にも繋がります。さらに、外観の美しさを長く保つことも可能になります。
メンテナンスの費用を抑えられる
外壁塗装の防水工事は、外壁の劣化を防げるため、メンテナンス費用を節約できます。紫外線や雨風による外壁の経年劣化は避けられませんが、防水工事によって劣化の抑制が可能です。
定期的なメンテナンスの頻度を減らせるため、メンテナンスや補修にかかる費用を抑えられます。長期的に見れば、大掛かりな修理や補修工事が不要になり、コストの削減に繋がります。防水工事は初期費用こそかかりますが、将来的な補修費用を抑えるメリットがある工事だと言えるでしょう。
防水機能の低下を確認する方法
外壁の劣化を防ぐためには、防水機能が低下していないか定期的なチェックが欠かせません。防水機能の低下を確認する方法は、主に以下の3つになります。
- 目視で外壁の状態を確認する
- 外壁を手で触ってみる
- 外壁に水をかけてみる
目視で外壁の状態を確認する
防水機能の低下を確認する上で最も簡単な方法は、目視でのチェックです。外壁を直接確認することで、以下のような劣化の兆候を見つけられます。
- 外壁のひび割れ
- シーリング材のひび割れ
- 外壁塗装の色褪せや剥がれ
外壁のひび割れや塗装の色褪せは、経年劣化のサインです。外壁塗装に使用される塗料には耐用年数があり、一般的に10〜15年が目安とされています。耐用年数を超えると、色褪せが目立つようになり、最悪の場合は塗装が剥がれ落ちてしまいます。
外壁にひび割れが見られる場合も要注意です。特に目地部分のシーリング材は、紫外線や温度変化の影響で劣化が進みやすく、ひび割れや剥がれが起きると雨水が浸入しやすくなります。
外壁を手で触ってみる
外壁に触れて白い粉が手に付く場合は、「チョーキング現象」と呼ばれる劣化が起きています。チョーキング現象とは、外壁塗装の顔料が劣化して発生する現象のことです。紫外線や雨風の影響を受けやすい場所で起こります。
たとえば、日当たりの良い南側の外壁や西日の当たる外壁は、チョーキング現象が発生しやすいです。そのため、日当たりの良い場所は重点的にチェックするようにしましょう。
外壁に水をかけてみる
防水機能が低下している外壁は、水に濡れると変色が起きやすくなります。変色が起きるのは「チョーキング現象」が原因です。雨の日に外壁の様子を観察するか、直接水をかけて確認してみましょう。
乾燥後の色が均一でない場合は、チョーキングが進行している可能性が高いです。チョーキングを放置すると、外壁のひび割れや塗装の色褪せなどの劣化症状が発生します。ひび割れが起きると、雨水が住宅内部に浸入しやすくなり、雨漏りが発生する恐れもあります。
外壁塗装の防水工事をするタイミング
外壁塗装の防水工事をするタイミングは、主に以下の3つになります。
- 外壁に劣化の症状が見られたとき
- 塗装から10年が経過している
- ベランダの防水工事と同時に行う
防水工事を検討されている方は、上記のタイミングに合っているか確認してみましょう。
外壁に劣化の症状が見られたとき
外壁は常に雨風にさらされているため、経年劣化は避けられません。劣化が進むと、以下のような症状が現れます。
- 外壁のひび割れ
- チョーキング現象(外壁に触れると白い粉が付く)
- カビやコケの発生
- 外壁塗装の色褪せ
- 外壁塗装の剥がれ
劣化症状を放置すると、住宅の中まで劣化が進行する恐れがあります。防水工事だけでは対応できず、内部の補修も必要になります。補修費用も高額になってしまうため、劣化症状を見つけたら、早めの対策が重要です。
塗装から10年以上が経過している
新築または前回の塗装から10年以上経過している場合は、防水工事を検討するタイミングです。一般的に外壁塗装の耐用年数は10年程度とされています。新築の戸建て住宅でよく使用される「シリコン塗料」の耐用年数は10〜15年程度です。
つまり、10年以上経過すると防水機能が低下している可能性があり、劣化症状も発生しやすくなります。
ベランダの防水工事と同時に行う
外壁塗装の防水工事は、ベランダの防水工事と同時に行うのがおすすめです。なぜなら、ベランダの防水機能も10〜15年程度で低下するからです。
メリットとして、以下の3つがあります。
- 工事期間を短縮できる
- 足場の設置費用を抑えられる
- 外観の統一感を出せる
足場の設置費用は住宅の大きさにもよりますが、相場は15〜30万円ほどです。外壁塗装の防水工事と同時に行うと、費用の節約に繋がります。また、外観の統一感を出せるため、住宅の美観と機能性を向上できます。ベランダ防水について詳しく知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。
べランタやバルコニー の防水工事にいくらかかる?費用相場や費用を抑える方法を解説!
https://www.p-miwa.co.jp/miwatube_column/121762.html
外壁塗装防水工事の種類
外壁塗装の防水工事は、場所ごとに適切な方法を選ばないといけません。以下の5つ方法から、状況にあわせて防水工事を行っていきます。
- 外壁の防水塗装
- シーリング工事
- 塩ビシート防水
- ウレタン防水
- FRP防水
外壁の防水塗装
外壁の防水塗装は、防水機能の高い弾性塗料を使用して外壁を保護する工事です。弾性塗料は、外壁のひび割れに合わせて伸び縮みする性質があります。外壁にひび割れが発生しても塗膜自体は割れにくく、雨水の浸入を効果的に防げるため、住宅内部の劣化も食い止められます。
ヘアクラックのような小さなひび割れには有効ですが、大きなひび割れへの補修には不向きです。
シーリング工事
シーリング工事は、外壁の継ぎ目や隙間、ひび割れなど、雨水が浸入しやすい部分にシーリング材を充填する工事のことです。シーリング材はボンドのような材料で、高い柔軟性を持ち、ひび割れが起きにくいという特徴があります。
シーリング工事によって、長期間にわたって防水機能の維持に繋がります。ただし、シーリング材は紫外線に弱く、劣化が進むとシーリング材自体にひび割れや剥がれが発生してしまいます。
外壁塗装と組み合わせて施工すると、シーリング材を紫外線から守ることができるため、劣化の進行を防げます。
塩ビシート防水
塩ビシート防水は、塩化ビニル樹脂を原料とした防水シートを使用する工法です。屋上やベランダ・バルコニーなど、広範囲の施工に適しています。塩ビシート防水は接着剤や専用のディスクを使用して下地に貼り付けます。防水シートは軽量で、柔軟性があり扱いやすいうえに、施工が比較的容易なので、工事期間も短縮に繋がります。
また、シートの表面が滑らかで汚れが付きにくいため、メンテナンス方法も簡単です。シートの接合部分は接着剤で密閉できるため、綱ぎ目ができにくく、水の浸入を防げます。
ですが、下地が平らでないと浮きが発生しやすく、隙間や剥がれが発生する場合もあります。
ウレタン防水
ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗布して防水層を形成します。ローラーやハケで塗布できるため、凹凸のある場所でも施工が可能です。
ウレタン防水の特徴は、高い柔軟性と伸縮性にあります。地震が発生した際も建物の動きに追従するため、防水層のひび割れが起きにくいです。
紫外線に弱いため、劣化が進行してくるとトップコートの再塗装が必要です。また、湿度にも弱く、乾燥が不十分になるとうまく密着せず、防水機能の低下に繋がります。
FRP防水
FRP防水は、ガラス繊維で強化されたプラスチックを使用する工法です。金属よりも軽量でありながら、同等の強度を持ち、耐久性に優れているのが特徴です。
衝撃や摩耗に強く、人の出入りが多いベランダやバルコニーなどに使用されます。長期間にわたって防水機能を維持できるため、頻繁なメンテナンスが不要です。
ただし、FRP防水は伸び縮みしにくい性質があるため、ひび割れが起きやすい傾向があります。紫外線に弱いため、トップコートで表面を保護しないといけません。
外壁塗装の防水工事にかかる費用相場
防水工事の費用相場を種類ごとに分けると以下のとおりになります。
防水工事の種類 | 費用相場 |
外壁の防水塗装 | 6,000~7,000円 |
シーリング工事 | 500~1200円/m |
塩ビシート防水 | 4,000~7,000円/㎡ |
ウレタン防水 | 5,000~7,500円/㎡ |
FRP防水 | 5,000~7,000円/㎡ |
実際の費用は施工業者や住宅の状況によって異なります。費用の相場を把握するには、相見積りがおすすめです。
見積もりを3社ほど取ると、担当者の対応も比較でき、信頼できる業者を見つけやすくなります。安心して工事を依頼するためにも、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
外壁の防水塗装の相場
外壁の防水塗装は、防水機能の高い弾性塗料を使用します。費用の相場は、1㎡あたり6,000〜7,000円ほどです。
一般的な外壁塗装の塗料と比較すると、以下のようになります。
塗料の種類 | 費用(1㎡あたり) |
弾性塗料 | 6,000〜7,000円 |
アクリル塗料 | 1,000〜1,800円 |
ウレタン塗料 | 1,500〜2,500円 |
シリコン塗料 | 2,000〜3,500円 |
フッ素塗料 | 3,500〜4,800円 |
防水機能を重視した場合、通常の塗料と比べて2〜6倍ほど高額になります。
シーリング工事の相場
シーリング工事は、「打ち換え工事」と「打ち増し工事」の2種類あります。工事の内容と費用の相場は以下のとおりです。
工法 | 工事内容 | 費用(1mあたり) |
打ち替え工事 | 古いシーリングを撤去してから新設する | 900~1,200円 |
打ち増し工事 | 既存のシーリングの上から重ねる | 500~900円 |
打ち増し工事に比べて、既存シーリングを撤去する手間があるため、打ち替え工事は若干高くなります。
塩ビシート防水の相場
塩ビシート防水の全体的な相場は1㎡あたり4,000〜7,000円です。工事には「接着工法」と「機械固定工法」の2種類あり、それぞれの費用は以下のとおりになります。
工法 | 工事内容 | 費用(1㎡あたり) |
接着工法 | 接着剤でシートを貼り付ける | 4,500~5,000円 |
機械固定工法 | 固定ディスクを使用して、下地に固定する | 5,500~7,000円 |
ウレタン防水の相場
ウレタン防水の全体的な相場は1㎡あたり5,000〜7,500円になります。「密着工法」と「通気緩衝工法」の2種類あり、それぞれの費用相場は以下のとおりです。
工法 | 工事内容 | 費用(1㎡あたり) |
密着工法 | 下地に直接ウレタン樹脂を塗布する | 5,000~6,000円 |
通気緩衝工法 | 下地と防水層の間に空気層を作る | 6,000~7,500円 |
FRP防水の相場
FRP防水の相場は、1㎡あたり5,000〜7,500円になります。塩ビシート防水より若干高めで、ウレタン防水と同じぐらいの費用が必要です。
外壁塗装による防水工事の事例紹介
ここでは、外壁塗装による防水工事の事例を紹介します。
岐阜県関市力山 ベランダ防水工事 ウレタン防水 通気緩衝工法
https://www.p-miwa.co.jp/sekou/122651.html
before | after |
- リフォーム内容:防水工事
- リフォーム期間:12日間
工事前の状態を確認すると、ベランダは劣化が進行していました。防水機能が低下しているため、今回はウレタン防水工事を行いました。まずは下地処理から開始し、脱基盤を取り付けていきます。自着シートとジョイントテープを貼り付け、ローラーで圧着します。シーリング材で端部処理をしてから、ウレタン塗膜を2層に分けて丁寧に塗布します。トップコートを塗布し、防水工事は完了です。
工事前と比べるとベランダ全体が綺麗になり、防水機能を取り戻すことができました。
岐阜県関市 外壁塗装 ベランダ防水 棟鋼板塗装
https://www.p-miwa.co.jp/sekou/123342.html
before | after |
- リフォーム内容:外壁塗装
- メーカー:アステックペイント
- 材料:超低汚染リファイン2000Si-IR
- リフォーム期間:44日間
外壁には塗り替えの目安となるチョーキング現象が発生していました。さらに、ヘアークラックやコケも見られるため、外壁塗装とあわせてベランダの防水工事も行いました。ケレン作業後、高圧洗浄で汚れを洗い流していきます。洗浄後は、外壁塗装で下塗りを1回、上塗りを2回施工します。
ベランダの防水工事では、下地との密着性を高めるため、プライマーを丁寧に塗布します。自着シートを貼り付け、シーリング材を充填していきました。シーリングをならしたら、ウレタン塗膜は2層に分けて塗布します。
最後に、トップコートを塗布してベランダの防水工事も完了です。外壁塗装とベランダ防水工事によって、住宅の美観が改善され、防水機能を向上することができました。
岐阜県関市 店舗併用住宅 外装リフォーム工事
https://www.p-miwa.co.jp/sekou/121094.html
before | after |
- リフォーム内容:外壁塗装
- メーカー:アステックペイント
- 材料:プラチナEC コート5000EX
- リフォーム期間:44日間
こちらの住宅は、外壁だけでなく目地部分にもひび割れが見られました。また、ベランダの劣化も見られるため、外壁塗装とベランダ防水工事を同時に行いました。塗装前は、高圧洗浄機を使用して外壁の汚れを洗い流します。洗浄後に、外壁塗装を開始。下塗りを1回・上塗りを2回行いました。
ベランダの防水工事では下地処理を行い、プライマーを塗布しています。脱基盤を取り付け、自着シートをローラーで圧着します。シーリング材の充填と立ち上がり部分の補強も丁寧に行います。
最後に、ウレタン塗膜を1層目、2層目と重ねて塗布し、仕上げにトップコートを施工しました。
まとめ
今回は外壁塗装の防水工事について解説しました。本記事の内容を簡単にまとめると、以下のとおりになります。
- 外壁塗装の防水機能が低下すると、外壁から雨漏りが起きたり、カビやコケが発生したりする。
- 防水機能の低下を確認するには、目視や外壁を手で触ってみるのが有効。
- 外壁塗装の防水工事のタイミングは、新築もしくは塗装後から10〜15年ほど。
- ベランダの防水機能も10〜15年ほどで低下するため、同時に行うと費用を抑えられる。
経年劣化によって、外壁塗装の防水機能が下がってしまうのは避けられません。塗料の耐用年数を超えていると、防水機能が維持できなくなり、外壁のひび割れや雨漏りに繋がります。新築または再塗装から10~15年ほど経過しているなら、防水工事を検討しましょう。定期的なメンテナンスを行うことでよりお家が長持ちしますので、外壁や屋根をよく確認してみてください。
三輪塗装では、外壁に関するご相談や診断、お見積もりを無料でお受けいたします。お電話だけでなく、WEBでのお問い合わせにも対応している会社ですので、お気軽にご連絡ください。